タスペーサーについて説明しますね!!
外壁塗装の見積もりを見たら
見積書にタスペーサーという項目が入っている業者と入っていない業者があると思います!
タスペーサーはカラーベストを塗り替える際に使用される道具で、タスペーサーが水の通り道を作って、
雨をきちんと流すことによって、スレート瓦を塗り替える上での問題点である、雨漏りのリスクをかなり抑えることが出来ます。
タスペーサーを挿入しなければ綺麗な塗装ができたとしても雨漏りのリスクが高くなってしまいます。
以前、見積もりに行かせて頂いたとき知識のない業者が水性の塗料をぼとぼとに塗ってカラーベストの段差を埋めてしまい雨漏りが長年していたみたいで
塗装が出来ない状態となっていて屋根自体葺き替えとなりました!ちゃんとした施工方法ならそんなことにはならないですが・・・
最近ではカラーベストの塗替え時にタスペーサーを挿入するケースが増えてきました。
タスペーサーの必要性や認知度が十分でないために、使用していない業者もい未だにいます。以前、工事依頼をして頂いたお客様が言ってたのですが営業がタスペーサーなんて入れることはしないし
入れても無駄なだけといったらしいです!営業は何も知らないので平気でそのような事を言います!しかも未だに沢山います!
屋根に上がらず現場経験もないのにタスペーサーも否定するとはどういう事でしょうか???
タスペーサーの重要性についてですがタスペーサーというのは、屋根塗装工事の時に使用されるポリカーボネイト製(見た目はプラスチックに似ていますが、より高い耐久性が特徴の素材の器具のこと)です。
色は黒色で、幅4.5cmで長さが3.5cmです!
これをカラーベストの重なり部分に挟み込んで使います。カラーベストに隙間ができました。
この隙間ですが一体どんな意味があると思いますか?屋根の通気、排水のための隙間を確保するためです! もしタスペーサーを入れていないとどうなるのか???
タスペーサーを差し込まずに塗装すると表面につくる塗膜で通気、排水の為の隙間を完全にふさいでしまう事となってしまいます(主に水性の場合)
雨水は一旦カラーベストの内側の中心近くまで上がっていくため、そこから下へ出て行こうとします!塗料で埋めてしまう事で湿気や若干の水が入った場合は
抜けませんので雨漏りに繋がってしまいます!それに気が付かない場合は瓦の下地を傷めてしまって腐って屋根全体を葺き替えないといけない状態となってしまいます!
こうなってしまわないようにタスペーサーで通気口を開けてあげることは非常に重要となります。
昔は同様の役割をタスペーサーを用いた工法ではなく、縁切りと言ってカッターやカワスキなどを使って職人さんが手作業で塗膜を切る工法でおこなっていました。
今でも従来の縁切りを行う個人業者さんはいるようですが、手作業で塗膜を切っていくので時間と手間がかかる上に塗膜や屋根材にキズなどが入ってしまい、現在ではそういうのはしません!
このようなデメリットを解決するために生み出されたのがタスペーサーなんです!
タスペーサーが発明されたことで、作業時間を大幅に短縮できたことで人件費が安くなり、塗装した屋根を傷つけることもなくなりました。
YouTubeで検索したら出てきますよ!是非、勉強してください( ´∀` )