街の屋根やさん神戸西店の上橋です。

本日、ご紹介する施工事例は三田市で行った「表面の剥がれが気になるFRP防水のメンテナンス工事」をご紹介しましょう(^_^)/

バルコニーや屋上には何らかの防水が施されており、主に「ウレタン防水　シート防水　FRP防水」のいずれかが施されているケースが多いですね。

【ウレタン防水】
・柔軟性が高く、多少の建物の動きにも追従する
・液状で塗布するので、複雑な形状や隅々もしっかりカバー
・継ぎ目がないため、漏水リスクが低い
・維持・修理が容易

【FRP防水】
・ガラス繊維と樹脂を使用し、堅牢なシールドを形成
・長期間の耐久性があり、変形や割れに強い
・施工に専門技術が必要
・撥水・抗菌性に優れる

【シート防水】
・シート状の材料を直接敷き、接着または熱で固定
・施工が速く、大きな面積でも短時間で仕上げることができる
・継ぎ目があるため、接合部の処理が重要
・維持・点検が容易に行える

三田市でFRP防水のメンテナンス工事を行う現場紹介

コチラが、三田市で剥がれが気になると言われているFRP防水のメンテナンス工事を行う現場になりますよ(^_^)/

【建物情報】
・築年数15年
・2階建て木造住宅
・バルコニー防水　FRP防水
・現在　雨漏りなし

2階部分に合計4か所のバルコニーが設けられており、日当たりの良い場所を中心に表面が剥がれてきたようですね。

更に、排水ドレンに落ち葉が詰まって雨が降ると水たまりになるそうです。

15年経過したFRP防水がコチラになりますね！

【FRP防水の耐用年数とメンテナンス時期】

・初年　FRP防水施工。新しい状態で、保護性が高い
・5年後　初回点検。外観の変化や小さなダメージを確認。必要ならば局所的な修復を実施
・10年後　中間点検。経年変化による劣化やダメージをチェック。小規模の修理やメンテナンスが必要となることが多い
・15-20年後　FRP防水の耐用年数の目安。この頃には大規模な補修や再塗布が必要となる場合がある。状態によっては再施工を検討

FRP防水の耐用年数やメンテナンス時期は、使用される材料、環境によって異なりますので、気になる方は「無料点検」をご利用くださいね(^_^)/

既存のFRP防水ですが表面の剥がれもですが排水溝の詰まりも気になりますね(>_<)

このお家の廻りには草木が多く落ち葉などがよく飛んでくるようです。

現在、排水溝に落ち葉が溜まって雨が降ると水たまりになるようですよ！

バルコニーに水が溜まりすぎると、オーバーフローして室内への雨漏り原因にもなりますので要注意ですね。

剥がれが気になるFRP防水のメンテナンス工事では下地処理が重要

それでは、三田市での剥がれが気になるFRP防水メンテナンス工事を行っていきましょう(^_^)/

まずは、排水ドレンに詰まっている落ち葉をキレイに清掃していきますよ！

この排水溝には落ち葉除けが取り付けられていなかったので、飛んできた落ち葉が全て詰まってしまう状態でしたね。

お家の廻りに草木が多い場合は、出来るだけ落ち葉除けを取り付けてください。

そして、FRP防水の表面を電動工具でケレンしていきます(^_^)/

ケレンする際は粉塵が発生しますので、窓は完全に締め切ったうえで、必要であれば養生を行って作業していきますよ。

ある程度の音も発生する為、住宅街で施工する際は工事前に近隣の方へご挨拶しておくこともポイントですね！

ケレン作業はバルコニー全体に行う必要があります！

側溝のような細かい部分ですと電動工具ではケレン出来ませんので、手作業でケレンしてFRP防水表面の不純物を除去していきますよ。

この作業を怠ると、最後に塗るトップコートが剥がれやすくなりますので要注意ですね(>_<)

そして、アセトンと呼ばれる液体を利用しFRP防水の表面を拭きあげていきます！

【アセトンとは?】
アセトンは、透明で強い溶剤力を持つ液体です。爪の除光液の主成分としても知られています。

【なぜ拭き上げるのか?】
FRP防水のトップコートを塗る前に、表面に残る油分や汚れ、前回の塗料の残りなどを完全に取り除くことが重要です。

アセトンで拭き上げることで、これらの不純物をしっかりと除去し、新しいトップコートがきちんと密着するための下地処理になるんですよ。

お次は、バルコニー内部のFRP防水がひび割れている部分を専用のパテで補修していきます！

このパテはFRPのガラス繊維を粉末状にしたものに水と硬化剤を混ぜ合わせて作ったもので、ひび割れたFRP防水の中に刷り込んで補修していきます(^_^)/

シーリングで補修してしまうと、トップコートを塗った際に化学反応を起こし、すぐにひび割れが再発してしまうので要注意ですよ。

FRP防水のメンテナンス工事で「タフシールトップ＃2000」を使用

そして、ここからFRP防水のトップコート剤を塗っていきます(^_^)/

トップコート剤は基本的に1回塗りで仕上げますので、既定の膜厚を保った状態でローラーや刷毛を使用し、ムラなくキレイに塗っていく事がポイントになりますね。

塗り工程の途中でゴミなどが紛れ込まないよう注意が必要ですので、風の強い日や雨の日は作業しないほうが良いですよ！

今回使用しているFRP防水のトップコート剤ですが「日本特殊塗料さんのタフシールトップ＃2000」になりますよ(^_^)/

基本カラーは「グレー　ダークグレー　グリーン」があり、今回の三田市の現場ではグレーを使用しております。

【タフシールトップ＃2000の特徴】

・軽量でありながら丈夫な塗膜を形成する
・耐水性　耐凍害性　耐摩耗性に優れている
・工事期間が短く済む
・断熱性や防火性能にも優れている

FRP防水のメンテナンス工事ではよく使用する材料ですね！

そして、排水ドレンに落ち葉が詰まらないように落ち葉除けを合計6か所に取り付けました(^_^)/

排水溝が横向きか下向きかで落ち葉除けの種類が異なりますので、私たち専門業者にお任せくださいね。

落ち葉除けを取り付けるとドレン内部には詰まらないようになりますが、定期的な清掃は必要ですのでお忘れなく！

バルコニーなどの防水工事を行う際に、室外機の移動について良くご質問を頂きます。

結論「移動は不要で費用も不要」ということを覚えておいてくださいね(^_^)/

工事を行う際は一時的に架台を利用して浮かせて塗りますが、移動費などは一切必要ありませんのでご安心ください！

三田市　剥がれが気になるFRP防水のメンテナンス工事費用

今回のようなメンテナンス工事には工事保証などは付きませんが、2年に1回の定期点検を行っております(^_^)/

定期的に状態を確認しておくことで、雨漏りを防ぐことが出来ますからね。

三田市で行ったFRP防水メンテナンス工事費用ですが4か所で90,000円となっております(^_^)/

面積が小さければ30,000円程度で施工が出来ますので、皆さんも是非お試しくださいね！！

今お住いのお家やお勤め先の工場や事務所をこの先どうしていきたいかが重要で、それに見合ったご提案をすることが街の屋根やさん神戸西店の仕事だと思っております(*^^*)

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