
東京都内の駅で見かける滝のような雨漏りについて
更新日:2015年7月5日
ゲリラ豪雨や大型台風などが通過するたびに問題になる都心部での駅の【雨漏り】。同じ関東だと千葉駅の冠水もひどいと先日ニュースで話題にあがりましたが、千葉県民の私から見ると千葉駅の冠水は梅雨の風物詩のようにも感じます。むしろ駅の雨漏りは、雨漏りのレベルを超えて、滝のように雨水が漏れ出している様子になにか建物自体の悲鳴を聞いているようにも思えます。
なぜどの駅でも雨漏りが頻発しているのだろうと不思議に思います。それでなくても、最近では東京オリンピックを控えてか、駅の改修工事が常に行われているイメージがありそのたびに、駅の順路が変わるので、滅多に東京都の駅を利用しない私にとっては、軽い迷宮になっています。
それでも、雨漏りがやまないとはいったい何ごとなのでしょうか?
見た目は新しく見える駅でも、やはり戦前からの建物であり中身は100年以上前の建物であることからどんなに改修工事を行ったところで、見た目は綺麗になっても中の構造まではメンテナンスしきれていない現状があるのではないかと思います。
特に、都心部の駅になればなるほど構造も複雑化してきます。たびたびブログでもご紹介していますが、雨漏りの原因は実に多様です。
一見しただけでは、屋根が原因で雨漏りをしているように見える室内にできた雨染みも、雨が巡り巡って建物内を循環し実は外壁からの雨漏りだった。なんてことは良くある話です。
住宅でさえ、雨漏りの原因を追究しきれずにたびたび雨漏りを繰り返しているお宅があることを思慮に入れても、改修し終えたばかりの駅でいたるところが漏水し始めているのでは一時的に漏れ出したところを修理してもすぐに別の箇所や修理をほどこしたつなぎ目から漏水してしまうといったことを繰り返してしまいそうです。
視覚的に操作ができるスマートフォンや、ロボットと話ができるようになった現代で、公共の交通機関がどの超えた雨漏りを引き起こしている現状を見ると、少し妙な感覚がしますね。
東京都から西に離れた大阪市営地下鉄の堺筋本町駅では漏水を利用しての「ししおどし」があるそうで、漏水と共存する様子が伺えます。ぜひ一度、見てみたい気がしますね。

















































































































