横浜市港南区|スレート屋根に後付け雪止めの設置工事
【お問い合わせのきっかけ】
ビフォーアフター
2023年2月10日、神奈川県横浜市でも雪が降りました。大雪注意報が発令され、神奈川県では実際に一面が白くなるほどの積雪になった地域もありました。
実は、雪止めの設置が最も有効な地域は降雪が多すぎず、年間に数度積雪のある地域であるということはご存知でしょうか。
今回ご紹介させていただくのは、お客様所有のアパートの雪止め設置依頼の施工例です。年々、今まで積雪が無かった地域でも積雪が起こるといった不思議な気象が増加しています。そんな中で今まで雪止めが付いていなかった住宅にも雪止め設置や、元々ついている住宅でも更に頑丈な雪止めに取替やネットの取付等ご相談は多く頂いております。
積雪によって、自宅に問題が無かったとしても隣家に向かって落雪したりと近隣トラブルに繋がりかねません。雪が降る前に、また来年の冬に備えて少し考えてみましょう!
雪止めの設置です。勾配は4寸程度でしょうか?緩勾配であれば雪は落ちないだろうという考えは大きな間違いです。緩勾配だからこそ、雪の積雪量が多く、地面に落雪する量も一気に多くなります。つまり、雪を止めるか、雪を定期的に下す対策をしない限り中々、危険な勾配になりえます。雪止めの設置をお勧めする地域は、中途半端な降雪がある所です。
近隣住宅が近い、軒の下に樹木やカーポートがある際は設置をお勧め致します。降雪が多くなり、大量の落雪があった時に、軒下のものは破損する可能性があります。人が通っていれば骨折もしくは窒息死させるほどの衝撃がありますので雪の怖さを把握する必要があります。
東北地方等は降雪が大変多い為、雪止めの設置を行いません。雪下ろしの為に雪止めが邪魔になって雪下ろしが面倒になるからです。また降雪量の重みで雪止めが薬に立たない可能性がある為、設置したとしても機能を発揮するとは限りません。
雪止めの設置方法は2つあります。まずは新築時に設置する事です。特に今まで一度でも降雪があった地域に関しては、それ程費用としても高くはない為屋根工事の際に取り付けることをお勧め致します。設置していないことで建築後に隣家の方から「雪止めを設置してください」と言われるケースもあります。隣家のカーポートが近い等の条件が被れば当然でしょう。
もう一つは後付け雪止めの設置です。スレートでも瓦でも金属屋根材でも後付けの雪止めは存在します。市販でも購入は可能ですが、軒から40~80㎝離れた場所に取り付けますのでDIY程度とお考えされている方は大変危険です。また急勾配の場合は雪止めを必要とする住宅は少なくなりますが、それでも必要と感じる場合は足場の仮設が必要となりますので雪止め設置のほかに足場代15~20万円程がかかるかもしれません。
ちなみに何故40~80㎝離すのかというと、軒天の分、屋根の面積は広くなっています。軒のギリギリに取り付けた場合、雪の重みで軒天が破損する可能性がありますので必ず外壁の上に取り付けます。
スレート屋根の場合、雪止め金具の出っ張りをスレートに引っ掛けるように取り付けます。スレートにヒビが入っている場合はそのまま割る可能性がありますので、場所を変えて設置していきます。
瓦の場合、雪止め瓦という形状の瓦があります。輪の様に作られた瓦を一直線上に並べることで雪止めの役割を果たします。瓦に金具の取付も可能ですが、雪止め瓦は差し替えるだけですので非常に簡単な施工です。金属屋根材の場合でもアングルを取り付けたりして雪止めの設置は可能です。
ここまで雪止めのメリットと設置方法を紹介してきましたが、デメリットが存在します。スレートの場合は金具は金属です。つまり経年劣化によって錆びてしまいます。屋根にもらい錆を与えたり、腐食して落下したりとメンテナンスと必要に応じての交換もしくは塗装補修をしないと問題が出てきてしまいます。またあまりに降雪が続くと住宅全体に負担をかけてしまいます。まとめての落雪を避けるために設置したにも関わらず、住宅に負荷をかけてしまいますので、設置数と本当にその地域で雪止めが必要なのかを判断する必要があります。
記事内に記載されている金額は2023年02月24日時点での費用となります。
街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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【工事完了後】
横浜市港南区での雪止め設置完了です。地域によっても設置の判断は難しいかと思いますが、神奈川県全域で近年、降雪・落雪が多く見受けられます。新築時にも建築後にも設置をお勧め致します。
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