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水戸市で3階建て住宅の屋上防水改修!X-1工法でのウレタン防水工事
【工事のきっかけ】
「雨漏りで室内の天井クロスが剥がれてしまいました」というご相談をいただいたことがきっかけです。
3階建て住宅の陸屋根の不具合が原因で、内部のプラスターボード(石膏ボード)が黒カビで覆われてしまうほどの、深刻な雨漏りが発生していました。
シート防水仕様の屋上をウレタン防水(X-1工法)で再施工するとともに、雨漏りの原因となりやすい排水ドレンの防水性も改善しました。
現場調査時の詳しい記事➤水戸市で天井のクロスが剥がれカビも発生!3階建ての陸屋根を無料調査
基本情報
- 施工内容:雨漏り修理
- 施工期間:約2週間
- 築年数:約27年
- 施工費用:162.8万円(昇降階段足場費用・撤去処分費用含む)
- 使用材料:ダブルテックスNEO・自着シートライトSP・USウレタンプライマー・DSカラーゼロ・改修用ドレン・脱気筒・ジョイントテープ
水戸市 / 屋上防水改修 / ウレタン防水X-1工法
茨城県の皆様こんにちは、街の屋根やさん水戸店です。
水戸市で改修が進められていた、3階建て住宅の屋上の防水工事が完成しました。
今回はウレタン防水X-1工法(絶縁工法)で行いましたが、「X-1ってなに?」という疑問も含め、順を追って施工内容を詳しくご紹介したいと思います(˶ᵔ ᵕ ᵔ˶)
ウレタン防水前に行った、雨漏りを引き起こした古いシート防水の撤去と、下地調整の模様はこちらをどうぞ!
関連記事➤水戸市で陸屋根修繕に着手!既存シートを剥がしウレタン防水再施工
室内の天井に黒カビが広く発生するほどの雨漏りは、屋上の陸屋根に施されていたシート防水の破損と劣化が原因でした。
ゴムや塩化ビニールのシートを敷設するシート防水は、広い屋上でもムラなく施工ができる反面、継ぎ目が劣化しやすく耐用年数は10年~20年と言われています。
今回はシートを貼り付ける方法ではなく、ウレタン防水X-1工法で再施工することになりました。
ウレタン防水にはX-1とX-2の二通りの方法に分かれ、今回行うX-1は絶縁工法または通気緩衝工法とも呼ばれています。
経年劣化が比較的軽度な状態に採用されるX-2(密着工法)は、補強布を挟んだ下地にそのままウレタン樹脂塗料を塗布します。
対してX-1は、下地の状態が悪く雨漏りを起こしてしまった場合に用いられます。
雨漏りが発生していると、下地のコンクリートが水分を含んでいる可能性があり、そのまま塗料を塗ってしまうと防水面に膨れや破れが出てきます。
それを防ぐ対策として、防水層の下部に溜まった空気が抜けるように、脱気筒などを使用して仕上げる必要があるんです(•̀ᴗ•́)و ̑̑
下地調整材が十分乾燥した後、密着性をさらに高めるために、塗布面を滑らかに整えるケレン作業(素地調整)を行います。
ヘラ状の工具で地道に余分なものを取り除き、平坦に均された表面にウレタン防水用のプライマー(下塗り材)を塗布しました。
これからの作業に使用する部材です。
まず絶縁シート(通気緩衝シート)を貼り付ける作業から入ります!
絶縁シートは自着シートとも言われ、裏面に粘着層があるタイプで、接着剤なしでも施工ができます。
無数の穴があいた絶縁シートを貼ると、塗膜と下地が密着しない状態が作られます。
内部に含まれた水分が水蒸気として一時的にシート部分に溜まり、それらを脱気筒から逃がすことで、膨れを防ぐという仕組みです。
絶縁シートの設置は、X-1工法においてとても重要な役割を担っているんです(ˊᗜˋ*)/
空気や皺が入らないように敷き詰めた絶縁シートの接合箇所には、ジョイントテープを貼り付けて継ぎ目を補強し、屋上の端の立ち上がりとの隙間も同様の処理を行いました。
排水ドレンが平場に対して垂直に立ち上がった壁面にあるため、先にこの部分から防水塗料を塗っていきます。
改修用ドレンは、既存の排水ドレンを活かしながら防水機能が高められるもので、プレートと蛇腹のホースが一体化した部材です。
排水口周りを解体撤去することなく、排水力が回復できるため、防水リフォームには欠かせないアイテムなんですよ(*•̀ᴗ•́*)b
プレートを下地の形状に合わせ、ドレンパイプにホースを差し込んで取り付けます。
雨漏りのリスクが高いドレン周りは、入念な防水対策が必要です。
しっかりとコーキング材を充填し、さらにジョイントテープで補強した上で防水材を塗布しました。
内部に発生する水蒸気を排出し、防水層の膨張や破裂を防ぐ役目を持つ脱気筒(脱気弁)は、できるだけ勾配の高い場所に設置します。
場所や状況で多少異なりますが、50㎡につき1基が目安となります。絶縁シートの一部を切り取り、ぐらつかないようにビスで固定し、改修ドレンと同様に周囲をテープで保護しました。
傷んだシート防水の撤去・下地作り・絶縁シートや脱気筒の取り付けを経て、ここからようやくウレタン防水の本作業に入ります。
ウレタン防水は、液体状のウレタン樹脂を塗り重ねて、水を通さない防水層を形成します。
工程としては、「ウレタン防水材1層目→ウレタン防水材2層目→トップコート」で仕上げていきます。
ウレタン防水材1層目塗布
ウレタン防水材2層目塗布
使用するDSカラー・ゼロは、特定化学物質を含まず、防水効果の高さと防滑に優れた点が特徴です。
ライトグレー以外にも落ち着いた濃いめのグレーや、グリーン系などのカラーバリエーションを選択することができます。
平場と立ち上がりに的確な厚みでムラなく均一に塗り進め、最初の樹脂塗料が硬化したことを確認し、2回に分けて防水層を形成しました(ˊᗜˋ*)و✧
これで完成ではなく、最後に保護仕上げ材としてトップコートを塗布します。
表面の仕上げ塗料のトップコート
防水層を健全に保つトップコート
トップコートというとネイルを連想するかもしれませんが、役割はほぼ同じだと思います。
防水層の表面を保護するための仕上げ塗料で、ダメージを軽減する効果があります。
トップコート自体に防水機能はありませんが、防水層を紫外線や摩耗から守り、家を雨漏りなどから守る大切な役割を果たしているんです。ネイルを綺麗に長持ちさせるにも、トップコートは必須アイテムですよね。
トップコートが劣化してひび割れを起こすと、防水層が露出する危険性があるので、できれば5年程度での塗り替えを行いましょう。
X-1工法による屋上のウレタン防水工事が完了しました!
以前のシート防水からウレタン防水に変更することで継ぎ目がなくなり、耐久性の高い防水層ができ上がりましたね。
均一な厚みを必要とするウレタン防水は、見た目以上に技術を要し難しい作業です。
特にX-1工法はいくつもの工程(基本的に8工程!)を確実にこなさなければ、短期間で不具合が生じてしまいますので、無理をせずに防水職人が施工を行う専門業者に任せましょう。
街の屋根やさん水戸店は今回のような陸屋根はもちろん、ベランダ・バルコニーの防水工事も承っております。
ウレタン防水以外の防水工法にも精通していますので、お気軽に当店の無料診断をご利用くださいね(⁎ᵕᴗᵕ⁎)
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