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松本市の雨漏りでお困りのバルコニーの防水工事:シート防水からFRP防水へ改修
松本市
【工事のきっかけ】

みなさんこんにちは。「街の屋根やさん松本諏訪平店」です。
今回は松本市にお住まいのお客様から「2階バルコニーから雨漏りして、1階のリビング天井にシミが出てきた」とのご相談を受け、現地調査の上でバルコニーのFRP防水工事を行いました。
今回の工事は、経年劣化で破れてしまったシート防水(既存のゴム・ビニール製の防水シート)を撤去し、下地の合板から新しく組み直した上で、FRP(繊維強化プラスチック)による防水層を再構築するという内容です。FRP防水は、耐久性が高く、戸建住宅のバルコニーや屋上に多く採用されている工法です。
それでは、実際の施工の様子を写真付きでご紹介していきます。
FRP防水とは
Fiber Reinforced Plastic(繊維強化プラスチック)の頭文字をとったもので、ガラス繊維シートを補強材にしたプラスチック樹脂です。
船の船底やお風呂の浴槽などにも使われる防水性の高い建材です。
ベランダやバルコニーの床の防水材としてもよくつかわれています。
ベランダやバルコニー防水の場合は、FRP層の上にウレタン防水塗装でさらに防水性を高めます。
FRP防水について 詳しくはコチラ>>>

街の屋根やさん松本諏訪平店では経験豊富な有資格スタッフが屋根の症状に応じた適切なご提案をしています。
屋根にお困りごと、お悩みごとがある方一度街の屋根やさん松本諏訪平店までご相談ください。
お問い合わせは上の画像をクリック!フォームからメールでお気軽にどうぞ。

リビングの天井は、雨漏りによってボードが濡れて落下していました。
お施主様がビニールシートで応急処置をしておられましたが、そのビニールシートからも水が垂れている状態でした。
早急に修繕する必要がありますが、天井だけを修繕しても雨漏りの根本的な解決にはなりません

リビングの上は15㎡ほどある広いバルコニーです。
そこに施工されていたシート防水が剥がれて浮いていました。
経年劣化も原因だとは思いますが、排水溝がゴミでふさがっていて、雨量が多いとプール状態になっていたそうです。
それも影響していたかもしれません。
シート防水のシートが剥がれて浮いていたため、その上の化粧タイルシートが波打っていました。
防水機能を失ってしまい、下地から室内へと水が浸入していました。
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工事の様子です。
既存の防水層と下地を撤去した後、新たに構造用合板(厚さ12mm)を隙間なく敷設しました。
これは防水層の“土台”となる部分で、しっかりとした強度が求められます。
下地の精度が、最終的な防水層の持ちにも影響するため重要な工程です。

合板の上にプライマー(接着促進剤)を塗布します。
プライマーとは、下地とその上に貼る材料の密着性を高めるための下塗り剤のことで、防水材がしっかりと定着するために不可欠な工程です。

乾燥したプライマーの上にガラス繊維シート(ガラスマット)を専用のポリエステル樹脂の防水材を浸透させながら貼り付けていきます。
ガラス繊維シートとポリエステル樹脂が固まって【繊維強化プラスチック】FRP防水となり、耐久性と弾力性を与えます。
貼り付ける際にどうしても気泡が入ってしまうので、脱泡ローラーというイボイボのローラーで気泡を抜きます。
使用したポリエステル樹脂の防水材
日本特殊塗料 タフシール

ガラス繊維を貼り終えた上から、もう一度防水用プライマーを塗布して、最終防水層との密着力をさらに高めます。
この層がしっかりしていないと、後々の剥がれや雨水の侵入につながるため、塗布ムラのないよう均一に仕上げました。
使用した防水塗料下塗り材
日本特殊塗料 タフシール速乾プライマー

バルコニーの床と外壁の接合部分は、特に水がたまりやすい要注意ポイントです。
ここにはシーリング材(コーキング)をしっかりと充填して、防水層の隙間からの雨水浸入を防ぎます。
この細かい処理が、全体の耐久性に大きく影響します。

仕上げには、骨材(ざらざらした粒)入りのトップコートを塗布しました。
この塗料は紫外線から防水層を守るだけでなく、滑り止め効果もあります。
特に雨の日の転倒防止など、安全面に配慮した仕上げになっています。
使用した防水塗料トップコート
日本特殊塗料 タフシールトップ 骨材入り

すべての工程が完了し、バルコニーはすっかり新しく生まれ変わりました。
雨漏りの原因だった古い防水層はすべて撤去し、新しいFRP防水でしっかりと保護されています。
これで今後の長雨や雪のシーズンも安心してお過ごしいただけます。
最後にリビング天井の剥がれ落ちたボードを張り替えて、部分的にクロスを貼ってすべての工事が終わりました。
お客様からは
【雨漏りに困っていたところ、すぐに見に来てくれてその場で施工方法を説明してもらいました。
なるべく早く工事してもらいたかったところ、4日後には工事をしていただきました。
下地を組んでもらった大工さん、防水工事をしてくれた防水職人さん、リビングの天井を直してくれた内装職人さん、皆さん丁寧な仕事をしていただきました。
感謝しています。ありがとうございました】
とうれしいご感想をいただきました。
今回の防水工事の概要
【シート防水からFRP防水へ改修工事】
◆バルコニー面積:15㎡
◆使用材料:日本特殊塗料 タフトップシリーズ
◆工事期間:3日間(下地工事含む)
◆工事費用:480,000円(天井部分補修含む)(税込み)
今回のように、防水層の劣化は放置すると家の内部構造に深刻な被害を及ぼします。
特にバルコニーや屋上などは雨が直接当たる場所なので、10年を目安に点検・メンテナンスを行うのが理想です。
「最近バルコニーの床がひび割れてきた…」
「室内に雨染みが出てきたけれど、原因がわからない…」
そんなお悩みをお持ちの方は、私たち「街の屋根やさん松本諏訪平店」までお気軽にご相談ください。
現地調査・お見積りは無料で行っております!
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