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湿気の多い季節、シロアリにご注意ください!
更新日:2015年6月19日
本日は屋根の白アリ被害について勉強していきたいと思います。
過去の施工事例や点検の様子などを遡ってみますと、街の屋根やさんでもシロアリに関する被害の様子などが記録されています。
シロアリというと、木造住宅に住みついて巣をつくり家を食べていくと言ったイメージがあります。また、たまに見かけるシロアリ駆除の広告イメージを見ると【シロアリが住みつく=建物が倒壊する】といったなんとも危機感のつのる広告を見かけます。
実際にはシロアリ被害にあっていると地震の際にシロアリに食べられた部分が脆くなり、建物が倒壊するケースなどが多いと言われています。実際に、阪神淡路大震災のときも、シロアリによる被害が建物の倒壊の原因だったとも言われています。
そんなシロアリはたくさんの種類がありますが、日本に生息するシロアリは約20種類ほどです。
なかでも住宅に被害を及ぼすのは2種類で主にヤマトシロアリとイエシロアリです。ヤマトシロアリは北海道を除く、日本全国で見られ、イエシロアリは千葉西南の温暖な沿岸地域を中心に生息しています。
シロアリは春ごろになると新しい巣を作るために、群れを成して飛び立ちます。そのため、春ごろに羽アリを見かけたり、地中の巣から建物に続くアリの巣などを見つけた場合は注意が必要でしょう。
ヤマトシロアリの被害は主に床下に集中しますが、イエシロアリの場合は柱などを伝って家全体に及ぶケースもあります。
シロアリが好きなものは、暗く湿気がありる暖かい場所です。そこに好物である木材があれば、住みつく可能性はかなりあります。反対に風通しが良く床下などが乾燥している家で、えさとなる木材が少なければ、住みつく可能性はグッと低くなります。
シロアリを寄せ付けないためにも、普段から風通しを良くすることが大切です。具体的には、換気扇の周囲にものを置かない、建物の周りに不要な木材などはおかないなど、また、床下にネズミなどの動物の死骸やかんなくずなどを放置すると、そこからシロアリが増殖するケースもあります。
雨漏りなどを放置しているのはもってのほかです。梅雨時期のじめじめした気候で難しいとは思いますができるだけ湿気を少なく風通しのよい自宅を心がけましょう。
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