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香芝市で太陽光発電システム設置のため平板瓦屋根補強の葺き直し工事
香芝市 屋根葺き直し
【工事のきっかけ】
太陽光発電システムについては以前から興味があり、色々調べていたところ、太陽光発電システム設置の業者との話の中で、瓦屋根でも設置は出来るが、パネルの重量に耐えられるように屋根を強化する必要があると教えていただきました。
屋根の補強とついでに屋根の状態も確認してもらおうと、街の屋根やさん奈良店に連絡しました。
とても丁寧に見てくれて、一旦瓦を外して屋根の下地を補強する葺き直し工事というのが最適だと提案してくれましたので、お願いすることにしました。
基本情報
- 施工内容:屋根葺き直し
- 施工期間:4日
- 築年数:築25年
- 使用材料:構造用合板・改質アスファルトルーフィング
香芝市で太陽光発電システムを設置するために平板瓦屋根の強度の確認のご相談をお受けしました。
屋根材の平板瓦には特に大きな不具合はありませんでしたので、屋根下地を補強するために葺き直し工事を行いました。
お客様に安心して太陽光発電システムを設置していただけるようにしっかり下地強化いたしました。
太陽光発電システムの設置をお考えの方は、こちらの工事の様子を参考にしてみてくださいね。
屋根の形状は切妻屋根で、屋根材はとても綺麗な銀色の平板瓦でした。
平板瓦とは、四角形をした洋風の瓦で、和瓦とは違い、凸凹のある波形ではなく平らなデザインになっています。
平らを意味するフラット(FLAT)から『F形瓦』とも呼ばれています。
築年数は25年ですが、13年前に
葺き替え工事をされたそうで、屋根の状態はとても綺麗でした。
ですが、太陽光パネルのような数百kgに及ぶ重量物を屋根の上に設置することになるため、屋根下地の補強が必要です。
軒先には雪止め金具が付いていました。
奈良県は、海に面していない県であり、内陸特有の夏は暑く、冬は寒い気候が特徴です。
ただ、香芝市は『奈良盆地』に位置するため、雪がそんなに頻繁に降るわけではありませんが、屋根の下に駐車場があるため、雪止めを設置されているそうです。
こちらの屋根の棟瓦には熨斗瓦がありません。
このような熨斗瓦を使用しない工法を冠一本伏と言います。
調査の結果、屋根材は太陽光発電パネルの重量に十分耐え得る状態であると判断しましたので、屋根下地の強化を目的とした野地板の増し張りと屋根材は既存の平板瓦を再利用するという葺き直し工事を行うことになりました。
平板瓦を一旦撤去しました。
撤去した平板瓦は再利用するために、破損しないように丁寧に取り除き、保管しておきます。
平板瓦を撤去した屋根には、たくさんの木材が等間隔に設置されていました。
この木材を『瓦桟木』と言います。
瓦屋根の施工方法には、土葺き工法(湿式工法)があります。
これは、粘着性のある土の上に瓦を押し付け、土の粘着力のみで固定する方法です。
ビスなどで固定しないため、瓦が落下しやすく、土の重さで屋根の重量が重くなるため、地震の際にたくさんの家屋が倒壊したとして瓦屋根は地震に弱いと言われるようになりました。
土葺き工法のデメリットを解決した施工方法が乾式工法です。
ビス止めのおかげで瓦が落下しにくくなり、土を使用しないので屋根の重量も軽量化されました。
現在、新しく土葺き工法で瓦屋根を葺くことはありません。
瓦桟木を撤去しました。
こちらの防水紙は、改質アスファルトルーフィングのP-EX+という商品です。
改質アスファルトルーフィングは、汎用的に使用されているアスファルトルーフィングに合成樹脂や合成繊維などを混入して、耐久性や釘穴シール性に優れた防水紙です。
耐用年数はアスファルトルーフィングの約2倍と長寿命なので、ランニングコストを抑えることが出来ます。
防水紙は屋根が出来上がってしまうと見えませんので、グレードの低い防水紙を使用する工事業者もいると聞きます。
街の屋根やさんでは、高品質の改質アスファルトルーフィングを標準で使用しておりますので、安心してお任せください。
既存の防水紙を一部剥がして、
野地板の状態を確認します。
野地板とは、屋根材を支えるために張る板のことで、野地板という言葉は目に見えないところに用いる板という意味です。
屋根材を設置してしまうと見えなくなることからそう呼ばれています。
屋根下地の確認は屋根工事を行う時にしかできませんので、必ずしてもらいましょう。
既存の野地板は大変綺麗で良い状態が保たれていましたので、野地板・防水紙は撤去せずに、この上に新しい野地板を設置しても大丈夫という結論になりました。
新しい野地板の増し張りをしました。
増し張りに使用する野地板は、建物の主要な部分に用いる目的で作られた
構造用合板です。
構造用合板には、サイズや厚さ・品質などによっていくつかの規格があり、規格基準はJAS規格によって規定されています。
当店では、JAS規格で認定を受けた構造用合板のみを使用しています。
野地板を
増し張りすることで、古い野地板の廃棄費用が削減できます。
また、野地板が2重になることで多少屋根の重さは増しますが、それ以上に屋根下地が補強されて頑丈になり、太陽光発電システムの設置にも耐え得る十分な強度が確保されます。
太陽光発電システムを設置するためには、原則として厚さ12mm以上の野地板が推奨されています。
軒先から順に防水紙を張っていきます。
屋根の垂直方向で20㎝以上、水平方向で10㎝以上の重ね代を確保してタッカーで留めて張っていきます。
防水紙を張った屋根下地に瓦桟木を釘留めして設置します。
瓦桟木は屋根の棟に対して平行に直線に設置するため、屋根の頂上から流れてきた雨水を止めてしまうことになり、木製の瓦桟木や野地板に雨水が侵入し、腐食の原因になってしまいます。
瓦桟木で雨水が滞ることを防ぐために、瓦桟木には水を通すための穴(ウォーターホール)が付いています。
また、このように瓦桟木の途中に隙間を開けることもあります。
このひと手間を掛けることで、屋根の寿命が左右されます。
屋根にとって最大の敵である雨水の対策には万全を期しています。
一旦撤去して保管しておいた平板瓦を設置していきます。
平板瓦の設置も防水紙同様に下から順にしていきます。
下から上に葺いていくことによって、雨水の屋根内部への侵入を軽減します。
既存の平板瓦屋根同様、瓦桟に平板瓦を引っ掛けて、釘で留めていきます。
軒先から大棟に向かってどんどん瓦を葺いていきます。
元の屋根で使用していた瓦で作業していく葺き直し工事ですので、古い屋根材を廃棄する費用も削減できます。
瓦屋根の引っ掛け桟工法での工事は、旧工法では瓦4枚に対して1本の釘留めで良いとされてきましたが、現在のガイドライン工法では、瓦1枚に対して1本の釘留めをする全数釘打ち工法での施工を推奨しています。
更に台風・地震に対して安心の屋根になりました。
屋根の両側から平板瓦を葺き上げていき、大棟まで葺いていくと大棟部分に隙間が出来ます。
この部分の屋根の基礎(垂木や野地板など)に棟補強金具をしっかり固定して、その上に棟芯材と呼ばれる木材が設置されています。
この工法は、大きな被害をもたらした阪神大震災の経験を経て2001年に制定されました。
建物の木ぞ部分と棟が繋がっているため、棟瓦が崩れにくくなります。
補強金具と棟芯材を設置した大棟に南蛮漆喰を詰めて、大棟の隙間を塞いでいきます。
南蛮漆喰とは石灰を主成分とする漆喰に油脂や粘土・土などを混ぜ合わせたものです。
瓦屋根の棟を湿式工法で施工する際には漆喰と葺き土を併用しますが、南蛮漆喰は葺き土の代わりとして使用できます。
南蛮漆喰は、漆喰と違い特殊シリコンや防水材が使用されているため、雨水にも強く壊れにくくなっていて、葺き土と漆喰を併用するよりも耐久性が高く、防水性に優れているため、最近ではとても人気です。
大棟の隙間を南蛮漆喰で塞ぎ、その上に冠瓦を載せて、ビスを打ち込んで固定していきます。
建物から冠瓦までがしっかりと繋がり、地震や台風に強い棟瓦になります。
瓦屋根の冠瓦では丸瓦をよく見かけますが、こちらの屋根では三角冠瓦を使用しています。
三角冠瓦は、平板瓦や洋瓦で多く使用されています。
また、こちらの棟瓦には工事前の棟瓦と同様に冠瓦の下に熨斗瓦はありません。
熨斗瓦が高く積まれていると、屋根が豪華に見えますが、熨斗瓦を使用しない分棟瓦が低くなり、強風などの被害に遭いにくいという特徴もあります。
こちらの工事は本日の現場ブログにも詳しく掲載しております。
興味をお持ちいただけましたら、そちらも是非ご覧くださいね。
既存の瓦を使用する葺き直し工事での施工ですので、施工前の屋根とはほとんど変化ありませんが、廃棄物をほとんど出さずに屋根下地を太陽光発電システム設置に耐えられるように強化しました。
これで安心して太陽光発電システムを設置していただけます。
雪止めも袖瓦ももちろん施工前の部材を使用しています。
平板瓦は和瓦とは違い、瓦の中でも薄く、穴を開けて加工することが出来ます。
屋根材の上に太陽光発電パネルを設置するとどうしても屋根に負担がかかってしまいます。
そのため、特にこまめな定期点検をおススメします。
定期点検も街の屋根やさん奈良店(0120-303-884)にお任せくださいね。
【工事完了後】
既存の瓦を使用する葺き直し工事での施工ですので、施工前の屋根とはほとんど変化ありませんが、廃棄物をほとんど出さずに屋根下地を太陽光発電システム設置に耐えられるように強化しました。
これで安心して太陽光発電システムを設置していただけます。
雪止めも袖瓦ももちろん施工前の部材を使用しています。
平板瓦は和瓦とは違い、瓦の中でも薄く、穴を開けて加工することが出来ます。
屋根材の上に太陽光発電パネルを設置するとどうしても屋根に負担がかかってしまいます。
そのため、特にこまめな定期点検をおススメします。
定期点検も街の屋根やさん奈良店(0120-303-884)にお任せくださいね。
雪止めも袖瓦ももちろん施工前の部材を使用しています。
平板瓦は和瓦とは違い、瓦の中でも薄く、穴を開けて加工することが出来ます。
屋根材の上に太陽光発電パネルを設置するとどうしても屋根に負担がかかってしまいます。
そのため、特にこまめな定期点検をおススメします。
定期点検も街の屋根やさん奈良店(0120-303-884)にお任せくださいね。
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