奈良市で築33年の2棟横並び瓦屋根の耐震性向上の為に軽量な屋根に葺き替え工事を行いました。

使用したのはケイミュー社の黒色カラーベストです。

屋根のリフォームでは人気なカラーベスト。

ケイミュー社のカラーベストは軽量且つ色褪せがないのでメンテナンスが簡単な為人気な屋根材となっています。

では工事開始から完成までの様子をご覧下さい！！

2色の陶器瓦屋根、1棟は下屋根も葺き替え工事

グレーと黄土色の2棟の瓦屋根を葺き替えていきます。

1棟は下屋根もあるのでご一緒に工事依頼頂きました。

地震対策で軽量な屋根に葺き替えていくご依頼はこのところ増加傾向にあります。

地震や天災が増え、30年以内に起きると言われている南海トラフ地震。
被害を最小限に抑えることは私たちの生活を守るという意味でもあります。
気になるなという方は、
街の屋根やさん奈良店のオンライン相談をご活用ください。

工事開始で瓦と葺き土の解体撤去

瓦と葺き土の解体撤去を行っていきましょう。

瓦の重量は重く1枚でも約2kgです。屋根の上で足元も不安定ですから慎重な作業が求められます。

葺き土は専用袋に詰めおろしていきます。

葺き土撤去後、下葺き材で使用されていた杉皮が見えてきました。

杉皮撤去後、野地板（バラ板）の不陸調整と増し張り

下葺き材の杉皮は剥がしバラ板の不陸調整を行っていきます。

経年劣化と瓦や葺き土の重みで歪みを帯びてしまったバラ板は、そのままの状態で屋根工事を進めては行けません。

補強垂木を使用し凸凹した歪みを調整していきましょう。

増し張りの準備ですね。

平な屋根面に調整した後増し張りを行います。
バラ板ではなく構造用合板を使用し重ねてメンテナンスを行います。

防水紙はTAJIMA社のP-EX+と屋根の境目には水切り板金設置

防水紙を設置していきましょう。
使用したのはTAJIMA社のP-EX+という改質アスファルトルーフィングをタッカー留めしました。

伸縮性追従性に富みタッカー専用の防水紙です。

一般的には改質アスファルトルーフィングの粘着式が一番防水紙効果があると言われていますが、高性能な防水紙でタッカーの穴にフィットするため問題ありません。

2棟の屋根の境目には水切り板金を設置します。

ケイミュー社のカラーベストブラックを使用

カラーベストはシックな印象に仕上がるブラックを使用しました。
軒先から棟に向かって固定していきます。

棟板金は一番最後にビスで固定していきます。
貫板を土台とししっかり固定、風や雨でビスが抜けないようにします。

2棟の大屋根の工事が完了しました。

下屋根の葺き替えはガルバリウム鋼板使用

大屋根と変わり下屋根の葺き替えを行います。

大屋根はカラーベストを使用しましたが、下屋根はガルバリウム鋼板という金属屋根材を使用します。

軽量で錆びにくく、湿気が溜まりやすく日が当たりにく場所にある下屋根にピッタリの屋根材です。

瓦と葺き土の解体撤去、桟木と野地板の増し張りまでは大屋根と同じ方法です。

防水紙は外壁との立ち上げ部分をしっかり取り雨水の侵入をシャットアウトします。

ガルバリウム鋼板をビスで固定し仕上げていきます。

下屋根の完成です。

工事が全て終了し、お客様の安心と喜ばれている顔を見れることは私たちにとってすごく嬉しいことです！
ありがとうございました。