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新居浜市でアパートのコロニアルの修理を実施。落雷による火災保険での修繕でした。
新居浜市 屋根材(スレート・カラーベスト・コロニアル)
【工事のきっかけ】
「管理しているアパートでアンテナ工事中に瓦の破損があったと言われたので見に来てほしい。」
との依頼を受けました。
現地へお伺いすると、2階建てアパートでコロニアルでした。
破損瓦はアンテナ真下の棟際でしたので、アンテナ移動と棟板金撤去が必要になります。
落雷は火災保険対象なので、御見積と写真を提示し修繕を実施しました。
基本情報
- 施工内容:屋根材(スレート・カラーベスト・コロニアル)
- 施工期間:1日
- 使用材料:コロニアルグラッサ 笠木 変性コーキング
みなさんこんにちは。
街の屋根やさん新居浜中央店の合田です。
今回は新居浜市にあるアパートのオーナーさんからのご依頼です。
先日の落雷被害でアンテナ工事をしていたところ瓦が割れているとのことで
当社にご連絡いただきました。ありがとうございます。
ということで点検に行ってきました。
点検は無料で行っております。
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パーンっと破片が飛び散っています。雷の威力がスゴイ・・・
コロニアル系統は断面から見ると2重になるくらい重ねています。
アンテナの足元で見えにくいのですが、下に重なってたコロニアルまで割れています。
この屋根で使用されているものは「コロニアル」「ニューコロニアル」のいずれかです。
破損して下に重なっていたコロニアルに波模様がありました。
この2種類は形状、模様がほぼ同じです。
コロニアルが昭和53年~61年
ニューコロニアルが昭和54年~平成13年に普及してます。
共通はどちらもアスベストが入っていることです。
コロニアル系統はパッと見てもどの年代に普及してたものか判別するのは難しいです。
主には
・水下の凸凹
・溝の形状
・施工時期、図面などが手掛かりになります。
コロニアル全体の上半分は種類によって特徴があるので見分けやすいものもあります。
ですが、基本的に上の瓦に重なって見えないので目視では難しいことが多いです。
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こちらが今現行で出ているコロニアルシリーズです。
水下のスリットは同じですが、波模様が無いのと、上部が尖ってません。
こちらはアスベストが入っておりません。
今回は棟際のコロニアルなので棟板金を外す必要があります。
棟板金下には笠木という幅板を打っています。
そちらも取り除けを行います。
取り除ける棟板金の隣には換気棟が上に乗っています。
棟換気も1回外すか、浮かせる状態まで止めている釘を除ける必要があります。
棟換気とは屋根裏にこもる湿気や、熱気を外に排出する役割があります。
屋根板が合板での施工が増えている今、屋根板に隙間が殆どないので、棟換気などを
取り付けていくご自宅も多くなっています。
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その他全体的にには数か所にヒビなどありました。
コロニアルの耐用は約30年前後、長く持たせるために
10年おきの塗装が理想です。
こちらのアパート、定期的に屋根塗装をしていたので、アパートに施工している
コロニアルの枚数からみてもひび割れなどの枚数はほんの少量でした。
年数に応じて棟板金の側面の釘が浮いているのが目立ちます。
笠木が経年で反ってきたり、強風に煽られて浮いてきたりの要因があります。
放っておくと固定されてない状態になり飛散するリスクがあります。
隅棟のコロニアルが沿っていました。
コロニアルは年数が経つと、反発で反ったりしますが、
この隅棟は加工状釘が打てないので、おそらく隅棟の差棟板金を付けて
重心がズレていると思われます。本来は施工時にコーキングで引っ付けながら
していきます。
アンテナ屋さんが破損場所から
アンテナを移動してくれていました。
ありがとうございます。
棟換気と棟板金を取り除けていきます。
側面に打ってある釘を抜き
重なり部分についてあるコーキングを
カッターで入れていきます。
換気棟は屋根裏にこもる蒸気を排出させるために設置します。
*すべての物件にあるわけではありません。
棟板金の下はこのように笠木が両方に付いています。
板金に打つ釘はこの笠木に効かせます。
熱のこもった空気は上昇するので換気棟は基本、棟に付けて熱を放出します。
その為に換気棟が取り付けられる部分は写真のように、屋根板とルーフィングが
ありません。
このタイプの棟換気は瓦の下に防水用の板金があるのですが、この屋根にはそれが
ありませんね。30年前は無かったのでしょうか。
棟板金ももう1枚除けます。
重なり部分にコーキングや釘があるので除けにくいです。
差し替え部分の笠木を撤去します。
結構水が浸透しています。
コロニアルを撤去します。
破損もせずルーフィングとのへばりつきも無いので
除けやすいです。
ルーフィングに破損はありませんでした。
取り除けた笠木は新しいものに交換します。
寸法を合わせて切断します。
反対面も同じように実施します。
釘穴にコーキングをして止水します。
コロニアルを施工します。
いまのコロニアルと既存のコロニアルは形が異なります。
なので形状を合わせるために加工はします。
言っても重なり部分なので葺き上げたら分かりませんけど。
板金に元々くっついているコーキングやシーラー
をカッターで取り除けます。
残っているの微妙な凹凸が結構悪影響します。
*綺麗に付かないとか収まらないとか。
コロニアルを葺いたら笠木を取り付けます。
棟板金の幅が決まっているので収まるように取り付けます。
*今回は部分なので既存に合わせたら大丈夫。
棟板金→棟換気の順で復旧します。
重なり部分に新たにコーキングで防水と密着を促します。
棟換気を戻しました。
破損瓦部分は交換完了です。
この後アンテナをまた元に戻します。(元の場所が一番電波がいいみたいです。)
次回、ひび割れコーキングなどの応急メンテナンスをしていきます。
コロニアル屋根の点検で必ず見つかると言ってもいい程の症状。
これがひび割れです。
症状の大部分は縦にひび割れを起こすことが多いですが、釘穴からだと
横割れすることもあります。
縦のひび割れの場合、基本的には写真のようにヒビ部分のコーキングを塗布することで
雨水の侵入を防ぐことができます。
コーキングは10年くらいは持ちます。(周辺環境にもよります。)
塗装する場合を考え、基本的には塗装できる変性コーキングを使用します。
ひび割れは、アスベストの有無の情報の1つにもなります。
確信が持てる情報ではありませんが、アスベストの魅力は安価で高耐久です。
塗装など定期メンテナンスを怠らなければ、20年~30年でもひび割れの数は少ないです。
逆にアスベストが入っていないコロニアルは同じ年数、条件だとアスベストが入っている
コロニアルに比べてひび割れなどの劣化リスクが高いです。
このアパートは築年数30年、約110坪の屋根でしたがひび割れ箇所は数か所だけでした。
*定期塗装実施確認済
板金に打ってある釘。
これも8割がた浮いていました。
自然環境や板金内の湿度などで笠木も劣化していきます。
笠木部分の釘穴が広がったり、笠木の反る力が加わったりして
段々緩んでいく可能性もあると思います。
浮いている釘を打ち込み直しました。
重なり部分にコーキングや防水のシーラーなど貼っていますが
やはり消耗品なので、板金が飛ばないように役目を果たしているのは
釘の存在が大きいです。
しかし、棟板金1枚1枚釘浮きを確認していくと
1枚の板金に違和感が!!!
ここの板金左右両端に1本ずつしか釘を打っていません。
言っても板金の長さは2mです。板金の中央部分がパカパカしてます。
今まで台風で飛ばなかったのが逆にスゴイです。
先程、釘の役目が大きいと言いましたが、側面の狭い部分に打つため
打ち込む釘は小さいです。数が少ないと台風などの風圧でより飛ばされやすく
なります。
写真のように隅棟の浮いているコロニアルが何枚かありました。
隅棟に板金を1枚1枚差し込んでいくような棟を差棟と言います。
隅棟部分はこのように屋根面と隅棟の芯に沿ってコロニアルを加工しますが
小さいものが入ってしまうと、最初から4つある釘穴全部が無くなることもあります。
通常は裏にコーキングを付けて貼り付けるのですが、それをしていないので
次第に目立つように浮いてしまってます。
根本を直すにはコロニアルを棟から取り除ける大がかりな工事になるので
板金を小さく加工して浮いている部分に挟み込み、浮きを減らしました。
このまま放置していると、おそらく釘もコーキングも無い状態なので欠落する恐れがあります。
以上で屋根全体の現状メンテナンスが終わりました。
今回は応急処置で対応できる内容で修繕しましたが
屋根の状態が悪いまま放置すると、
応急では対応できず、修理内容がどんどん膨らみます。
小さな違和感も直せるうちに直すことがおススメです。
屋根で困ったこと、相談したいことがあれば
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