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安曇野市外壁工事|衝撃・凍害に強い樹脂製サイディングを窯業系サイディングにカバー工法
【工事のきっかけ】
築20年経ち外壁にクラックや割れが目立ってきていました。調査すると既存の窯業系サイディングの厚さが12㎜しかなく、そのため外壁の反りも見られました。寒暖差の激しい安曇野市なので外壁の伸縮も影響していると思われます。今ある湿気も気になるので透湿防水シートで湿気対策をして、当該に強い樹脂製サイディングを重ね張りすることにしました。せっかく足場をかけるので同時にウッドピースという木目調の模様が入った金属屋根の塗装も行いました。
基本情報
- 施工費用:3,700,000円
(足場・屋根塗装含む)
- 使用材料:旭トステム
樹脂製サイディング WALL-J
OREGONPRIDE Cypress
安曇野市で行った外壁工事と屋根塗装の様子をご紹介します。
外壁は窯業系サイディングに樹脂製サイディングを重ね張りするカバー工法、屋根塗装は金属屋根に木目調の模様が入ったウッドピースに高耐久のフッ素樹脂塗料を塗装しました。
外壁は既存の窯業系サイディングの厚みが12㎜しかありませんでした。厚さが足りない窯業系サイディングは寒暖差の伸縮や、侵入してしまった水が凍って不具合を起こす凍害に弱くなってしまいます。今回の外壁はクラックや割れが目立っていましたが、厚みが足りない窯業系サイディングが原因と考えられます。今回の外壁工事は今入っている水分の対策として透湿防水シートを張って、その上に凍害だけでなく衝撃や塩害にも強く、変色しにくい樹脂製のサイディングを重ね張りしました。
屋根は金属屋根なのでサビが心配でしたが目立ったサビは出ていませんでした。ただ、20年経って塗装時期であること、外壁工事に足場をかけるので足場の有効活用として塗装工を行いました。使用した塗料はAGCコーテックの超高耐久フッ素樹脂塗料を塗っています。
まずは仮設足場を設置します。外壁を塗装する場合は塗料の飛散防止のために足にメッシュシートをかけるのですが、カバー工法の場合、メッシュシートがあると3m以上ある外壁材を取り廻すのに邪魔になってしまいます。塗装工事でない場合はメッシュシートはかけません。ただ、今回は屋根塗装を同時に行うのでハチマキと言って足場の上部はメッシュシートをかけます。屋根の洗浄の際に洗浄水が周囲に飛び散らないためと、塗料が飛散しないためのものです。
外壁に破損個所が見られます。
原因はいくつかありますが、窯業系サイディングは昼夜の寒暖差や季節の寒暖差で最大で4㎝ほど伸縮するといわれています。今回の外壁は厚さが12㎜しかなく、この伸縮に追従できずに割れたりクラックが入ったものと思われます。また窯業系サイディングはほとんどの場合ジョイント部分の目地にシーリングという防水材が充填されています。シーリングも劣化するのでメンテナンスが必要なのですが、メンテナンスを怠ると防水材なのでそこから水が入ってしまいます。入った水が冬場凍って中から外壁を壊す凍害(爆裂)がおきます。これも原因の一つと考えられます。
破損個所はこれ以上不具合が起きないように簡易的にシーリングを打って補修しました。見た目はあまりよくありませんが、新しいサイディングがかぶってきて見えなくなるので防水の機能重視で補修しています。
今入っている水分がこれ以上悪さをしないために、まず透湿防水シートを貼ります。外から入ろうとする水分を遮断して、中から出ようとする水分を放出するシートです。湿度の調整をするとともに、もろくなっている既存の窯業系サイディングはこれ以上割れたりクラックが入らないようにする目的もあるシートです。
次に基礎と外壁の間の施工です。壁を伝ってきた水が壁の中に入らないように、外に流れるようにする土台水切りという部材、この後張っていく新しい外壁材のベースになるスターターを取り付けます。
水切りとスターター破水壁を重視して取り付けます。この二つが曲がっているとこの後取り付ける外壁材も曲がってついてしまいます。見た目もよくありませんし、強度的にもよくありません。工事序盤の肝になる作業です。
次に新しい外壁材の下地になる樹脂胴縁を取り付けます。施工標準書には木製の胴縁を使うように記載されていますが、木製だと万が一水が入ってしまった場合腐食してしまいます。弊社では胴縁には樹脂製のものを使用します。樹脂製なので腐食することはありません。
樹脂胴縁は厚さが15㎜あります。これを455㎜間隔で取り付けていき、そこに新しいサイディングを止めていきます。この15㎜の厚さと455㎜の間隔が通気層となり、中から出てくる水分を外に換気する役割があります。この通気層がないと水分が逃げることができずに中にこもって外壁に不具合が生じます。
スターターと同様今度は垂直に気を使って取り付けていきます。スターターの水平と胴縁の垂直でまっすぐきれいな仕上がりになります。
新しいサイディングボードは長さ3810㎜ 幅203㎜の寸法です。これを外壁に貼っていくのですが、1枚丸々張っていけばいいというわけではなく、外壁に合わせて切ったり欠いたり穴をあけたりしなければいけません。必要に応じて採寸して加工します。加工場を設けて丸鋸などの工具で加工して外壁に貼っていきます。
サイディング本体を基礎側の下から張っていきます。水平に取り付けたスターター、垂直に取り付けた樹脂胴縁に合わせて水平、垂直に貼っていきます。窓周りや配管周りなどは事前に加工したサイディングボードを貼っていきます。
最後に建物の角(出隅 でずみ)に出隅カバーを取り付けます。これは角の部分で双方から来るサイディングボードの小口(こぐち ボードの端部)が見えてしまっていて、ここから水が入ってしまうのを防ぐためです。篏合式にはめ込むように取り付けるので水が入ることはありませんし、一度はまったら二度とはずれません。
簡単に屋根塗装の様子をご紹介します。
金属製の屋根で表面に木目調の模様がはいっているウッドピースという屋根材です。ここに高耐久塗料のフッ素樹脂塗料を塗装しました。
屋根塗装は屋根材と塗料の密着を高める接着剤の役割がある【下塗り】、塗料が持つ防水性や防錆性、遮熱性などの機能を塗る【中塗り】、塗料の機能とともに色つやを塗る【上塗り】の3回塗りで仕上げます。
今回使用したAGCコーテックのフッ素樹脂塗料は、同時期にお隣同士のお家でシリコン樹脂塗料とフッ素樹脂塗料を塗った10年後、シリコン樹脂塗料は2回目の塗装をしなければならない状態だったのに対し、フッ素樹脂塗料を塗った屋根は塗りたてのツヤが維持されていたという実績がある長期間の耐久性が期待できる塗料です。
今回弊社としては初めて樹脂製サイディングを貼る工事を行いました。従来は外壁のカバー工法には金属サイディングを使っています。樹脂製のなので強度が心配でしたが、傷のつきにくさという点では金属サイディングより樹脂製サイディングのほうが上だと思います。金属サイディングよりも軽量ですし衝撃に強く、当該にも強いという点でおすすめの外壁材です。
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