千葉県佐倉市 屋根カバー工法で雨漏り解消 お部屋の雨染みを塗装でリフレッシュ
【お問い合わせのきっかけ】
ビフォーアフター
基本情報
- 施工内容:屋根カバー工法 足場 室内塗装
- 施工期間:11日
- 築年数:20年以上
- 平米数:110.8㎡
- 使用材料:屋根:横暖ルーフきわみ 室内:エコエース,エコフラット60
【点検の様子】
雨漏りしているということなので、室内を点検させてもらいます。
O様のおっしゃっていたとおり、天井に大きな雨染みができていました。それぞれ違う部屋の天井です。また、違う部屋でも小さな雨染みを発見しました。天井が白いだけに不気味ですし、目立ちます。
屋根は以前、補修してもらったそうですが、様々なところに問題が見られます。まず左写真のスレートの割れです。補修してありますが、これだけ凹んでいると下の防水紙を傷つけている可能性があります。強風に煽られ続けたためか、棟板金が浮き、隙間ができています(右写真)。
スレートとスレートの隙間がコーキングで塞がれていました(左写真)。これは雨水の流れを止めてしまうため、絶対やってはならない施工です。行き場を失った雨水は毛細管現象などにより、内側へ浸入してきます。上からビスで棟板金を固定するのもやってはならない施工です。横に打つ場合と較べて、雨水が入りやすくなるからです(右写真)。
スレートとスレートが重なる部分が縁切りされていません(左写真)。この部分に雨水や水蒸気の通り道となる適切な隙間を作ることを縁切りといいます。雨水や水蒸気をスムースに排水できませんと、家屋内部へ浸入するリスクもそれだけ高まります。スレートとスレートの隙間が広すぎます(右写真)。コーキングで埋めてありますが、適切な補修ではありません。
【屋根カバー工法】
これまでの屋根の上に屋根を被せる屋根カバー工法で雨漏りを止めます。
屋根の上に屋根を被せ、二重の屋根にするのが屋根カバー工法です。葺き替えと較べて、廃材がほとんどでませんので、処理費がほぼかかりません。屋根カバー工法で不要となるのは棟板金と雪止めなので撤去し、清掃を行います。
防水紙をこれまでの屋根の上に敷き詰めていきます。今回は強固な粘着力と防水効果を発揮する「タディスセルフ」を使用しました。屋根の採光部や換気口の部分はその形状に合わせて防水紙をカットし、貼り合せていきます。
屋根カバー工法は屋根が二重になるため、どうしてもその重量が増してしまいます。軽いほうが地震時に有利なので、屋根材の中でも軽量の金属製のものを使います。「横暖ルーフきわみ」はガルバリウム鋼板ができており、軽くて錆に強いのが特徴です。
右写真のように横暖ルーフきわみはビス止めで固定します。瓦のようにずれることもありませんし、強風時でも安心です。
どんな屋根であっても、屋根材は下から上へと重ねて配置していくのが基本です。これは雨水の流れを考えてのことです。横暖ルーフきわみの設置が完了しました。
横暖ルーフきわみの設置が終わりましたら、貫板を棟の部分に取りつけます。この貫板を固定し、両再度にに防水スポンジを貼り付けます。ここに棟板金を固定したら、屋根カバー工事は完了となります。
1階屋根もカバー工法で二重屋根にします。壁と屋根の境目は雨漏りの原因となりやすい部分なので、貫板と防水スポンジでしっかり処理をします(左写真)。これでここから雨水が浸入することもなくなります。
【室内塗装】
雨染みのある天井を塗装します。
これからは雨漏りしないと分かっていても、天井の雨染みは気持ちの良いものではありません。塗装して、雨染みを消してしまいましょう。まずは養生からです。塗る部分だけを残して、室内全体をビニールで覆っていきます。
今回は、塗る部屋が3つあり、そのうち一つは天井が違っていたので2種類の塗料を用意しました。水性エコエース、エコフラット60とも非常に匂いが少なく、揮発性有機化合物をほとんど出さないので室内塗装にお勧めです。まずは雨染みの部分から塗装していきます。まだ薄っすらと雨染みの跡が見えますが、重ね塗りすれば完全に分からなくなります。
柄の長いローラーで塗っていきます(左写真)。これまでの天井よりも明るい色になりましたので、慣れるまでは少々違和感があると思います。天井の大きな雨染みもすっかり分からなくなりました。これで室内塗装も完了です。
【工事完了後】
これまでの屋根を解体することなく、その上に屋根を被せるカバー工法はほとんど廃材が出ません。廃材処理費がほとんどかかりませんので、その分、オトクになります。また、屋根が二重になるので、断熱性も増します。ただし、施工できる屋根が限られています。一般的に瓦屋根には不向きですので、他の方法をお勧めすることになります。また、下地の傷みが酷い場合には施工できませんので、葺き替えなどをお勧めすることになります。街の屋根やさんでは屋根の種類と状況によって、最も適した工事をご提案しています。
今回は雨染みの目立った天井も塗装しました。雨漏り補修をしたならば、室内の雨漏り跡もクロスの張り替えや塗装で綺麗にすることをお勧めします。これは気分や美観の問題だけではありません。補修後、別の箇所から雨漏りした場合、雨染みのあるままの天井や壁では目立たないので、間違いなく発見が遅れます。発見が遅れるというこは、その分重症化してしまいます。
雨漏りを直せても、雨染みを直せないなんて片手落ちです。街の屋根やさんでは雨染みの染み抜き、室内の塗装、天井や壁紙の張替えなども施工しております。点検、調査、お見積もり、ご相談、全て無料ですので、お気軽にお問い合わせください。
記事内に記載されている金額は2019年02月09日時点での費用となります。
街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
そのほかの料金プランはこちらからご確認いただけます。
工事を行なったお客様のご感想をご紹介いたします
工事前アンケート
- リフォームを検討したきっかけは何ですか?どんなことで悩まれていましたか?
- この数年の間に天井の雨漏りの跡が広がってきた。業者(建築)は築後20年だから止むを得ないとの回答。依頼した点検の報告に納得できず対応を考えていた
- 弊社をどのように探しましたか?
- 業者から派遣されてくる屋根工事の下請け担当者に託してよいのか疑問があり、信頼できる専門業者を探していた
- 弊社を知りすぐにお問合せ頂けましたか?もし悩まれたとしたらどんなことがご不安でしたか?
- インターネットで検索していたが、施工事例から2社を検討
- 何が決め手となり弊社にお問い合わせ頂きましたか?
- 佐倉市の具体的な工事実績
- 実際に弊社担当者がお伺いしていかがでしたか?
- 対象屋根の内外の点検を熱心に実施され、その結果をわかりやすく専門的に説明頂き、お願いしたいと思った
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