長野県飯田市の築10年弱のお宅です。
　色あせが気になるということでしたが、錆などは発生しておらず、状態も良く、早目のメンテナンスをすることができました。

施工前のようす

　おしゃれな外壁のすてきな家です。
　それだけに、確かに屋根が白っぽくなっているのが目立ってしまう気がします。

　屋根の状態を詳しく見せてもらったところ、錆もなかったので、色あせしにくく高耐久な塗料をご提案しました。

施工開始

高圧洗浄

　トルネードノズルで高圧洗浄を行います。
　錆が出ている金属屋根の場合は、この後の下地処理に手間と時間がかかってしまうのですが、今回はその手間がありません。

　築7～10年程度で「何だか色褪せたなぁ」という段階でメンテナンスが出来れば、今回のように補修の手間がないのでコストも抑えられ、私どももその分良い塗料をご提案することができます。

下塗り作業

上塗りは２回

　上塗りに使用したのはアステックペイント社の「スーパーシャネツサーモF」です。
　色は「カーボングレー」という濃い灰色です。

　「F」というのは「フッ素塗料」のことです。
　高耐候型の「4Fフッ素樹脂」というものを使用しており、これは従来のフッ素樹脂塗料をしのぐ超耐候性を誇ります。
　また「チタン複合特殊無機顔料」を使用することで、変退色防止性にも優れていて、メーカー発表の耐用年数は16～20年と長期に渡ります。

　上塗り１回目の後、乾燥期間を経て２回目の上塗りをします。
　同じ色を塗装するので、塗り残しのないように注意しながら丁寧に仕上げていきます。

完成

　つやつやの美しい屋根に仕上がりました。
　スーパーシャネツサーモシリーズの塗料は、高耐候性、変退色防止性に加え、太陽光を効果的に反射する遮熱性も特徴です。
　表面温度はもちろんですが、室内の温度上昇も抑える効果も期待できます。

鉄骨も塗装しました

　隣接する家のベランダ下の鉄骨も一緒に塗装しました。
　ベランダの下など普段目にすることはないと思いますが、鉄骨が錆びて腐食が始まってしまうと雨漏りにつながります。

　今回、メンテナンスをすることができて良かったです。

　このお宅ではこのあと外壁の塗装もお任せくださいました。
　外壁はクリア塗料を使用しています。

まとめ

　今回は築10年経過する前に、色褪せの段階でメンテナンスを行うことが出来ました。
　「色褪せ」は、塗膜劣化の初期段階です。

　塗装による防水効果が薄れてきたまま放置し続けると、屋根材によりますが、錆が出てきたり、コケやカビが生えたりと症状が進んでしまいます。

　今日明日にでもどうにかしないといけない！というわけではありませんが、なるべく早めにメンテナンスをご検討くださいね。
　最近では塗料も進化しているので、是非新しい知識と施工実績がある業者さんにご相談ください！

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