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川崎市幸区塚越にて築19年のALC外壁にパーフェクトトップを用いた塗装工事を施工しました
【お問い合わせのきっかけ】

担当:高田
今回、川崎市幸区塚越在住のお客様から、外壁メンテナンスに関するご相談をお受けしました。
建物は築19年目を迎えており、これまでに陸屋根の防水工事は実施されているものの、外壁については一度も手を入れていないとのことです。
来年で20年という節目を迎えるため、この機会に外壁のメンテナンスを検討されていました。
「現在、雨漏りなどの明らかな不具合は見られないものの、専門の立場から現状を確認し、問題がないか判断してほしい」というご要望をいただきました。
今回、川崎市幸区塚越在住のお客様から、外壁メンテナンスに関するご相談をお受けしました。
建物は築19年目を迎えており、これまでに陸屋根の防水工事は実施されているものの、外壁については一度も手を入れていないとのことです。
来年で20年という節目を迎えるため、この機会に外壁のメンテナンスを検討されていました。
「現在、雨漏りなどの明らかな不具合は見られないものの、専門の立場から現状を確認し、問題がないか判断してほしい」というご要望をいただきました。

担当:高田
ビフォーアフター
基本情報

- 使用材料:パーフェクトフィラー パーフェクトトップ
お客様の住宅には、ALC外壁が使用されていました。
ALC(軽量気泡コンクリート)は、耐火性・防火性・強度などが非常に優れており、約50年という長い耐久性を持つ外壁材です。
そのため、戸建てだけでなく商業ビルなどの大規模建築にも広く使われています。
通常のコンクリートに比べて重さが約4分の1と非常に軽く、地震への強さも大きな特徴です。
点検すると、表面の塗膜が劣化している影響から、外壁に汚れが目立ち始めていました。
特に雨水が伝った跡が線状に残り、外観の印象を損ねている状態でした。
さらに、雨樋を支えている金具が錆びており、その錆が周囲に移ってしまう「もらい錆」が複数箇所で確認できました。
ALCそのものは非常に耐久性の高い素材ですが、ボード同士の隙間を埋めるシーリングはおよそ10年前後で寿命を迎えます。
そのため、10年を目安に定期的なメンテナンスがが欠かせません。
確認したところ、今回のシーリングにも劣化が見られ、目地に沿ってひび割れが生じていました。
この状態を長く放置すると、雨水による膨張や収縮の繰り返しで、ひび割れが進行し、最終的には剥離につながります。
また、ALC外壁そのものにもわずかなひび割れが発生している箇所があり、同時に補修しておくべき状況でした。
調査時の写真とあわせて現状をお伝えしたところ「外壁の塗装工事、シーリングの打ち替え、ひび割れ部分の補修」をご依頼いただく運びとなりました。
まず、安全確保のために足場を設置し、近隣の皆さまへ事前のご挨拶を行ったうえで、作業中にご迷惑がかからないよう建物全体を覆う形で養生を施します。
続いて、付帯部の木部や庇など金属部分のケレン作業に取り掛かります。
これは塗装前の下地づくりにあたる工程で、塗料の密着性を高めるために、表面の錆や汚れ、古い塗膜を取り除き、状態を整えていく作業です。
荒めのスポンジやヘラを使い、表面を丁寧にこすりながら仕上げていきます。
次に、塗装前の洗浄工程へ移ります。
高圧洗浄機を用いて建物全体の汚れを落としていきますが、外壁や付帯部によっては強い水圧に耐えられない箇所もあるため、水圧を細かく調整しながら、汚れ・苔・古い塗膜のみを的確に洗い流していきます。
外壁の塗装工程に入る前に、まず補修作業を進めます。
最初の工程はシーリングの打ち替えです。
はじめに、既存のシーリング材をすべて撤去しますが、この時、カッターやペンチなどを使い、残らないよう丁寧に取り除いていきます。
古いシーリングを剥がし終えたら、新しいシーリング材を充填する準備に入ります。
溝の両端をマスキングテープで覆い、周囲を汚さないように保護します。
続いて、プライマーと呼ばれる専用の下地材を溝へ塗布する作業です。
これは外壁とシーリング材の密着性を高めるための重要な工程で、刷毛を使い、塗り残しが出ないよう慎重に作業を進めます。
プライマー塗布後にシーリング材を充填します。
充填した直後、硬化する前にヘラで丁寧に均して表面を整えます。
外壁の仕上がりに大きく影響する工程のため、細部まで注意を払って仕上げます。
最後に、シーリングが完全に硬化する前にマスキングテープを慎重に剥がし、仕上がりを点検して完了です。
続いて、クラック(ひび割れ)の補修を行います。
まず、補修箇所にプライマーを塗布して下地を整えます。
その後、エポキシ樹脂モルタルなどを用いてコテで形を整えながら充填し、周囲となじむよう丁寧に仕上げていきます。
いよいよ塗装工程に進みます。
まず、塗装しない箇所や色分けを行う部分を、ビニールシートやマスキングテープで保護していきます。
養生が済んだら、塗装作業に入ります。
今回使用する塗料は、下塗りに日本ペイントの「パーフェクトフィラー」、中塗りと上塗りに同社の「パーフェクトトップ」を採用します。
塗装工事は「下塗り・中塗り・上塗り」の三工程が基本です。
まずは下塗りから始めます。
細かな凹凸があるALC外壁にしっかり塗料が行き渡るよう、やや毛足の長いローラーを使ってパーフェクトフィラーを塗布していきます。
(※サイディングのように表面が滑らかな場合はスポンジタイプのローラーを使用しますが、今回は素材に合わせた道具を選択しています。)
下塗り材を用いて、下地の色が透けない状態まで丁寧に塗っていきます。
この後、お客様が選ばれた仕上げの色を重ねるため、塗り残しがないよう隅々まで均一に仕上げます。
下塗りは、ALC外壁と仕上げ塗料の密着性を高める重要な工程です。
下塗りが終わったら、しっかりと乾燥させます。
この後に中塗り・上塗りを行いますが、十分に乾燥させて塗膜に厚みを持たせることで、塗料が本来持つ性能を発揮できるためです。
下塗りの乾燥を確認したら、仕上げ塗装に入ります。
使用するのは日本ペイントのパーフェクトトップです。
この塗料材は、耐久性・耐候性はシリコングレードを上回るとされ、汚れに強く色あせもしにくい特徴があります。
そのため、長期間にわたり外観の美しさを維持することが期待できます。
次に、下塗りの白色をしっかりと隠すように、ローラーで丁寧に塗っていきます。
異なる色の外壁との境目など、細かく注意が必要な部分は刷毛を使用し、塗りムラが出ないよう慎重に仕上げます。
塗膜に厚みが増し、表面に光沢が現れてきました。
塗装の厚みを確保する際、一度に濃度の高い塗料を大量に塗るのではなく、適切な濃度に調整した塗料を、適切な回数で重ね塗りすることが重要です。
これにより、美しく均一で耐久性のある仕上がりを実現できます。
最後に、塗り残しやムラがないかを複数のスタッフで入念に点検します。
必要に応じて、塗装の工程で生じた塗りムラ、剥がれを修正する「タッチアップ」を行い、すべての作業を確認したうえで完了となります。
仕上がりはお客様のイメージに非常に合っており、大変喜ばれているご様子でした。
また、天候にも恵まれ、工期も順調に進めることができました。
今回は築19年目での塗装メンテナンスとなりましたが、外壁だけでなく屋根なども含めてお住まい全体を対象に行うケースも多く、建物全体の状態を確認する良い機会となります。
定期的な塗装メンテナンスは、建物の状態を整えるだけでなく、健康診断のように全体のチェックを行うことにもつながります。
このような観点からも、塗装メンテナンスは重要な工程ですので、検討される価値があります。
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