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岩出市で破風板・広小舞の張替え、袖瓦と素丸瓦の復旧工事をしました
岩出市 屋根材(瓦)
【工事のきっかけ】
岩出市在住S様より「片側の屋根瓦が1列飛散しているので、修理してほしい。」とご連絡頂きました。
S様は以前も工事をしたことがあり、今回は借家である屋根についてのご相談でした。
現場調査へお伺いすると、袖瓦(そでがわら)と素丸瓦(すまるがわら)が飛散しており、
さらに、破風板(はふいた)と広小舞(ひろこまい)と呼ばれる木部も、腐食し割れていました。
なので、瓦と破風板・広小舞の復旧工事を行うご提案をさせていただきました!
基本情報
- 使用材料:袖瓦、素丸瓦、破風板(桧)、広小舞、葺き土、ダボ、コーキング 漆喰 他
岩出市在住I様 借家の屋根の被害状況をご紹介します

街の屋根やさん和歌山店では、借家やアパートなどの工事も行っています。
S様が所有する借家は現在、入居者はおらず今のうちに屋根の修理をしておきたいとのことでした。
借家は切妻屋根で右半分の袖瓦(そでがわら)が飛散していました。
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被害状況は梯子を使って調査しました。
梯子に上って屋根の調査をするのはとても危険ですので、
必ず専門の業者に調査してもらうようにしましょう!
屋根に上ると、屋根のケラバに葺かれた袖瓦(そでがわら)以外にも
素丸瓦(すまるがわら)と呼ばれる瓦が飛散していました。
袖瓦とは、ケラバの一番端(そで)に葺かれた瓦の事を言い、
素丸瓦は、ケラバの3列までに使われた、丸みを帯びた瓦の事を言います。
瓦が飛散してるだけでなく、葺き土(瓦の下に詰められた粘土)も無くなり、
屋根の下地が見えていました。
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屋根の構造として使われている「破風板」や「広小舞」が腐食して割れていたので交換が必要です。
破風板…屋根と屋根が合わさって山型に取り付けられた板の事です。
破風板は、
屋根の骨組みを雨水から守り、風が吹いた時に風の方向を分散させ、
風の吹き付けを防ぐことができます。
広小舞…屋根の周囲の先などに取り付けられた木材の事です。
骨組みの中心である垂木(たるき)や母屋(もや)を支える役割があります。
他にも瓦を固定するのに敷かれている葺き土(ふきど)が流れるのを防ぐ役割もあります。
✱垂木(たるき)と母屋(もや)とはこの部分です
★破風板・広小舞撤去・取付工事
☆袖瓦・素丸瓦復旧工事
★トタン屋根応急修理工事
こちらのお見積りを提出し、後日ご連絡を頂きたので工事を行っていきます。
工事する屋根付近にはトタン屋根が設置されていましたので、
トタン屋根に乗って作業を行っていきます。
直接トタン屋根に乗ってしまうと、トタン屋根に穴が空いて落下する可能性がありますので、
平たい板を乗せて、直接トタン屋根に体重がかからないようにします。
板を設置後は、飛散した瓦や、破風板・広小舞を撤去していきます。
割れていない瓦は再利用しますので、保管しておきます。
S様邸の破風板は、少しカーブしている破風板でしたので同じ形状に加工していきます。
また今回は仕上がりが外から見える部分ですので、桧(ひのき)を使用します。
広小舞は三角の形状をしているので、広小舞も加工する必要があります。
破風板の加工作業の様子です。
寸法を測り、ノコギリやカンナを使って加工していきます。
カーブのかかった破風板を加工するのはとても難しい作業です!
街の屋根やさん和歌山店では、難しい加工ができる大工さんもいますので、屋根工事で木材を加工している様子が見れる場合は是非とも見ていただきたいですね★
破風板はビスで固定するのですが、仕上がりが外から見えてしまうので、
ビス頭が見えていると美観性が悪くなってしまいます。
なので美観性を良くするために、ダボを指し込んで、ビス頭を隠していきます。
ダボとは釘やビス等を使わず、木材同士を繋げる部品の事です。
本棚や、カラーボックスなどを組み立てる時によく使用されていますが、
今回の工事のように、ビス頭を隠すためにもダボを使うことがあります。
広小舞に使用する木材は、切り口が長方形になってます。
広小舞は切り口が三角になっていますので、その形状に加工していきます。
大工さんが寸法を測り、角度もズレないよう丁寧に加工していきます。

広小舞は【破風板】の上に乗せるように取り付けます。
S様の借家の屋根は、破風板よりも広小舞が外側に出ていましたので、
今回も同じ形状になるようにビスで固定しました。
破風板と広小舞の設置ができましたので、続いて瓦の復旧工事を行っていきます。

一般的に袖瓦は広小舞を隠すような形状となっていますが、
S様の借家では広小舞が見えた状態となる平たい袖瓦が使用されていました。
また袖瓦と瓦の継ぎ目には素丸瓦が固定されていましたので、
新しい素丸瓦を使って復旧していきます!
袖瓦以外にズレていた瓦があったので、その部分も葺き直します。
ズレたままだと隙間から雨水が侵入して、雨漏りする可能性があります。
瓦は割れていませんでしたので、再利用します。
まずは、葺き土(ふきど)を撤去していきます。
葺き土は瓦を固定する為に詰められた土の事です。
最初は水分を含み粘土状ですが、段々乾燥してくると、写真のように砂状となります。
葺き土が乾燥すると、瓦を固定する力が弱まり、瓦がズレたり、落下する危険性があります。
なので瓦を復旧するときは、新しい葺き土を詰めて瓦を固定します。
葺き土はスサと砂と水をしっかりと混ぜたもので、葺き土を屋根面に敷いてから瓦を乗せて固定します。
素丸瓦は、瓦の継ぎ目に葺かれた瓦ですので、
平たい瓦の継ぎ目に、葺き土を乗せて素丸瓦を固定します。
袖瓦と素丸瓦の復旧工事が完成です!
瓦は、軒先(下)から棟(上)に向かって少し重ねて葺いていきます。
なぜなら、屋根に降った雨水が屋根内部に侵入するのを防ぐためです。
瓦の復旧後は、
破風板と広小舞を既存の破風板と広小舞の色に合わせて染色します!
木部の塗装をすることもあるのですが、染色することで
塗膜が剥がれる心配がなく、木部に塗料が吸い込み自然な色となります!

岩出市在住S様の借家の破風板・広小舞の撤去・張替工事と
袖瓦・素丸瓦の復旧工事が完成しました!
S様に完成写真をお見せすると
「瓦も木部も綺麗になってよかったです。
しっかりと修理してくださったので強い風が吹いても安心ですね!」
と言っていただき喜んでいただきました!
屋根修理は安心のできる街の屋根やさん和歌山店で行いませんか?
お問合せお待ちしております★
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