築19年のミサワホーム施工の家、和瓦の屋根です。

外壁と合わせて屋根の調査もおこないました。

いっけん問題はなさそうにみえますが、これから詳しくみていきます。

多少の汚れは見えますが、瓦自体は割れなどもなく美しい状態です。

和瓦は、日本の伝統的な陶器製の屋根材で、耐久性や耐火性に優れているのが特徴です。

重なり合う形状で雨水の侵入を防ぎ、長持ちするため古くから住宅に使われています。

ただし、時間が経つと棟漆喰（屋根の頂上部分にある漆喰部分）が痩せたり劣化したりすることがあり、定期的なメンテナンスが必要となります。

こちらは棟取り直し前の写真です。

ご覧の通り、棟を固定している釘が数か所抜けている状態が確認できます。

釘が抜けてしまうと棟が不安定になり、雨漏りや瓦のズレなど、屋根全体に悪影響を及ぼす可能性が高くなります。

今回の工事では、これらの問題を解決するために棟の取り直しをおこないました。

新しい漆喰で土台をつくったら、棟を戻し、ビスを締め直していきます。

棟の締め直しに使われるビスはパッキン付きのビスが主流です。

パッキン付きビスは、防水性が高く釘よりも固定力が強いため、風や気温の変化による緩みが少なくなります。

今回の棟の取り直しで、棟の倒壊や雨漏りの心配がない屋根になりました！

和瓦は丈夫で長持ちするため、メンテナンスフリーと思われがちですが、実は漆喰や棟部分には定期的なメンテナンスが必要です。

経年劣化による漆喰のひび割れや棟の釘浮きなどを放置すると、雨漏りなどの問題に繋がることもあります。

もし少しでも不安に感じたら、ぜひ街の屋根やさん土浦店・霞美装へご相談ください。

丁寧に点検・メンテナンスをサポートいたします！