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大阪市都島区 瓦屋根修理！棟積み替え工事で崩れた瓦を防災棟へ
大阪市都島区 屋根補修工事
【工事のきっかけ】
「数年前の地震で瓦屋根の一部が崩れてしまったんです…。」
以前、上記のようなご相談を大阪市都島区にお住まいの方からいただきました！地震の影響で崩れたままだという瓦屋根。
瓦が崩れているということは雨漏りの可能性があります。また、瓦が不安定になっていると考えられるため、瓦の落下や飛散の恐れも。
今後、起こりうるこれらの二次的被害を未然に防ぐためにも、早目の修理で安心してお過ごしいただける瓦屋根を取り戻します！
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ビフォーアフター
施工前
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施工後
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基本情報
- 施工内容：屋根補修工事
- 施工期間：4日
- 築年数：築30年
- 施工費用：70万円(税込)
- 使用材料：なんばん、７寸丸、防災金具
- 保証年数：7年間
こちらが、数年前の大阪地震で崩れてしまったという瓦屋根の「棟(むね)」部分です！
屋根の先端部分の瓦が崩れ、中から下地の土が散乱しています。また、「袖」と呼ばれる部位にも瓦の崩れが見られました。
こちらも屋根の先端部分です。万が一、瓦が落下し人や物を傷つけてしまっては大変です！
このままでは雨漏りはもちろん、瓦落下の危険もあるためブルーシートで応急処置させていただきました。これでひとまずは安心ですね！
修理までのあいだ、これで雨水をしのぎます。
現場調査の結果、部分的な修理で瓦屋根を復旧させることも可能でした！
しかし、瓦の崩壊を免れた部位も漆喰が経年劣化によりボロボロです。また、土葺きの熨斗積み棟のため、下地材の劣化によって棟が不安定になっています。
現状から、今後のことも考えて、棟を耐風性にすぐれる「防災棟」に仕様変更し積み替える修理方法もあわせてご提案させていただきました！
お客様に十分ご検討いただいたところ、「今後のことも考えて棟を防災性にすぐれる造りに変えて欲しい」とのご要望が。
お任せください！瓦屋根をきっちりと修理し以前よりも丈夫な造りに変えさせていただきます(^^)/
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作業用の足場板を屋根に設置したら、崩れかけている棟の解体からスタートです。
棟に積まれている熨斗瓦、冠瓦をていねいにめくると、中から大量の土が出てきましたね！
これが「葺き土(ふきど)」です。
今はサラサラの砂のような状態ですが、本来は粘着力の高い粘土状の素材でした。しかし、経年によりこれだけ脆くなってしまいます。。
これでは分厚く重い瓦をしっかりと固定しておくことができません。その結果、強風や地震などが引き金となって崩れることが多いのです。
脆弱化した葺き土では、瓦をしっかりと固定することができません！
そのため、瓦と合わせて傷んだ葺き土も取り除き撤去します。そして、今回の瓦修理では下地材として新しい素材を採用しますよ！
なんばんは葺き土よりも耐久性、防水性にすぐれる素材です。
長い間頑張ってくれた葺き土と瓦に感謝しつつ、粉塵に配慮しつつこれらを袋に詰めて地上へ下ろします。
棟は屋根と屋根の合わさる継ぎ目部分ですね。そのため、棟には隙間が存在します。
この胸の隙間を、雨水や強風から守るために施工するのが棟瓦です！
しかし、これまでと同じように、また葺き土の粘着力のみで施工すると、葺き土の経年劣化の度に棟が不安定になってしまいます。
そこで必要となるのが「強力棟金具」です。
屋根に直接、専用の金具をビスで固定します。この金具が屋根と棟瓦とをほぼ一体化させてくれるのです！
棟には屋根面と屋根面の継ぎ目である「隙間」が存在しますね。
この隙間は広ければ広いほど、雨水が内部へ浸入するリスクが高くなります。そのため、棟に隣接する瓦をその場で加工し、棟の隙間を可能な限り狭めることで、より雨水が入り込みにくい棟に仕上げることができます。
これを「おいあて調整」と呼びます。瓦職人のひと手間ですね！
棟にぴったりはまるように加工した瓦を、なんばん漆喰(白い素材)を使って固定していきます。
棟に固定した強力棟金具に垂木(たるき)とよばれる棒状の木材をサイドからビス固定します！
これが、棟の芯となる部分です！
このように、防災棟はひとつひとつの部材を確実にビスで固定します。以前は葺き土の粘着力のみで瓦を固定していました。
垂木の両サイドに施工するのが「なんばん漆喰」です！
なんばん漆喰は、通常の漆喰に「シリコン」「油脂」「防水材」などを混ぜ込んだもので、素材自体が水を弾きます！
防水性、耐久性、粘着性にすぐれるなんばん漆喰は、現代の瓦修理では欠かせない素材となっています(^^)/
なんばん漆喰の上から仕上げの丸瓦を押し当てるようにして固定します。
さらに瓦の真上から、パッキン付きステンレスビスを差し込み、内部の垂木に向かって確実に固定するのです！
まっしろな漆喰と瓦のコントラストが美しいですね(^^)/
しかし、修理工事によって美観を取り戻しただけではありません！強力棟工法を採用したことで、以前よりも強風に強い棟に仕上がっていますよ！！
棟は屋根の中でも強風の影響を受けやすい場所です。だからこそ、棟を防災仕様にしておくことは台風や地震への「備え」になります！
次に、崩れていた袖部分の修理に入ります！
大きくズレてしまっている部分の瓦を捲り、内部の葺き土を取り除きますよ。
やはり、経年によって葺き土は脆くなっていますね。こちらも下地からしっかりと造り直す必要があります！
こちらも、瓦下地としてなんばん漆喰を使用します！
再利用が可能な瓦はそのまま使用し、傷みが激しい瓦は新しい瓦と交換して葺いていきますよ。
簡単そうに見えますが、瓦どうしをきっちりと重ね合わせ、かつ、きれいな一直線に葺くためには、なんばんの量、積む高さが重要です！
その後、なんばんに押し当てるようにして一枚一枚の瓦を微調整しつつ葺いていきます。
「棟の積み直し工事(防災棟)」「袖瓦の葺き直し、瓦交換」が完了しました！
強力棟工法によって高い防災性を得た瓦屋根。見た目もすっきりとしていて美しさを取り戻しましたね(^^)/
今回、瓦屋根を部分的に修理することで、以前よりも強風や揺れに耐えうる強い屋根に仕上げられました。
このように、部分的なメンテナンスであっても瓦屋根を強く丈夫な造りに変えることも可能です！
大阪市都島区で棟の積み替え、瓦屋根の部分メンテナンスをお考えなら、まずは私たちにお気軽にご相談ください(^^)/
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「瓦一枚で業者さんを呼ぶのは気が引けるな…」
このように感じられる方ももしかしたらいらっしゃるかもしれません。しかし、瓦一枚でもご遠慮なくご相談ください！
屋根の場合、このようなちょっとした不具合が「瓦の落下、飛散」「雨漏り」などの大きなトラブルを引き起こす原因になりえます。
また、費用を最低限に抑えるためにも瓦屋根の不具合に気付かれたら早目に対処されることをおすすめします(^^)
まずは、お気軽にご相談くださいね！！
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