千葉市緑区で棟瓦のゆがみから棟瓦取り直し工事のご提案
更新日:2017年05月02日
千葉市緑区で築年数の経過から屋根の点検をご希望されているお客様よりご連絡をいただき点検にお伺いしました。
築20年が経過したお住まいでは、何件か飛び込み業者などが自宅に訪れ屋根のことを指摘するので不安を感じていたとのことです。

さっそく屋根の点検に入ります。大きな劣化などは見られませんが、棟瓦に大きな歪みが見られます。
一部で漆喰の塗り増しが行われているようでしたが、もともとの下地が傷んでしまっているようでその上から漆喰を塗り増してしまっていましたのであまり効果が無いように思えます。
また、一部で漆喰が劣化しはがれて屋根に落ちてしまっているものもありました。大きな被害が出る前にずれてしまった棟瓦を正常な位置に戻してあげるのが良いと思います。

棟瓦取り直し工事は棟瓦を一度すべて降ろし、下地や漆喰を整えた後に漆喰を詰め、改めて既存の棟瓦を積んでいく工事となります。
棟が大きく曲がってしまっている場合の原因として下地の漆喰の固定力が弱くなってしまっていることが原因となることが多いです。
また、棟が歪んでしまい固定力が弱くなってしまうと地震や強風の際に崩れてしまうこともありますので、日ごろからメンテナンスを心がけたい部位のひとつです。
実際に東日本大震災の際には、千葉市緑区でも瓦が屋根から落ちてきてしまったとお問い合わせをいただきお住まいにお伺いすると、地震の揺れから棟瓦が倒壊してしまっている状態を多く見ました。
瓦の屋根からの落下は思わぬ2次災害につながる可能性があります。

ここで疑問なのが、なぜ漆喰が屋根に使われているのか?というのは気になるところですね。
漆喰が利用され始めたのははるか昔の奈良時代からといわれます。現代の技術であれば、もっと屋根に適した建材があっても良さそうですが、なぜ瓦屋根に漆喰なのでしょうか?
まず、瓦屋根の漆喰の役割としては下地に棟土と呼ばれる土が使われています。土ですので水分を含めば泥となり、屋根から流れ落ちてしまいます。
そこで、漆喰を詰めて泥が流れ出るのを防いでいるのです。
漆喰は水分を吸収しますが、溶けて流れてしまうということはありませんのでカバーするにはぴったりな建材です。
しかし、それであれば現在ならセメントなどでもよいのではないか?と思われる方も多いかと思います。セメントの場合、水分の浸入を防ぐという意味ではカバー力に優れて良いかもしれませんが、
お住まいが木造住宅である場合、湿気は上へ上へと溜まっていきます。最終的には屋根の梁や棟木に湿気が吸収されます。
漆喰は通気性の良い建材になりますので、湿気を外に逃がすことも可能ですが、セメントのようにぴっちり蓋をしてしまうと湿気や空気の逃げ道がなくなってしまいます。
木材は乾燥していたほど強い建材となりますので、湿気を充分に逃がし切れず木材が湿気を大量に吸ってしまうとお住まいの劣化速度を速めてしまうのです。
日本の建築は凄い!と驚かれる外国人の方も多いのですが、こうした工法も日本文化だと言えるでしょう。
こうした漆喰の効果をあまり理解せずに工事を進めてしまうと屋根工事の失敗に繋がります。
当店では棟瓦取り直し工事、漆喰工事も承っておりますのでお気軽に0120-989-742までご相談ください。
記事内に記載されている金額は2017年05月02日時点での費用となります。
街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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千葉市緑区ではたくさんのお客様にご依頼をいただいております!
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