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箕輪町葺替工事|アスベスト入り波型スレートからガルバリウム鋼板へ
上伊那地域 健康問題
【工事のきっかけ】
倉庫で雨漏りが発生しました。インターネットで業者さんを検索して一番に出てきたのが街の屋根やさん松本諏訪平店さん。連絡するとすぐに来てくれて、細かく調査してくれました。何カ所か屋根が割れていてそこから雨漏りしているようでした。しかも屋根材がアスベスト入りの波型スレート、このままでは健康被害も考えられるとのことで、処分費用が高くつきましたが葺き替えることにしました。
波型スレートを丁寧に処理してくれて工事も迅速にやってもらいました。
基本情報
- 施工内容:健康問題
- 施工期間:10日間
- 築年数:50年以上
上伊那郡箕輪町で倉庫の屋根の葺き替え工事を行いました。
築50年以上の倉庫小屋で、屋根材は波型スレート、セメントと繊維質を混ぜて成型した屋根材です。何らかの原因で割れたり穴が開いていて、そこからの雨漏りでお問い合わせいただいました。割れていたのは耐候年数が過ぎていた為だと思われますが、問題は50年前の波型スレートにあります。間違いなくアスベスト(石綿 いしわた せきめん)が入っています。アスベストは人的健康被害の原因とされ今では生産されていません。規制以前はスレートなどの強度を増すためにセメントに混ぜて使われてきました。
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写真のように割れたり穴が開いていたりしています。アスベストを含む屋根材は割れたり砕けたりしなければ大丈夫なのですが、破損してしまうとアスベストの飛散が考えられます。髪の毛の5000分の1という細さのアスベストを吸い込んでしまうと体外へ排出できず、発がん性物質なので肺がんなどを引き起こしてしまいます。
今の屋根材を撤去して、適切に処分し、新しい屋根に葺き替えるしか方法はありません。
施工後の屋根の様子です。ガルバリウム鋼板の金属製屋根に葺き替えました。波型スレートも費用は少しかかりますが適切に処理しました。これで雨漏り、アスベストの問題は解決です。
それでは、ここまでの工程を順を追ってご紹介していきましょう。
まず屋根の頂上にある棟(むね)の板金を取り外します。ここは金属製なので板金自体は心配ないのですが、取り外す際、波型スレートを壊さないように注意しなければなりません。
工事の様子 波型スレート(古い屋根材)を撤去します
次に屋根材の撤去です。アスベストが入っていなければバリバリ剥がしていけばいいのですが、アスベストが入っているので割らないように慎重に取り外していきます。
慎重な作業になるのでそれだけ時間がかかり、その分の人件費、廃棄も特殊なルートで廃棄しなければならないのでその費用が加わり、アスベスト入りの建材の処分は高額になってしまいます。
工事の様子 慎重に処理しなければならないアスベスト入り波型スレート
外した屋根材はトン袋(1t入るからトン袋)に割れないように入れていきます。念のため防塵マスクを着用しています。弊社にはアスベスト取扱作業者の有資格者がいるので、そのスタッフの指示のもと適切に処分しています。
工事の様子 新しい屋根のための下地作り 母屋と垂木
新しい屋根材はガルバリウム鋼板のAT横葺きという長尺の屋根材です。今までは波型スレートを縦に張っていましたが、今度は横葺きになるので今までの下地が使えません。新たに母屋(横方向の角材)と垂木(縦方向の角材)を組んで、その上に野地板(12mm構造用合板)を張ります。
写真は母屋と垂木を組んでいるところです。
母屋、垂木を組んだら、ここからは以前から何件もご紹介してきた葺き替えの作業と同じ工程になります。
まずは12mm厚の構造用合板を張ります。構造用合板がないと垂木と垂木の間が宙に浮いてしまうのでそこから金属の屋根材が折れ曲がってしまいます。12mm厚も大切な要素で、薄いベニヤでは強度を保てません。12mmの厚さが必要です。
さらにルーフィング(防水シート)を敷きます。これも何度もご紹介してきているチャンピオンルーフィングを使います。樹脂シートを芯材にして裏表に紙を貼った防水シートなので、簡単に破れることはありません。構造用合板に張るのでタッカーというホチキスの針を大きくしたもので止めていきます。幅1m×長さ20mのシートで20㎡とれる計算ですが、10cmほど重ねて張るので1本で実質18㎡とれることになります。
新しい金属屋根を取り付けます。ガルバリウム鋼板の長尺AT横葺きです。1段の端から端まで1枚の屋根材を張っていきます。スタートは軒先から、スターターという部材を入れます。これは下の野地板の小口(こぐち 断面)を隠すカバーの役割もあります。
軒先から棟に向かって上へ上へと張っていきます。
両サイドの軒先から棟へ張ってきたら、棟の処理です。ヌキという角材を下地にして、同じくガルバリウム鋼板の棟板金を取り付けます。屋根の勾配と同じ角度に折って加工したオーダーメイドの板金を使用します。これを下地のヌキにパッキン付きのビスで止めます。一般的には貫は木材を使い、板金を釘で止めますが、弊社では樹脂製のヌキを使ってビス止めします。樹脂製のヌキは腐食しないので半永久的に持ちます。釘止めでは抜ける心配があるのでビスを使います。
すべての工程が終了しました。
アスベスト含有建材の波型スレートは、有資格者の指示のもと、最終処理場で埋め立て処分されています。
これでアスベスト飛散の心配もなく、雨漏りも解消されました。
弊社には様々な資格を持ったエキスパートが多数在籍しています。お困りごとに適切なアドバイスや施工ができると思いますので、困ったことがあればお気軽にご相談ください。
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