更新日:2016年6月19日
沖縄の奄美地方では昨年よりも18日早い梅雨明けを迎えたとのニュースを見かけました。関東地方ではまだまだ雨が多く、湿気の多い空気が漂っていますね。
早めに梅雨明けを迎えてほしいものです。
さて、梅雨時期に多いご相談として雨漏りがあげられますが、もうひとつご相談として多い工事に雨樋の破損が上げられます。
大雨の際に雨樋から水が溢れている。雨樋が脱落してしまい困っているなど様々なご相談が寄せられます。屋根同様に雨樋にも種類があり各部に名称がありますが、こちらは屋根以上にわからないといった方が多いのではないでしょうか?
そこで本日は、雨樋の種類と名称についてご紹介したいと思います。
1、雨樋の種類について
雨樋には主に3種類のタイプがあります。
まずは、【半円型】と呼ばれる昔からあるスタンダードな雨樋になります。築年数が古いお住まいではほとんどが、この【半円型】と呼ばれる雨どいを使用されているのではないかと思います。
形状が単純なため比較的安価である場合が多いかと思われます※材質により価格は前後します。
現在の主流として扱われているのが【角型】になります。半円型に比べて水の流れを多く確保できるため、大雨の際にも水が溢れにくいといったメリットがあります。
取り付けも【半円型】と比べるとしっかりしているので脱落しにくく、現在の新築などにはこちらの【角型】を取り付ける住宅が増えているようです。
上記のほかに特殊型と呼ばれる雨どいがあります。こちらは降雪量が多い東北地方などに多く見られます。雪かきの際に雨樋を傷めないように特殊な作りになっています。
2雨樋の名称について
雨樋にも各部に名称がついています。お住まいの雨樋についてどこに異常があるかを屋根やさんに伝えることが出来れば、スムーズな点検に入れるかもしれません。
まず、皆さんが真っ先に思い浮かべる雨樋といえば屋根の軒下に伸びる【軒樋】ではないでしょうか?
軒樋から集めてきた水を【集水器】で【たて樋】へと排水します。雨樋をよく見てみると、【たて樋】は外壁に合わせてカーブがかかってはいないでしょうか?このカーブを【エルボ】と呼びます。
また、雨樋の終点部分を【止まり】軒樋のコーナー部分を【曲がり】と呼びます。
雨樋は屋根と比べてお住まいをぐるりと見渡してみた際に、目に入りやすく劣化に気がつきやすい箇所でもあります。災害の影響を受けやすく、気がつくと脱落しかけていたり、雨どいから水が溢れてしまったりとというのは、良くいただくご相談です。
自然災害による雨樋のトラブルが火災保険が適用できる可能性もございます。雨樋の劣化を放置しすぎると思わぬお住まいのトラブルに繋がりますので、見つけた際にはきちんと修理をしてあげたいですね。
当店では雨樋修理も承っております・お気軽に0120-989-936までご相談ください。