【お問い合わせのきっかけ】

ビフォーアフター

【点検の様子】

　

お庭に落ちてきたという棟板金と貫板が置いてありました。お客様の建物はスレート（カラーベスト・コロニアル）屋根で形状は方形です。いわゆるピラミッド型の屋根で見かける機会が少ない屋根です。

 

　

屋根にのぼってみると、棟板金が剥がれた部分は下り棟の1箇所でした。棟板金を固定していた貫板が残っている部分もあれば、貫板が取れてしまった部分もあります。棟板金の交換は文字通り、棟板金とその下の貫板をセットで交換致します。

 

【施工の様子～棟板金交換】

　

まずは棟板金を外し、撤去していきます。よく見てみると、雨水が浸入した形跡である雨染みがありますね。貫板も撤去していきます。貫板を外したので、その下のスレートが見えるようになりました。

 

　

新しい貫板を設置していきます。こちらで使用したのは木製ですが、現在は樹脂製の貫板もあります。樹脂製の貫板は木とは違って腐食しないのでお薦めなのですが、台風通過後などはすぐに売切れてしまいます。現在も品薄状態で、手に入らなかったので木製となりました。貫板の設置が終わりましたら、そこに棟板金を固定していきます。

 

　

棟板金を継ぎ目の形状に合わせて加工し、接合部分にシーリング材で覆います。剥がれてしまった部分はもちろんのこと、その他の部分も全て新しいものへと交換しました。これで強風が吹いても、安心して過ごせます。

 

【竣工、棟板金交換工事】

棟板金の交換工事が終了しました。台風によって広い範囲に被害が出た場合、業者が忙しくて断られてしまったり、点検に来てくれるまで何日もかかったりとすぐに対応してくれないこともあります。棟板金などは強風で被害が出やすい部分ですので、台風シーズン前に点検しておくことをお勧めします。

 

 

　記事内に記載されている金額は2020年08月26日時点での費用となります。
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