【お問い合わせのきっかけ】

ビフォーアフター

東村山市野口町でスレート屋根補修工事

　

　調査にお伺いしたのは2階建てのお住まいで、ニチハのパミールが使用されていました！

　既にご存知の方は多いと思いますが、ニチハのパミールは塗装が出来ないスレート屋根材になります(>_<)

　というのも表面が層間剥離を起こしてしまうため、塗装に欠かせない高圧洗浄も行えないのです！

　無理に塗装を行ったとしても表層が剥がれてしまえば塗装を行う意味もなくなってしまいます。

　

　側面から見るとわかりますが、ミルフィーユのように何層にも重なって5～6㎜程の厚みの屋根材に仕上がっています。

　経年により劣化が顕著に表れていればパミールだと判断できるのですが、層間剥離がほとんどみられない場合は誤って屋根塗装を行うケースが多いので、図面や屋根材の切込みが等間隔かどうか等を確認ししっかり見極めましょう！

　このように塗装が出来ない、メンテンナンスに注意の屋根材はいくつもあります。

　例えば松下電工のレサス・シルバスです。これらは経年により欠け・ひび割れ・反り上がり・破片の脱落等が発生してしまうため、塗装メンテナンスは行いません。

　これらは発売され販売中止に至るまで非常に短く施工したお住まいも少ないとは思いますが、アスベストを含んでいない屋根材の先駆け製品はこのように問題が起こる可能性があるという事を頭に入れておきましょう！

パミールは様々な問題を抱えています

　

　今回破損したのは2枚分の屋根材ですが、正しく元通りに補修するには剥がれた屋根の場所まで剥がし、屋根材を再設置し復旧するといった工程を取ります。

　しかし今回は自己負担で補修しなければならないこと、長くパミールを使用する予定はない事から防水紙の保護として屋根材の復旧工事をすることとなりました。

　まずは欠けが見られた屋根材をコーキング材で補修しました！
これだけでも屋根材の滑落防止に役立ちます。

　そもそもパミールは層間剥離以外にも問題を抱えています。

　それは使用されているラスパート釘の腐食です。

　一時期問題に挙がりましたが、メッキ処理の薄い釘が混入されたことで腐食による釘抜けが目立ち、スレート屋根材が落下してしまうといったトラブルが多発しました(>_<)

　本来であれば屋根カバー工法か葺き替え工事でメンテナンスをしなければなりませんが、今回はまず防水紙の露出を防ぎ雨漏りのリスクを抑えていくことが目的です！

　

　今回はコーキング材を使用し屋根材の接着を行っていきます。

　またタッカーや釘穴等から雨漏りを起こす可能性も十分にありますので、心配な箇所はしっかり塞いでいきます。

　そこに新規のスレート屋根材を張り付けるように取付け、防水紙の露出を抑えていきます！

　あくまで応急措置ではありますが、パミールのメンテナンスには費用が掛かってしまいますので計画を立て屋根工事を行っていきましょう。

工事を終えて

　補修に使用したスレート屋根材にはパミール同様アスベスト(石綿)は含まれていませんが、現在使用されているスレート屋根材にはトラブル事例がないため安心してご利用いただけるかと思います。

　今後補修を行っていない箇所は剥離を起こし、更に危険な状態になる可能性がありますので、屋根カバー工法や葺き替え工事を検討しましょう。

　施工費用が気になる、工事方法で異なるメリット・デメリットを知りたいという方はお気軽に街の屋根やさんへご相談ください(#^^#)

　点検・お見積りも無料にて承っておりますのでご安心ください(^O^)／

 

　記事内に記載されている金額は2023年11月21日時点での費用となります。
　街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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