更新日:2015年6月11日
本日は屋根塗装・外壁塗装に入る前の下地処理について勉強していきたいと思います。
築10年以上でそれまでメンテナンスをしたことがないお宅に屋根塗装のご依頼を頂き、屋根の点検に伺うと「屋根に苔やカビが繁殖していた」というケースは非常に多いです。
お客様自身も新築時に比べて劣化しているなとは感じるものの、普段は屋根を見る機会などありませんのでその状態に気が付かず、実際に点検の際に撮影した写真をご覧になり驚かれる方もいらっしゃいます。
この苔やカビが発生した状態で塗装を行った場合、塗料は屋根に直接付着せず苔やカビなどの上に載った状態になります。
塗装直後は一見してキレイに塗られているかのように見えますが、極端に言ってしまえば塗料は宙に浮いた状態であることから、すぐに剥がれてしまう可能性が高いのです。
そのため、塗装前には汚れや屋根に付着している苔やカビなどを綺麗に清掃してあげる必要があります。
この汚れ、苔、カビなどはは高圧洗浄機を使い、洗い落していきます。洗い落とすというよりは、削り落とすといったニュアンスの方が正しいかもしれません。
約130kg~150kgもの水圧で汚れなどを一気に落とし切ります。経年により沈着していた汚れなどが高圧洗浄によりキレイになっていく光景はかなりの爽快感があります。
しかし、苔やカビが大量に発生してしまっている場合は高圧洗浄だけでは落としきれない場合があります。
そういった場合は薬剤を使い、カビや苔を弱くしてから、高圧洗浄をかける【バイオ洗浄】という方法があります。
こうした遠回りにも思える下地処理を徹底することで、屋根材の状態も良くなり、中塗りと上塗りの密着性を高めることが出来ます。
しかし、いい加減な業者ではこの下地調整をお客様には説明せず、手を抜いてしまうことがあります。
街の屋根やさん関東ではこの下地処理を徹底して行うことで、長期的な美観と防水機能を持続させることにこだわりを持っています。
屋根塗装や外壁塗装はお安いものではありません。皆様、長く持たせたいですよね。
屋根塗装や外壁塗装をお考えの際は、他社と比べてあまりにも安い場合はどのような工事を行うかを業者さんに確認することが重要です。
街の屋根やさん関東では、無料で点検とお見積りを承っています。お気軽にご相談ください。