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原村別荘屋根外壁塗装|軒天にキツツキ被害|板間シーリングの劣化
原村 別荘などの外装リフォーム
【工事のきっかけ】
オーナー様は大阪の方です。1年か2年後にお仕事を引退されて原村に永住する予定で、その前に屋根と外壁のメンテナンスをしたいということで、インターネット検索で出てきた街の屋根やさん松本諏訪平店にお問い合わせいただきました。
基本情報
- 施工内容:別荘などの外装リフォーム
- 施工期間:1カ月
- 築年数:25年
- 使用材料:【屋根】
関西ペイント ダイナミックルーフ
【外壁】
関西ペイント RSシルバーグロスSi
諏訪郡原村で
の別荘で屋根塗装、外壁塗装を行いました。
屋根は金属製で色あせが目立つものの、大きな損傷はありません。
外壁は窯業系(ようぎょうけい)サイディングでシーリングの劣化が顕著でした。シーリングが硬化してひび割れ、剥離、切れなどの劣化症状が見られました。外壁面のチョーキングも見られます。
その他では、最近別荘を中心に増えているキツツキの被害が軒天にあり、大きな穴が開いています。
今回は屋根塗装、軒天の補修、シーリングの打ち替え、外壁塗装の順にお伝えします。
街の屋根やさん松本諏訪平店では経験豊富な有資格スタッフが屋根の症状に応じた適切なご提案をしています。別荘、山荘のリフォームも実績多数!屋根にお困りごと、お悩みごとがある方一度街の屋根やさん松本諏訪平店までご相談ください。お問い合わせは下の画像をクリック!フォームからメールでお気軽にどうぞ。
屋根の現状です。
素材は金属、たぶんガルバリウム鋼板です。前日降った雨で屋根面が濡れていて、直接上って見ることはできませんでしたが、色あせが目立つ程度で、サビなどはなく状態は悪くありませんでした。塗装だけで十分だと思います。
最近別荘などでお問い合わせが増えているキツツキの被害です。なぜか軒天の被害が多いです。こんなところ家さになる虫などはいないと思うのですが・・・
外壁の状況です。
素材は窯業系(ようぎょうけい)サイディングです。窯業系サイディングとはセメントを原料に木質系の繊維を混ぜて板状に圧縮成型した外壁材で、デザインの豊富さ、比較的安価なことから、多くの外壁で採用されている壁材です。表面を塗装することで防水しているので、定期的な塗り替えが必要です。
右の写真で指先が黄色く汚れているのがわかるかと思います。チョーキングといって、塗料の中に入っている顔料が紫外線の影響で表面に出てくる粉状の汚れです。外壁からの塗装してくれというサインです。チョーキングが現れたら外壁塗装をご検討ください。
窯業系サイディングは長さ約3m、幅約45㎝のボードです。これを外壁に合わせて加工して張っていきます。ボードとボードのつなぎ目(目地)にはシーリングというゴム状の防水材が打たれていることが多いのですが、このシーリングも紫外線や風雨によって劣化します。硬化してひびが入ったり、サイディングボードから剥がれたりというのが主な劣化症状です。シーリングが防水の役割を果たせないと、そこから水が浸入し外壁に不具合を起こします。窯業系サイディングの塗り替えの際には一緒に打ち替えのメンテナンスをすることをお勧めします。
以上が屋根、外壁に見られる主な劣化症状です。この後は屋根の塗装、軒天の補修、シーリングの打ち替え、外壁塗装の順にお伝えします。
まずは屋根塗装の工程です。
洗浄をした後、サビなどを落とすケレンという作業を行いますが、今回の屋根はサビがなかったので極太ナイロン繊維でできた研磨剤で軽くこすって目粗しという、わざと細かい傷をつける作業を行いました。こうすることによって塗装面積が増え、塗料の密着が高まります。そのあとで下塗り、中塗り、上塗りと3回塗りを行って仕上げます。
写真は下塗りを行った画像です。黒かった屋根が真っ白になりました。下塗りは塗料と塗装面の密着を高める塗料を塗ります。サビ止めの効果もある金属系の屋根には最適な関西ペイントのザウルスEXⅡという塗料を使っています。
次に中塗りの工程です。
中塗りと次の上塗りは同じ塗料を使います。使用した塗料は関西ペイントのダイナミックルーフです。硬化剤を混ぜる2液タイプという塗料で、硬化剤を混ぜることによって塗膜表面が硬くなります。長野県特に原村の別荘地は標高が高く、冬に積雪があるとそれが凍って氷の塊になります。氷の塊が屋根面を滑り落ちるので傷がついて塗料が剥がれる可能性があります。塗膜表面を固くすると傷がつきにくくなるので、寒冷地には最適な塗料です。
中塗りは上に上塗りがくるので見えなくなるのですが、塗膜の硬さや、塗料の持つ遮熱性や防汚性などの機能を塗る工程です。
屋根塗装 上塗り 性能とともに色を落ち着かせツヤを出します
仕上げの上塗りの工程です。
同じく関西ペイントの2液タイプダイナミックルーフを使いました。
上塗りは塗料の機能を塗るとともに、色を落ち着かせ、ツヤを出す効果があります。
ツヤツヤの屋根に仕上がりました。
軒天のキツツキにあけられた穴の補修を行います。
方法はいくつかありますが、今回は一番簡単な部分補修を行いました。
キツツキにあけられた穴を少し広げて四角くして、中から下地を組んで同じ素材のケイカル板で塞ぎます。この後塗装をするのでほとんど目立たなくなります。
ただこの方法は穴の補修をしただけで、またキツツキがくると同じように被害にあってしまいます。できればアルミパネルを貼るなど補修だけでなく対策もしたほうがいいでしょう。
【関連記事】キツツキ被害にあった別荘の軒天のキツツキ対策の事例
軒天の塗装の様子です。
使用した塗料は関西ペイントのワイドグリップ、軒天の塗装ではよく使う塗料です。
外壁塗装をする場合、例外はありますが軒天を最初に塗ります。これは軒天は塗装面が下を向いているので、どうしても塗料が下に落ちてしまい、外壁を汚すことがあります。外壁を先に塗ってしまうと軒天から落ちた塗料の汚れをタッチアップしてきれいにしなければなりません。その手間を省くために軒天を先に塗ります。先ほど補修したところもほとんど目立たなくなっています。
シーリング打ち替え 外壁を塗る前にシーリングを打ち替える理由
次にシーリングの打ち替えです。これも塗料によっては逆のケースもありますが、シーリングを先に打つことが多いです。今回も先にシーリングの打ち替えを行っています。これは先にシーリングを打つことによって、上に塗料を塗ることができます。最近はシーリングの耐候性も上がってきていますが、塗料と比較すると先に劣化しやすいのがシーリング材です。上に塗料を塗ることによって劣化を防ぐことができます。そのため先にシーリングを打つケースが多いです。
まず古いシーリングを撤去します。両サイドにカッターを入れると簡単に剥がすことができます。
シーリングがあった目地の両サイドにマスキングテートを貼ります。この後絶対にはみ出してしまう工程がありますが、はみ出した際に外壁を汚さずきれいなラインを出すためのものです。
目地にシーリングと外壁の密着を高めるプライマーという下塗り材を塗ります。
シーリング材を専用の押し出し式のガンを使って目地にたっぷりめに注入します。
ヘラなどを使って平らに均します。この時どうしてもh乱してしまいますが、マスキングテープが効いていて、剥がすとまっすぐなラインに仕上がります。
シーリング材が固まる前に素早くマスキングテープを剥がします。固まってしまうとテープがシーリングを引っ張ってきてしまい、穴が開いてしまうからです。
こちらが今回使用したシーリング材です。タイヤでおなじみの横浜ゴムのハマタイトという商品です。変成シリコンという素材で、変成タイプでないとこの後の塗料が乗りません。DIYで目地のシーリングを打ち替える場合、将来的に塗装をすることがあると思うので、値段は倍くらいしますが変成タイプのシーリング材をお求めください。
外壁塗装をする際、もちろん外壁塗装も大事なのですが、それ以上にシーリングの打ち替えなどのメンテナンスが重要です。見逃しがちな部分ですが外壁がメンテナンス時期にあれば、シーリングも必ずメンテナンスが必要な時期にきています。必ずメンテナンスをしてください。
外壁塗装に入ります。
屋根と同様、下塗り、中塗り、上塗りの3回塗りで仕上げます。
まずは下塗り、屋根でお話したように塗装面と塗料の密着を高める塗装です。
使用した塗料は関西ペイントのRSサーフです。弾性がある塗料でサイディングボードの動きに追随してくれます。
中塗りの工程です。
これも屋根と同様で、塗料の持つ遮熱性や、防汚性、防藻性などの機能を塗る塗料です。
使用した塗料は関西ペイントのRSシルバーグロスSiという水性のシリコン樹脂塗料です。紫外線が塗料に当たると、ラジカルという塗膜劣化成分が発生します。このラジカルの発生を抑制する成分が入っているのがこの塗料です。今までのシリコン樹脂塗料よりも長持ちします。
最後に上塗りの工程です。
中塗りと同じシルバーグロスSiを使っています。
色を落ち着かせ、ツヤを出すための工程です。
最後にシャッターを塗り替えました。シャッターはローラーや刷毛で塗ると塗膜が厚くなり、シャッターを巻き上げた際に支障がおきます。そのため吹付で薄膜に仕上げました。
これですべての工程が終わりました。1~2年後こちらに移住されるとの事、何かありましたらまたご相談いただきたいと思います。
屋根によってお悩みやお困りごとは様々だと思います。街の屋根やさん松本諏訪平店では有資格の経験豊富なスタッフがそのお悩みやお困りごとに適切な工事をご提案しています。調査、点検、お見積りは無料です。一度街の屋根やさん松本諏訪平店までご相談ください。無料点検のご案内は下の左の画像をClick!お問い合わせは下の右の画像をClick!フォームからメールでお気軽にどうぞ
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