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雨漏りを防ぐために重要な防水紙について
更新日:2015年7月17日
屋根、と言えばやはり目に見える瓦屋根、スレート、金属屋根のなどの屋根材を連想させますが、忘れてはいけない素材のひとつに防水紙があげられます。
屋根材の役割として、傾斜によって雨水を滑り台のように流す役割を持っているため直接雨を侵入させないといことがあげられますが、どうしても屋根材の隙間から雨水の侵入を許してしまいます。
この、隙間から侵入してきた雨から住宅を守るのが防水紙の役目です。防水紙がないと、雨水は野地板に吸収され水分を含み、経年により蓄積された水分が雨漏りを引き起こします。
実のところ、屋根からの雨漏りはこの防水紙の痛みが原因とされるものが多いのです。雨漏りのご相談を頂き、点検に伺った際に屋根を調査してみると屋根材事態はまったく痛みがないのにもかかわらず、防水紙が内部で傷んでいたので雨漏りを引き起こしていた。という事例もあります。
防水紙が傷み、野地板まで雨水が侵入してしまった場合、野地板を新たに設置しなければなりません。稀にですが、業者が野地板の痛みを見抜けずに塗装工事を行い、屋根塗装を行ったばかりなのに雨漏りが発生してしまったという事例もあります。
雨水を受け止める最後の砦として、防水紙を張り替える際は隙間が出来ないように、端の部分は重なるように敷設していきます。防水紙はタッカー(ホチキスのような道具)でしっかりと固定していきます。
こうして綺麗に張り揃えられた防水紙の上に屋根材が葺かれていきます。
普段視認することが出来ないために、あまり重要な役割を果たしていない様に感じてしまう方が多いのですが、雨水から住宅を守る大切な役割を持っているだけに決しておろそかにはできない部分です。
少しでもおかしいなと思うことがありましたら、お気軽に0120-989-742までご相談ください。
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