雪の重みで雨樋「軒樋(ヨコ)と竪樋(タテ)」が破損

左の写真が雨樋のたて部分の竪樋が破損して、落下した状況です。

右の写真が、軒樋(ヨコ)が、雪の重みで雨樋の口が開いてしまった状況です。

雨樋交換の施工手順を紹介します。

雨樋の取り外し

雨樋は、雨樋受け金具で止められているだけなので、受け金具の爪を写真の様に反り返してやれば取り外せます。雨樋の写真手前に見える部分は、雨樋の繋ぎ目になりますこの部分を引っ張れば取り外せます。

こちらの写真は、雨樋を取り外した状況になります。

雨樋受け金具の取り外し状況

雨樋の受け金具の取り外し状況になります。古い家は、釘で止められているので、小さいバールや釘抜で取り外していきます。

雨樋受け金具取り外し完了。
上の屋根の左側、雨樋受け金具から垂れ下がっている青い糸は、次の写真でご説明します。

雨樋の設置は、水勾配が大事!!

雨樋の水勾配を決めるための水糸を設置している状況になります。雨樋(軒樋)は、雨水が流れなければ意味がありません。この勾配を決めるのに必要不可欠なのが、水糸の設置です。雨樋の端から竪樋(タテ)までの距離を水糸をはり勾配を決めます。水糸の上に水準器を合わせ勾配があるのを確認します。

雨樋受け金具を取付け

先ほど張った水糸に沿って、雨樋受け金具を取付けていきます。ここで大事なのが水糸と雨樋受け金具の中心と高さをずれる事なく位置付けすることです。
古い受け金具の付いていた釘穴を避けて設置していきます。それは受け金具の取付け強度を上げる為です。
今回は軒下の垂木を一つズラして取付けました。写真の左側の垂木に古い受け金具が付いてました。

雨樋受け金具には種類があります

こちらは、雨樋受け金具の種類になります。それぞれの角度が違うため、雨樋を受ける高さが異なり水勾配に合わせて設置していきます。
右側の写真は、それぞれの受け金具に番号で刻印され分かるようになっています。

雨樋受け金具の中心が、水糸に沿ってきれいに整列されているのがわかります。

雨樋(軒樋)の取付け

雨樋(軒樋)の取付けは、雨樋の受け金具にのっけるだけです。受け金具がきちんと整列していればきれいに雨樋(軒樋)が収まります。
取り外した時の様に、受け金具の爪を折り返せば設置完了になります。

竪樋の取付け

左の写真が竪樋の材料になります。軒樋を挟み込んで取付けします。

雨樋の筒の長さを調整して、ジョイント部分を繋ぎ合わせれば竪樋は完成です。ジョイント部分には、専用の接着剤をつけます。
雨樋の筒を波板の雨樋の竪樋に逃がし、雨樋がズレない様針金で固定して完成です。

雨樋取付け完了　心配な方は雪止め瓦を

雨樋の取付け完工の写真です。雪の多い地方は、屋根の上に雪止めを瓦(右の写真)が設置してあります。雪が降って心配な方は、取付けてみてはいかがですか！

ご近所のみなさま方のお家をみると、今年の大雪被害の凄さが確認できました。屋根の雨樋が歪んでいたり、受け皿が開いたり等多々見られました。

二階建てのお家は、足場を組んでの施工になるので今回のような簡易的な作業では終わりません。。価格も高額になるので、火災保険の利用をお勧めしています。

雨が降った時ちょっと外に出て雨樋を確認してみて下さい。雨樋の途中から雫がたれていたり、雨樋以外の所から雨の雫がたれていたら、是非街の屋根やさん四日市店にご相談下さい。

街の屋根やさん四日市店では、無料点検・無料見積りを実施しております。お気軽にお問い合わせください。