瓦の破損が発見された洋風住宅の現場です。
傾斜がきつい屋根が特徴のお住まいでした。

急勾配と呼ばれる屋根で、水の流れがスムーズで雨漏りしにくい屋根と言われています。
急勾配屋根とは６寸勾配以上の屋根のことを指します。

建築で用いられる尺貫法で、水平方向に１０mいったところから垂直に６m下がると６寸勾配になります。
街を見渡してみると最近では緩い勾配（３寸前後）の建物が好まれているようです。

傾斜のきついS瓦の破損状況と原因

屋根の至る所に破損している瓦が点在していました。
傾斜がきつい分、落下しそうで非常に危険です。

近くで見る破損状況

見れば見るほど破損した瓦が発見される、といった状況でした。
すぐにでも落下しそうな状態で、今まで事故が無く良かったです。

瓦の破損原因は？

瓦が破損する原因、しかも屋根全体に点在する理由が分かりました。
当初原因がわからず、瓦の製品不良などを疑いましたが違いました。

原因はズバリ！瓦を固定するビス（釘）の選定ミスでした。
瓦を固定しているビスが、温度変化や経年劣化で瓦の下穴よりも膨張し、瓦を割ってしまっていたんです。（釘やビスの爆裂）

そういえば昔の補修現場で鉄クギで瓦を固定していた現場があり、そこでも同じような現象があったことを思い出しました。

現在は熱膨張も少なくサビにも強いステンレス製の釘やビスがマストですが、大昔はまだまだ流通も少なくコストも非常にかかる難点があったと思います。

S瓦の補修　新品への差し替え

かろうじてS瓦の同じ色があったため、あまり違和感なく交換が出来ました。
2024年時点でS瓦の製造は１社のみとなってしまい、豊富にあったカラーバリエーションも現在では調整製造で希望の色が無いこともあります。

この辺りは現地調査の時にお調べ出来ますのでご安心してくださいね。

瓦の差し替え方法　

※瓦の種類は違いますが手順は同じです

交換したい瓦を綺麗に取り除きます。
新しい瓦を差し込み、周辺の瓦に瓦用コーキングでくっつけます。
交換したい瓦が釘やビスで固定されている場合はそれも取ります。

交換や差し込む際に下葺き材（ルーフィング）を傷つけないように注意が必要です。

差し替えは高所での作業ということもあるので屋根の専門業者に依頼しましょう！

【参考記事】▶︎割れた瓦の部分交換方法

補修工事にかかった工事費用

今回は足場を設置せずに高所作業車を使用しての作業となりました。

◉補修費用◉
￥１１０,０００（税込）　※高所作業車費用　含む

◉作業日数◉
１日

【関連記事】▶︎軽微な屋根補修もお任せください！

お客様からいただいたアンケート

Q 　当初、工事を依頼する会社にどんなことを期待されていましたか？
 A 　ていねいに施工していただければ

 Q 　街の屋根やさんにご依頼いただく際に他社と比較しましたか？した方はどこの会社と比較しましたか？
 A 　比較はしていません

 Q 　街の屋根やさんに工事をご依頼いただいた決め手は何ですか？
 A 　工事内容の説明がわかり易く　納得できたこと

 Q 　工事が終わってみていかがですか？良かった事・嬉しかったことを忌憚なく頂戴出来ましたら幸いです
 A 　サービスで雨樋の清掃をしてくれて感謝しています

 Q 　街の屋根やさんを他の方に紹介するとしたらなんと紹介しますか？
 A 　ていねいで親切ですよ

まとめ

屋根の傾斜がきつい場合は通常よりも作業時間やそれに付帯する足場などプラスαの費用がかかってきます。足場を設置する機会（外壁塗装など）には必ず屋根の点検も行うことをお勧めしますよ！

「街の屋根やさん　豊橋店」では建物の外回り（屋根・外壁・雨樋など）のお困りごとを解決しますよ。
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