全ての棟瓦を一旦移動し、積み直すことにより、歪みを補修することができました！落下や雨漏りの危険性もなくなり、安心して過ごして頂けそうです。

瓦屋根を点検させて頂きました

棟瓦が大きく歪んでいる（蛇行している）のがはっきりと分かります。長い年月をかけて、紫外線や風雨、漆喰のひび割れ、葺き土の劣化、の影響を受け少しずつ歪みが発生してしまったようです。

地震や台風などの自然災害による強い衝撃や、瓦を固定する銅線が緩んだり、切れたりして固定力が失われ、瓦がずれてしまう事もあります。

棟瓦の一部が割れて、元の位置から外れてしまっています。

瓦屋根の傷みは、普段あまり目につかず分かりにくいこともあるため、少しでも異変を感じたら、専門業者に屋根上の調査を行ってもらいましょう！
特に「棟瓦の歪み」は、専門性が高いため、自分で判断することを避け、屋根の専門業者に補修を依頼することをオススメします。

棟瓦の積み直し（取り直し）工事を行いました！

足場の設置

まずは、足場の設置を行います。
今回の足場は、屋根上のみの瓦補修工事なので、屋根上作業仕様の設計で、組み立てを行いました。

通常、塗装工事の際には塗料の飛散を防ぐためのメッシュシートを取り付けますが、今回の瓦補修工事では、不要なので取り付けを省略しています。

棟瓦の一時移動

棟に積み重ねている、冠瓦（かんむりがわら）と熨斗瓦（のしがわら）を一旦すべて取り外し、劣化した漆喰や土、ごみをきれいに掃除します。

冠瓦は、棟の頂上にある丸型の背の高い瓦の事を言い、のし瓦は、冠瓦の下に積まれる平たい瓦の事を言います。

棟瓦の積み直し

新しい漆喰で土台を形成後、のし瓦（平たく長方形の瓦）を積み重ね、銅線でしっかりと固定します。のし瓦を積み終えたらその上に冠瓦を乗せ、銅線で固定し、周囲をきれいに整えます。

最後に、瓦屋根の棟（むね）の端に設置される装飾瓦である鬼瓦（おにがわら）を取り付けて、棟瓦補修工事の完了です！

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棟瓦の補修工事　完成

耐久性が回復し、雨漏りの心配がなくなりました！

棟瓦の補修は高所で作業を行うため、適切な知識と技術が必要になってきます。棟瓦にズレや歪みがある場合は、単なる見た目の問題ではなく、雨漏りや屋根の劣化、瓦の落下など、大きな事故につながる危険性があります。

少しでも瓦屋根の異変に気がついたら、安全のためにも、屋根の専門業者に相談することをおすすめします！

飯田・伊那、上伊那・下伊那・木曽地域のみなさまへ！
お住まいの不具合は、早めの対応が肝心です！
街の屋根やさん飯田・伊那店では点検・見積りまで無料で行います。
気になっているところは遠慮なく、何でもご相談くださいね!(^^)!

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