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諏訪市外壁金属サイディングカバー工法|高グレードな3色フッ素塗装
諏訪地域 屋根材(金属)
【工事のきっかけ】
弊社倉庫のお隣のお家です。倉庫で作業をしていたところ声をかけていただき、その場で見に行きました。気になる点は目地のコーキングの劣化。隙間もありました。その補修をご自身でやられたとのことでしたが、あまりうまくいかなかったようです。塗装をお考えでしたが、今の外壁の色柄が気に入っているとのことで、通常の塗装だと1色のべた塗りになってしまい、今のデザインは死んでしまいます。クリア塗装をすれば今のデザインは生かせるのですが、落とせないコーキングの汚れやキズなどはそのまま残ってしまいます。
息子さん家族に残したい、リフォームはご自分の代で終わらせたいということで、今後のメンテナンスをしなくてもいい金属サイディングのカバー工法を提案しました。同じような色柄のものがあり、今のデザインを残したい、今後も長く使いたいというご要望をクリアできました。
基本情報
- 施工内容:屋根材(金属)
- 施工期間:1カ月
- 築年数:25年
- 使用材料:旭トステム
Danサイディング
ベルクSF ベルクブラウン
諏訪市で窯業系(ようぎょうけい)サイディングの外壁の上から、金属サイディングを重ね張りするカバー工法の工事を行いました。弊社倉庫のお隣のお家で、倉庫で作業中に声をかけていただき、その場で現地調査に伺いました。
窯業系サイディングの外壁でボードの厚みは15mm、通気胴縁18mm、透湿防水シート、構造用合板9mmという構造です。このデータは目視したわけではなく、お家の建築図面から拾ったデータです。
はじめは塗装をお考えでしたが、塗装だと今の柄がなくなって1色になってしまうというデメリット、クリア塗装という方法もありますが、色柄は残るものの、落としきれない汚れや傷は残ってしまうというデメリットがあり、塗装では満足にご要望にお応えすることはできなさそうです。そこで、同様の色柄がある金属サイディングをご提案し、決めていただきました。
施工前の外壁の状況です。
お施主様が一番気なされていたのがご自分で補修されたサイディングボード間の目地のコーキングの汚れです。ご自分でされたのですがうまくいかず、はみ出してしまったりあまり見映えがいいとは言えません。
このはみだしなどの汚れは完全に落とすことができないため、クリア塗装をすると落としきれないこの汚れが残ってしまいます。
高いところのコーキングの劣化はご自分で補修はできなかったようで、そのまま残っていました。サイディングボードは15mm厚で通気層も設けられているのでボードの反りや亀裂、割れなどはまず起きないと思いますが、目地のコーキングの劣化は避けることができません。
金属サイディングを重ね張すれば、目地にコーキングを打つことがないので、目地のメンテナンスは必要ありません。
一部で塗膜の剥がれが見られました。近くに目地があるわけでもなく、水が入るところもありません。ここだけ塗膜がはがれていたのでサイディングボードの不良とも考えにくいため、原因がわからなかったのですが、薄皮1枚程度にはがれていました。北側の壁なのでそれが何か影響があるのか・・・問題はなさそうなので特に処置することなくこのまま重ね張りします。
金属サイディングの重ね張りは既存の外壁に大きな損傷があったり問題を抱えている壁に上から重ね張りをすることがほとんどなのですが、正直このお家の外壁は重ね張りするのはもったいない高グレードの外壁です。ボードの厚みは15mm、18mm厚の通気胴縁が入っているので18mmの通気層があることになります。15年以上前の窯業系サイディングで15mm厚、18mmの通気層がある外壁はなかなかお目にかかりません。
今回下地は通常15mmの樹脂胴縁を使うのですが、もともと通気層があるので、5mm厚のスペーサーにしました。
今回使用した金属サイディングは旭トステムのDanサイディング ベルクSFという柄のベルブラウンという色です。3色使いの石積み調の柄で、フッ素コーティングされた金属サイディングです。セルフッ素加工と言って、外壁に泥汚れなどがついても、親水性があるので雨が降ると汚れと外壁の間に水が入り、洗い流してくれるというセルフクリーニング機能がある表面となっています。
横張り用の柄なので横向きに張っていきます。上にくるところにあるのりしろでスペーサーめがけてビス止めします。上下は篏合式に嵌め込んでいきます。
金属サイディングのサイズが長さ約3700mm、幅370mmです。長さ3700mmをすべてそのまま使えれば楽なのですが、そうはいきません。ほとんどのボードを必要なサイズ、必要な形に加工します。カットは電動の丸ノコを使いますが、そのままだと金属の切粉がでて現場を汚してしまいます。丸ノコに集塵機がついていて丸ノコの始動と同時に集塵機も動く仕組みになっている機械を使ってカットします。これを使うことで現場を汚すこともなく、最後にお掃除をする必要もありません。
窓周りは先にサイディング本体と同じ色柄の見切縁を取り付けておきます。見切縁とはコの字というかJの字の部材で、ここにサイディング本体を嵌め込んでいきます。窓の四隅はコーナーキャップという同じく同じ色柄の部材がありそれを嵌め込みます。こうすることにより窯業系サイディングではコーキングで処理していた窓にコーキングを使わなくて済みます。
サイディングボードの上下は篏合式で嵌め込んで止めますが、隣同士のサイディングボードはジョイントしなければなりません。窯業系サイディングでいう目地にあたる部分です。ここは下地のスペーサーを取り付けるタイミングで、ジョイナーベースという部材を取り付けておきます。金属サイディングボードを一旦このジョイナーベースのところで見切ります。
ジョイナーベースを挟むように隣のサイディングボードも取り付けていきます。窯業系サイディングだとここに故キングを打つのですが、金属サイディングの場合はこれも同じ色柄のジョイントカバーをジョイナーベースに嵌め込みます。これで二度とカバーが外れることはありません。水も入らない形状になっています。ここにも金属サイディングではコーキングは使いません。
出隅(でずみ コーナー)も同様にコーナーのジョイントベースを先に取り付けておき、コナーまではったサイディングをコーナーカバーで連結します。ここでもコーキングは使いません。
窓周りの一部や、配管を通すためにあけた穴の周りなど、一部でコーキングを使いますが、メンテナンスするようなところではないので、金属サイディングはコーキングのメンテナンスは必要ありません。フッ素コーティングされている表面なので、紫外線による劣化もほとんど心配ありません。金属サイディングは初期費用は高額になってしまいますが、一度張ってしまえばメンテナンスのコストがほとんどかかりません。
屋根塗装と外壁で金属サイディングを張らなかった玄関廻り、雨樋や軒天破風などの付帯物の塗装が終わり、工事が全て終了しました(塗装の様子は下にリンクを貼っておきます)
お施主様は建てられた工務店さんや他社さんにも相見積もりを取っていらっしゃいました。金属サイディングの重ね張を奥様に気に入って頂いたこと、なによりも営業担当の佐々木を気に入って頂いたことが決め手となり、弊社とご契約いただきました。倉庫のお隣ということもあり毎日現場に顔を出し、お施主様と雑談したり、時には工事の内容の説明や進捗の話などをさせて頂きました。そんなこともあり安心して工事を任せられたとお褒めのお言葉もいただいています。このあとエコキュートの交換のご依頼もいただいています。今後ともよろしくお願い致します。ありがとうございました。
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