下伊那郡阿智村にて、遮熱塗料を使った屋根の塗装と鉄骨の塗装工事を行いました。
　農家をしているお宅で、一年を通してよく使われるという農業倉庫を塗装します。屋根だけでなく鉄骨も傷んできていたので、一緒に塗装していきます。

1.現地調査

　折半屋根全体の色が薄くなっていて、ボルトの錆も目立ってきています。

　折半屋根の場合、ほとんどがこのボルトの部分から錆が始まるケースが多いです。
　このボルトの錆を防ぐために樹脂製のキャップを付けることもあります。

　ただし、キャップがある場合は紫外線による経年劣化でヒビ割れてしまい、風に飛ばされてしまうこともありますので、どちらにしろ定期的なメンテナンスが必要となります。

2.高圧洗浄

　塗装に入る前の高圧洗浄の様子です。

　洗浄作業では汚れの除去を行うわけですが、この下地処理の工程がおろそかになると塗料の密着が悪くなって、数年から最悪の場合は1年も経たないうちに剥がれてしまいます。

3.屋根塗装―下塗り

　まずボルトに錆止めを塗っていきます。一ヶ所ずつ、塗り残しのないように丁寧に塗装します。

4.屋根塗装―上塗り

　屋根塗装の完成です。

　天気の良い日には周囲の風景に白い屋根がとても美しく見えます。
　「白」と言っても、使用した色は「ガルグレー」という色で、『白っぽく見えるグレー』です。
　18色展開している色の中でも遮熱効果の高い色とされています。

5.鉄骨塗装（内部）

　内部の鉄骨塗装の様子です。

　塗装前の下準備として、飛散防止のための養生作業や、足場を確保するために脚立を立てたり、下処理（ケレン作業）を行います。

　内部の鉄骨塗装は下塗りを含めて3回塗装します。

　とても大きな倉庫ですので、下地調整も塗装もやり甲斐がありました!!

　白っぽい塗料なので写真では判り難いかもしれませんが、塗り重ねていくうちに艶感が出て光沢が増していきました。

　倉庫や作業場が鉄骨やトタン屋根の場合は、特に夏場の暑くなる時のことを考えると、遮熱塗料を使った塗り替えがおススメです！

　近年の地球温暖化の影響なのか夏の暑さが尋常ではないので、遮熱塗料を使った暑さ対策も是非選択肢に加えてください！

6.鉄骨塗装（外階段）

　屋根と内部の鉄骨と共に、外の鉄骨階段も塗装します。

　ここでケレン作業の様子もお伝えします。
　サビた部分を削ったりして表面を整えていく作業です。
　できる限り塗料を密着させて長持ちさせたいので、この地道な作業を念入りに行います！

7.まとめ

　今回はとても大きな倉庫の塗装工事となりました。
　期間は10日間でしたが、とても長い期間工事をしていたような感覚です(笑)

　思い切って屋根も内部も全て塗装したので、新設したように美しくなりました。

　今後もアフターサービスを含めて、末永くお付き合いできればと思います。

　お住まいでもこうした倉庫でも、少しでも気になるところがあれば是非早目にご相談ください。
　早めのお手入れがコスト削減にもつながります!!

　最後までご覧いただき、ありがとうございました。