つくば市のお客様。築40年のアパートの大家さんです。
経年劣化で外壁が浮き、写真のような有様です。これではいつ外れるのか不安になります。
このアパートは筑波大学の直ぐ隣に有り、入居している人は9割がつくば大学生です。
学生も古びたアパートより、新しい新鮮なアパートを求めます。
こんな古びたアパートでも入居者がいるのは、大学の近くだからです。
しかし、いくら立地条件が良いと言っても学生から敬遠されていては今後の経営が不安です。
そこで思い切って外壁の改装工事をする事になりました。

上の写真はアパートの裏側です。近くには新しく鉄筋コンクリートで出来たアパートが沢山有ります。
アパートのオーナーが悩むのも解ります。
お客様と相談の結果、既存の外壁を剥がすとなると費用がかさみます。
そこで透湿防水シートをはり重ね張りとする事にしました。
サッシの枠の出具合や配管の設置隙間、ガス管の取り付け隙間等、問題が山積し、立て胴縁を取り付ける事が出来ません。
オーナーからは何とか新築の様に綺麗でモダンな建物に生まれ変わせたいとの強い要望でした。

先ず外壁に透湿防水シートを貼りました。
既存の外壁を剥がさずに、カバー工法で施工する事といたしました。

透湿防水シートを、スプーレーのりで接着しています。

防水シートの上から横張の材料を加工切断し、張っていきます。
写真でも見て解るように、既存の外壁が浮いていましたので、新しい外壁材と一緒に少し長めのビスで柱と間柱に向けて止付けました。
ビスで締め付けると、外壁が外壁の下地にぴったりとくっついて行くのが解ります。

新しい外壁材を取り付けているところです。
右側の写真はお客様の出入口のある二階のベランダ部分です。
仕上がった壁をお客様が見て、あまりに綺麗になり明るくなったので驚いていました。

左側写真は一階の裏側です。施工前とは全くかわりました。
右側の写真は道路側正面の部分です。お客様も喜び、照明器具も昔風の物をわざわざ取り寄せ
レトロ感覚風にしました。

外壁を貼り終えた完成写真です。施工前の写真と見比べて下さい。
全然、建物の雰囲気が変わりました。

左上の写真は屋上の笠木です。工場で作成しました。
外壁の厚みの分だけ外側に出て来るので、既存の笠木の外に15㎜出てしまいます。
そこで既存の笠木を取り外し、少し幅の広い笠木を作成し、取り付けたのです。
右側の写真が新しく笠木を取り付けた写真です。
写真の笠木は捨て笠木です。この上に本笠木を被せてハゼ組して仕上げます。

上の写真が本笠木を取り付けた完了写真です。

アパートの裏側の全景です。
余りにも綺麗に明るくなったものだから、そこを通る人たちが褒めていきます。

アパートの隣地との壁の完成写真です。こんなにも変わりました。

最後はアパート正面の完成写真です。
オーナーであるお客様は完成した建物をことのほか気に入り、嬉しがっていました。
施工した物を見て嬉しがって頂けるのは職人冥利に尽きます。
私たちも嬉しいです。

まとめ

「街の屋根やさん龍ヶ崎店」は屋根ばかりでは有りません。建築板金工事なら何でも施工いたします。
今回の施工事例は外壁のカバー工法での紹介でしたが、次回は厨房の板金工事を紹介します。
見て下さい。

外壁でお困りの方、悩んでいないでお電話下さい。私たちがあなたの家を素敵な家に変えて見せます。
現調は無料です。