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加古郡稲美町にて築105年古民家の焼き板外壁と水切り漆喰修繕工事!
稲美町 屋根材(瓦)
【工事のきっかけ】
「壁との取り合いにある漆喰が剥がれてしまい、雨漏りしないか心配なので一度見てほしい」
加古郡稲美町にお住まいのお客様から、このようなご相談をいただいたことが今回の工事の始まりでした。
お客様のご自宅は、築105年という歴史ある 入母屋造りの古民家。
代々受け継がれてきた大切なお住まいを、これからも安心して維持したいというお気持ちが強く伝わってきました。
焼き板製の外壁は経年劣化が進み、外壁との取り合いにある漆喰が欠落していたため、外壁の張り替え、欠落している漆喰の補修を実施しました。
基本情報
- 施工内容:屋根材(瓦)
- 施工期間:2日間
- 築年数:築105年
- 使用材料:【㈱ヨドコウ ヨドプリント外壁EN型】【ガルバリウム鋼板製水切り板金】
皆さん、こんにちは!
街の屋根やさん加古川店 営業の福山です!!
本日は、加古郡稲美町にて行った「経年劣化が進んだ焼き板外壁および剥がれが発生した漆喰修繕工事」のご紹介となります。
築105年の古民家にお住いのお客様よりご連絡を頂き、訪問させて頂きました。
外壁には焼き板を使用されており、外壁と瓦屋根との取り合いには漆喰が塗り上げられている造りの入母屋形状の古民家。
コストを抑えつつ、現在の風合いを崩さない様に耐久性のある新建材を使用し修繕工事を実施しました!
今回の事例紹介を通じて、焼き板外壁の経年劣化や剥がれが発生した漆喰の危険性を知っていただき、外壁や漆喰の経年劣化に目を向けて頂くきっかけになれば幸いです!!
それでは、現地調査の様子から見て参りましょう!

こちらが今回工事を行った住宅となります。
昔ながらの入母屋造りの屋根が特徴的ですね!
築年数をお伺いしたところ、なんと105年!!
1世紀越えのご自宅ということでした!
こまめに修繕も行いつつ、ご自宅を維持されてきたとのことでした。
弊社ではこの様な由緒ある古民家の改修工事も行っていますので、是非ともご相談ください💪
【古民家とは・・・】
古民家とは、一般的に築50年以上経った木造住宅を指し、なかでも入母屋造りは日本の伝統的な意匠を色濃く残す建築形式です。
太い梁、土壁、呼吸する木材、瓦屋根など、自然素材を中心に造られているため、
「長寿命」かつ「再生しながら住み継ぐ」という魅力を備えています。
今回は、その様な古民家にて外壁と瓦屋根の壁際部分に施工されている漆喰の剥がれ が問題となっていました。

調査の結果、剥がれが確認されたのは2階外壁と1階屋根の取り合い部分に塗り上げられた漆喰でした。
この部分の漆喰は 「水切り漆喰」 と呼ばれるもので、瓦と外壁の隙間から雨水が入り込むことを防ぐ重要な防水部材です。
【水切り漆喰とは?】
簡単に説明すると外壁と瓦の間から雨が入らないように守る防水材
水切り漆喰には次の役割があります。
● 防水
外壁と瓦の隙間からの吹き込みや浸水を防ぐ要となる部分。
● 雨仕舞いの調整
瓦や外壁の多少の段差を埋め、きれいに整える。
● 見た目の美しさ
白漆喰が外観のアクセントとなり、古民家らしい風合いを引き立てる。
この様な役割を担う水切り漆喰ですが、経年劣化により剥がれると、雨水が土壁や木材に回り込み、雨漏りにつながる危険性があります。
漆喰が剥がれた原因を調べたところ、外壁に使用されている 焼き板(焼杉) の劣化が大きく関係していました。
【既存焼き板の状態】
-
表面がメッシュ状にひび割れ
-
板が部分的に欠落
-
内部の土壁が露出
この様に焼き板が経年劣化で弱ってしまっていた為、劣化した焼き板から雨水や強風が入り込み漆喰の密着力が低下。今回のような剥落へつながったと考えられました。
「古民家らしい風合いを残したい。ただし、コストは抑えたい。」というのがお客様のご要望でした。
そこで、今回の工事プランは以下の様なご提案をさせていただきました。
【工事ご提案内容】
-
劣化した焼き板外壁を、木目調が美しい「ヨドプリント EN型」へ張り替え
-
水切り漆喰は行わず、耐久性に優れたガルバリウム鋼板製の水切り板金へ変更
漆喰の塗り直しという選択もありますが、古民家の構造を長寿命化させるためには より耐久性の高い板金水切り のほうが有効と判断しました。
お客様にも内容をご理解いただき、工事のご依頼を頂きました。
【~工事スタート~劣化の進んだ外壁と漆喰を撤去します🔨】
まずは劣化した原状を撤去するところから始まります。
-
焼き板外壁の撤去
-
剥がれた水切り漆喰の除去
-
下地や土壁の状態確認
古民家の工事では、既存の柱・土壁・瓦が健全かどうかのチェック がとても重要です。
構造そのものに傷みがある場合、表面を直すだけでは再発してしまうためです。
今回は幸いにも下地や瓦は健全で、修繕工事に進むことができました(^^)!
次に壁際の防水処理として、ガルバリウム鋼板製の水切り板金 を取り付けます。
【ガルバリウム鋼板製水切り板金の特徴】
-
漆喰のように剥がれない
-
耐久性が高い(20年以上が目安)
-
強風や豪雨にも強い
-
施工後、メンテナンスが少なくて済む
今回は外壁の風合いに合わせて ホワイト色 を採用。
水切りは、現地採寸のうえ、職人が手折り加工で成形した完全オリジナル製品となっています!!
外壁を張る前に【透湿防水シート】を全面に施工します。
【透湿防水シートとは】
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外からの雨水を遮断
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室内や土壁から出る湿気を外側へ逃がす
-
外壁内部の結露を防ぐ
古民家特有の土壁と非常に相性が良く、外壁の長寿命化に欠かせない部材です。
透湿防水シートを施工後、新しい外壁材を保持する木下地を新設しています!

透湿防水シートの上に新しい木下地を取り付け、
その上から外壁材 「ヨドプリント EN型 土佐焼杉色」 を施工します。
【ヨドプリント EN型とは?】
ヨドプリント EN型は、金属板に木目柄をプリントした外壁材です。
【ヨドプリントの特徴】
-
軽量で建物に負担をかけない
-
本物の焼杉のような深い木目の質感
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腐食しにくく耐久性が高い
-
塗装不要でメンテナンスコストが安い
-
古民家との相性が良いデザイン
「風合いを残しつつ耐久性を高めたい」というご要望に最適な外壁材を今回使用させて頂きました😊!

既存の焼き板と新しい外壁の取り合い部分には、職人が現地で成形した 手作りコーナー材 を取り付けます。
これにより、
-
外壁の納まりが美しく整う
-
雨水の入り込みを防げる
-
古民家の表情を崩さず自然に仕上がる
という効果があります。
最後に、瓦と外壁のごく細かい部分に、必要な最小限の漆喰を塗り直して工事完了となります。
外壁と水切り板金で主要な雨仕舞いを行っているため、漆喰はあくまで補助的な保護仕上げとなります。
漆喰を塗っても良い場所、塗ってはダメな場所が屋根・外壁面には存在するため、そのポイントを把握しつつ、綺麗に角を揃えながら塗り込みを行うことが必要となります!
【地域密着の屋根工事専門店、街の屋根やさん加古川店にお任せください!】
いかがだったでしょうか?
今回の工事で、
-
焼き板の劣化による雨漏りリスク
-
水切り漆喰の剥がれ
-
壁際からの浸水リスク
これらすべてを根本から改善しました。
新しい外壁は古民家ならではの趣を損なうことなく、より長寿命で安心できる住まいへと生まれ変わりました。
【古民家住宅等のメンテナンスにお困りの皆様へ!!】
漆喰の剥がれは「そのうち雨漏りするかもしれない」というサインです。
特に古民家は土壁・瓦・木材が使われているため、小さな隙間でも建物内部に大きな影響を与えることがあります。
当社では
●古民家の外壁・屋根の専門調査
●部分補修〜大規模修繕まで対応
●伝統構法に配慮した施工
を行っています。
気になる症状があれば、是非ともお気軽にお問い合わせください。
知識・経験とも豊富な弊社スタッフが、貴方のお悩みを解決いたします(^^)!!
本日も、最後まで読んでいただき、ありがとうございました!!
街の屋根やさん加古川店は地域密着で、屋根工事のトラブルに対し迅速サポート!
全日本瓦工事業連盟加盟にも所属しており、経験豊富な対応で問題を解決します!
【所有資格】
・日本屋根診断士 ・自然災害鑑定士 ・宅地建物取引士
・足場組立作業主任者 ・ケイミューROOGA施工管理者
・石綿等取扱い作業従事者 ・石綿作業主任者 ・一般建築物石綿含有建材調査者
・JUAVAC認定 UAVフライト技術証明書取得 ・クレーン運転(5t未満)特別教育受講済
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