沼津市の雨漏りのご相談のあったお宅です。
お家を見させていただきました。

屋根修理に関しては
①既存の屋根材をそのまま残し新しい屋根材を重ねる、カバー工法
②既存の屋根材を撤去し、新しい屋根材にする、葺き替え（ふきかえ）工法があります

今回は屋根のカバー工法をご提案し施工することになりました。

まず、仮設足場を組み立て防音ネットや防塵ネットを張って作業を行います。
コロニアルの屋根材の塗膜が劣化し、雨水や湿気によりコケなどが発生しているようです。
一部、屋根材が剥がれている箇所もあります。
既存の棟板金を撤去していきます。

屋根を綺麗にし、既存の棟板金を撤去した後、室内への雨水浸入を防ぐ為の下葺き材のアスファルトルーフィング(防水紙)を屋根の下方から敷きつめていきます。

劣化し、応急処置でテープで補修されていた竪樋のエルボ部分（入り組んだ外壁に応じて竪樋を曲げる）も交換しました。
これで漏れることなく、雨水の流れもスムーズになります。

屋根材はMFシルキーを使用し重ねていきます。
瓦とMFシルキーの重さを比べると、なんと1/10の重さのため、とても軽い屋根材です。
既存の屋根に重ねる分、上にくる屋根材は軽いものがおすすめです。
捨て谷部・袖部・軒部・棟部は屋根の形が入り組んでいるので、より丁寧に取付を行っていきます。

軒下の部分にもMFシルキーを重ねていきます。
屋根の入り組んだ部分も一枚づつ重ねていきます。
MFシルキーは水平方向の”重なり段差”が出ない接合方式を採用することで、直線が際立ち、屋根を美しく演出します。
この接合方法により、ロスが抑えた施工が可能になり短工期をも実現しました。
表面は、ポリエステル樹脂塗装を焼付塗装することで耐久性が高く、ちぢみ保護膜の形成により耐磨耗性に優れ、屋根を美しく保ちます。

足場を撤去して完了となります。

今回はMFシルキーを使用したカバー工法ですが、ハゼ掛け嵌合方式を採用しているので、ビス打ち部・切断部・接合部が露出せず直接雨水に触れません。
表面は、遮熱顔料をふんだんに含んだ遮熱塗膜で、赤外線を反射して小屋裏の温度上昇を抑制します。
建物への負担を極力おさえ、もしもの地震の際にも心強い屋根材です。
この軽さでカバー工法によるリフォームにも最適な屋根材です。

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