千葉県君津市 大型建築物 工場の雨漏りを屋根カバーで解消、雨樋交換、外壁塗装
【お問い合わせのきっかけ】
ビフォーアフター
【点検の様子】
大きい建物は点検にかける時間も必然的に長くなります。
こちらが今回、工事を行う工場の外観です。写真では分かりづらいと思いますが、かなりの大きさです(左写真)。その入り口のシャッターを収納する部分ですが、錆びて穴が開いてしまっています。 | ||
屋根の様子です。ところどころ白くなっているのは表面の塗装が剥げている部分です。近づいて見てみますと、剥げている部分は下地が完全に露出しています。 | ||
屋根材をしっかり固定するための補強アングルの部分です(左写真)。こちらにも塗装の剥がれが見られます。屋根の端の部分にも塗装の剥がれが見られます(右写真)。分かりづらいでしょうが、この直下に設置されているのが雨樋です。淵が一直線ではなく、変形しています。 | ||
1階部分の屋根です。全面的にサビが浸食し、屋根一面が錆色になっています。大屋根から欠けて落下してきた屋根材もありました(右写真)。大屋根も、1階部分の屋根も限界に来ているといっていいでしょう。 | ||
屋根材を固定している釘に浮きが発生しています。浮いた部分が完全にサビているので、長い年月が経っているようです。屋根材と屋根材の合わせ目には隙間も発生していました。 | ||
交換のご依頼があった雨樋を点検していきます。破損し、外れてしまった雨樋が転がっていました(左写真)。右写真は破損した部分をテープで補修したようです。水が通る部分なので、テープなどでの補修ではすぐダメになってしまいます。 | ||
破損した雨樋が溝に落ちていました。何か物悲しい風景です(左写真)。別の部分では雨樋の留め金を固定していたネジがなくなってしまったらしく、釘で代用していました。こういった部分も一新したいと思います。 | ||
外壁の様子です。もともとは真っ白な建物だったのでしょうが、至るところに汚れと色褪せが見られます。土埃による薄茶、色褪せによるグレー、外壁材を固定しているボルトからの錆色と各汚れには様々な理由があります。 | ||
外壁には庇を支える棒が取り付けられているのですが… 見る者を不安にさせるサビが広がっています。サビが表面的なものと分かっていても、この下では安心して働けません。 | ||
ボルトのサビが雨水で流れてしまい、外壁を汚しています。表面の塗膜には無数のヒビも見られます(左写真)。こちらでは外壁を固定しているボルトがなくなっていました。表面のヒビが酷く、手でこするとボロボロと落ちてしまう状態です(右写真)。 | ||
窓枠も傷みが酷い状態です。水切れが悪い下の部分にサビが広がっています。窓ガラスにはヒビも入っています。普通のガラスとは違い、砕け散るタイプではないようですが、交換したいと思います。 | ||
【養生】
雨漏りの原因となっている部分に応急処置をします。
屋根材を固定しているボルトとその近辺から雨水が浸入しているようなのでコーキングで防ぎます。そのボルトにワイヤーを固定しているところがありました。このボルトはあくまでも屋根材を固定するものですので、こうした使用には不向きです。一般的なお住まいでこのような方法で太陽光パネルを固定し、雨漏りに繋がった例もあります。 | ||
屋根材が欠けて完全に穴が開いてしまった部分を塞いで、コーキングします(左写真)。小さな穴にもコーキングしておきます。 | ||
広範囲に渡って屋根材が傷んでいる部分はシートを被せて雨漏りを塞ぎます。シートが動かないようボルトや木材などで固定します(左写真)。シートと屋根の間から雨水が浸入しないよう、ここもコーキングで塞ぎます(右写真)。 | ||
【足場の架設】
足場を架設し、周りをメッシュシートで囲みます。
土地が狭かったり、建物が大きいと足場の架設に工夫が必要な場合もあります。今回の場合は敷地は充分にあるのですが、大きな庇がネックとなりました。波板に穴を開け、足場を通すことで解決します(右写真)。もちろん、工事が終了したら、新しい波板へ交換します。 | ||
足場を組み立て終わりましたら、周りをメッシュシートで被います。これで工事に入れるようになりました。やはり一般的な家屋より大きくて、迫力がありますね。 | ||
【屋根カバー工法 大屋根部分】
これまでの屋根の上に新しい屋根を被せるのが屋根カバー工法です。
一般的な住宅の場合、屋根カバー工法の際には棟板金や雪止めといった出っ張った部分を撤去します。工場の場合も同じで出っ張った部分、屋根材を固定しているボルトをサンダーでカットしていきます。 | ||
左写真はボルトの飛び出ている部分をカットしたところです。屋根カバーの前に雨漏りしていた部分もしっかりと直しておきます(右写真)。 | ||
傷んだ部分は切って取り除いてしまいます。その部分に合うように屋根材を加工し、取り付けたら修復は完了です。屋根カバーをした後ではこういった部分の修復を行うのはほぼ不可能ですので、その前に不具合は徹底的に取り除いておきます。 | ||
今回は一般的な住宅とは違い、工場ですので防水紙は敷設せず、そのまま新しい屋根材を設置していきます。屋根カバー工法では屋根が二重になるため、屋根の重量が増してしまいます。そのため、軽い金属の屋根材を使うのが一般的です。 | ||
新しい屋根材の取り付けが終わりましたら、棟板金を設置します。棟板金の中には中央の継ぎ目の部分に雨水が浸入してこないよう、防水性のあるスポンジを取り付けます。 これで屋根カバー工法は完了です。雨漏りとは無縁の屋根に生まれ変わりました。 |
||
【屋根カバー工法 1階部分】
1階部分の屋根も屋根カバー工法を施工します。
1階部分の屋根もカバー工法を施工しました。こちらは降雨にプラスして外壁を伝ってくる雨水もあります。受ける雨量が多いので、リスクを考えて防水紙を敷設した上で、カバー工法を行っております。 | ||
【雨樋交換】
工場全体の雨樋を交換します。
これまでの雨樋とそれを固定していた受け金具を外していきます(左写真)。工場なので取り外す量もかなりのものに上ります(右写真)。 | ||
新しい雨樋とそれを固定する受け金具を設置していきます。雨水が滞留しないよう、うまく排水できる勾配をつけ、取り付けていきます。左は大屋根部分、右は庇部分の設置の様子です。 | ||
庇部分(左写真)も、大屋根部分(右写真)も、新しい雨樋になりました。普段は目立ちませんが、雨樋は屋根の雨水を集め、排水するという大切な役割を担っています。たまには点検してあげましょう。 | ||
【外壁塗装】
大きい建物なので今回は吹き付け塗装を行いました。
外壁塗装の前に高圧洗浄を行い、汚れや古い塗膜を落とします。汚れていた外壁も高圧洗浄を続けていくうちにキレイになっていきます。右写真では濡れているので輝きが戻ったように見えます(乾くと色褪せが目立つようになります)。 | ||
左写真は下塗りの様子です。今回は吹き付け塗装を行いましたので、この写真では塗っている様子が伝わってこないと思いますが… 中塗りと重ね塗りを行っていきますと確実に外壁はキレイになっていきます。 | ||
上塗りの様子です。錆による着色、汚れによる変色、経年による色褪せと様々な色をしていた外壁が白一色になっていきます。外壁がキレイになっていく様子は何度見ても楽しいですね。 | ||
外壁塗装が完了しました。左写真では夕日を受けて暖色に見える外壁が何とも言えません。「一仕事終えた」という感じがします。 見る者を不安にさせるサビが広がっていた庇を支える棒も錆を取り、塗装してました。これで安心感を得ることができます。 |
||
【細部の塗装と工事】
窓枠なども塗装しました。
割れていたガラスを交換します。砕けるタイプではないので危険性は少ないのですが、美観上も防犯上もよろしくありません。窓枠の緩衝材を外して付け替えます。 | ||
サビが出たり、汚れたりしているので窓枠も塗装します。清掃後、塗料がついてはいけない部分を養生して(左写真)、刷毛で塗っていきます(右写真)。 | ||
窓枠の塗装も完了しました。外壁と同じ白にしたので、清潔感が出ています。 | ||
鳥や小動物が軒先に入り込んで巣を作らないよう、鳥除けネットを設置します。鳥の糞には塗装を傷める成分が含まれているので、このように鳥除けネットを設置するだけでも、塗装の寿命を延ばすことができます。 | ||
【工事完了後】
外壁塗装と屋根カバー工法で外周りを刷新しました。外壁は塗膜のひび割れと剥がれ、屋根は雨漏りとトラブルを抱えていたのが嘘のようです。工場で働く人達も快適になったと思います。付近に住む人達の好感度も上がったのではないでしょうか。この後、街の屋根やさんではアフターサービスとして定期点検に訪れ、最適なメンテナンス方法やその時期をアドバイスします。長い付き合いになると思いますので、よろしくお願い申し上げます。 | ||
工場や倉庫といった大型の建物の場合、メンテナンス担当者になっても「どこに頼んだら分からない」という方も多いのではないでしょうか。私たちは屋根の専門家です。一般的なお住まいから大きなビル・工場まで、あらゆる建物の、どんな屋根にも対応いたします。どんな屋根でも点検・調査は無料です。お気軽にご相談ください。 |
記事内に記載されている金額は2018年10月31日時点での費用となります。
街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
そのほかの料金プランはこちらからご確認いただけます。
君津市ではたくさんのお客様にご依頼をいただいております!
関連動画をチェック!
【屋根カバー工法】塗装で解決できない不具合はカバー工法で解決!【街の外壁塗装やさん】
今回の記事で登場した工事やお住まいのトラブルに関連する動画をご紹介します!
こちらの動画では、工事の内容やお住まいのトラブルの対処方法などをより詳しく説明しています。
お役立ち情報が満載ですのでぜひご覧になってみてください。
このページに関連するコンテンツをご紹介