K様のお宅は住宅密集地にあり、東側はお隣との距離も大変近いです。大雪が降った際、屋根に雪が留まることができないとお隣の敷地へ落雪することは容易に想像できます。

落雪してしまう地点は、普段お隣にお住いの方が通路として往来しているそうです。もしも…のことを考えるとゾッとします。
K様は雪が降る前に何とかしてほしい、とのご要望でした。

こちらのお宅はM型（波型）瓦の屋根で比較的凹凸がある屋根ですが、スーパーゆきもちくんはこのような屋根でも専用の金具を使用することで取り付けが可能です。

この瓦屋根には既に雪止め金具は設置してあるのですが、この雪止めだけでは落雪を防ぎきれないようです。
今回はこの既設の雪止め金具も活用してスーパーゆきもちくんを固定します。

屋根の軒先にスーパーゆきもちくん専用金具を取り付けます。
スーパーゆきもちくんの施工マニュアルどおり、瓦1枚おきに1個ずつ取り付けていきます。

今回は30mmの厚さの屋根材に対応する平板瓦用のゆきもちくん専用金具（ブラウン）を使用しました。スーパーゆきもちくんは、専用金具のバリエーションが豊富で、様々な厚さやカラーの屋根材に対応が可能です。

軒先に専用金具を取り付けたら、その金具にスーパーゆきもちくんのネットを引っ掛けます。
今回は5色（ブラック・ブラウン・レッド・グリーン・グレイ）の中から瓦の色に合わせてブラウンのゆきもちくんを使いました。

ゆきもちくんのネットを軒先に引っ掛けたら、ネットの上部（棟側）を既設の雪止め金具に結束線で固定します。この結束線はビニール被覆のステンレス線で、錆びの心配がなく耐久性の高い、ゆきもちくん専用の結束線です。

スーパーゆきもちくんの固定が完了しました。
軒先に新たに取り付けた専用金具と上部にある既設の雪止め金具とで、スーパーゆきもちくんのネットを引っ張り合って固定する仕組みになっています。