スレート屋根にオススメな「屋根カバー工事」。既存の屋根を解体することなく新しい屋根材を葺くことができるため、工事費用も抑えることができます。

既存の屋根の状態です。
年数の経ったスレート屋根でのお宅でありがちな劣化の症状が屋根全体にみられました。
色落ち、つなぎ目の変色、スレートの割れが見られます。

さらに板金役物の部材もコーキングの劣化や退色が目立ちました。

今回のお客様のご自宅と同じ年代に建てられた住宅が屋根のメンテナンス時期を迎え、雨漏りが発生してしまっているお宅も増加しているように感じます。

飾りの屋根は、おしゃれですが使用する役物多くなるので雨漏りの発生原因になることもあります。天窓などにも同じことが言えます。

この年代のお宅に多い屋根の飾りです。屋根にも年代ごとに流行する屋根材や建物の形があります。
確かに屋根に飾りの部分がついている住宅は見栄えはおしゃれですが、雨漏りを起こしやすいです。

飾り屋根を取り囲むように板金役物で雨水の侵入を防いでいますが、役物が劣化してしまうと雨水が下地に侵入してしまします。

これは天窓の雨漏りにもよく見られる現象で、部材が増えれば増えるほど、築年数が経過した際に雨漏りの原因と予測される箇所も増えます。

でも、せっかく住むならこだわりが沢山詰まったおしゃれな家、日差しが差し込む明るい家がいいですよね。
おしゃれな造りの家こそ、こまめにメンテナンスを行ってください。
雨漏りしてから対処するのではなく、雨漏りしない家をキープし続けることが大切です。

今回のお客様の場合、しっかりと雨漏り対策をしておきたいとのことでしたので、「屋根のカバー工事」をご提案させて頂きました。

屋根のカバー工事は、既存の屋根はそのままに新たにその上に金属屋根材を施工する工事です。
屋根を解体する手間が省けるだけではなく、処分費用もかからないため、工事費用が通常の葺き替え工事よりもお安く行うことが可能となります。

雨樋も古くなっていましたので、一緒に交換工事を行うことになりました。
工事の際に足場を組んだ場合、出来る限り一回で工事を済ませられるよう雨樋や外壁などに不具合があった場合はご説明・ご提案をさせて頂いております。

足場費用だけでも結構かかりますので、何度も足場の設置を伴う工事を行うのは大変です。

そうは言っても、ご予算やお客様のご希望が第一ですので
弊社から無理強いするようなことはまずありません。

また、お見積りしたからと言ってしつこい営業電話をすることもありませんのでご安心くださいね。

弊社は小さな会社ですので、現場で作業も行いつつ、合間に現地調査に伺わせていただいております。
本当に、サイト名のように『街の屋根やさん』といった感じです！！

大企業のような丁重な対応には到底及ばないかもしれませんが、
小さな会社ならではの親切・親身な対応を日々行わせて頂き、好評を頂いております。
ありがたい限りです。

実際、大手業者様と相見積もりをされて『街の屋根やさんいわき店』を選ばれるお客様もいらっしゃいます。
お客様ごとに工事の決め手となる部分は違いますので、ご自分に合った業者選びをされて下さい。

既存の屋根材はそのままですが、付随する板金役物は取り外します。

屋根カバー工事では、屋根材はそのままの状態で工事を行いますが、雨仕舞の仕上げとして使用する板金役物は全て取り外し段差をフラットにした状態で工事を進めていきます。

写真は板金役物を取り外し、下地が見えている状態です。
黒くなっている部分は雨水が侵入し、劣化を進めた箇所です。

ご予算などの関係で屋根の大規模な工事が難しい場合もあるかと思います。
板金役物のみの交換・付随する下地材のみの交換なども行っておりますので、
ご希望をお聞かせください。出来る限り、ご予算内で収まるよう最善策を考えご提案をさせて頂きます。

新たな屋根の二次防水として、ルーフィングを敷いていきます

役物を全て取り外し、外したまわりの掃除を終えたら続いてルーフィングの施工を行います。

ルーフィングは簡単に言いますと防水紙です。
一番上になる屋根材から雨水が侵入した場合、下地へ侵入するのを防ぐ重要な役割を果たしています。

写真ですと、緑色のシートを指します。筒状のものを曲がったりしないよう丁寧に揃えながら一列ずつ重なりを持たせながら敷き、風などで飛んでしまわないようにしっかりと固定をします。

断熱性能に優れた金属屋根材「横暖ルーフ」を葺いていきます

アスファルトルーフィングの施工後、屋根を葺いていきます。

今回はニチハ「横暖ルーフ」で施工を行わせて頂きました。

断熱性能に優れた横葺き専用の金属屋根材です。
屋根の裏面を見るとわかるのですが、断熱材が屋根と一体になっています。
そのため雨音なども通常の金属屋根材に比べ静かで、遮音性能も優れています。

同じ屋根材でも、車と同じでグレードがいくつか設定されていますので、
打ち合わせの際はその点も詳しくご説明をさせて頂いております。

新たな板金役物を取りつけ、屋根の汚れを綺麗にする作業を行い、完工となります。

屋根を葺き終えたら、最後の仕上げ作業に入ります。
自社の作業場で板金折り曲げ機を使い、お客様の建物にあった寸法の板金役物を作成します。
既製品では対応できないような住宅にも対応することができるのが弊社の強みです。

棟板金もしっかりと取りつけ、コーキングを充填しました。
このときにきちんと取りつけが出来ていないと、台風などの強風の際に飛んでしまう原因となることがあるので、
ビスの打ち忘れがないかなども一緒に確認します。

屋根カバー工事完了後、最後の最後に雨樋を取り付け、完工です。

お問い合わせ・お見積り・ご相談は全て無料ですので、
リフォームをお考えの方や、雨漏りでお困りの方はぜひ一度、
『街の屋根やさんいわき店』までお気軽にお問い合わせください。

メールフォーム、またはお電話にて承っておりますので、
どんな些細なことでもご相談ください！！