横浜市神奈川区|エコグラーニによる屋根カバー工法で屋根を一新!
【お問い合わせのきっかけ】
担当:新海
横浜市神奈川区のK様邸です!
築25年、スレート屋根の見た目や耐久性に不安を感じ、点検と補修内容についてのご相談を頂きました。
スレート屋根の補修内容は状態によって大きく変わります。
そこで何を基準に補修をご提案をしているのかを含め、紹介していきたいと思います(^^)/
横浜市神奈川区のK様邸です!
築25年、スレート屋根の見た目や耐久性に不安を感じ、点検と補修内容についてのご相談を頂きました。
スレート屋根の補修内容は状態によって大きく変わります。
そこで何を基準に補修をご提案をしているのかを含め、紹介していきたいと思います(^^)/
担当:新海
ビフォーアフター
基本情報
- 施工内容:屋根カバー工法 足場
- 築年数:築25年
- 使用材料:ディーズルーフィング:エコグラーニ
【点検の様子】
築25年使用していたスレート屋根です!
スレートの耐用年数は20~25年と言われています。
工務店での新築物件の紹介では「30年は大丈夫です!」と耳にしますが、スレートを30年維持できている住宅は実際の所そう数は多くないと思います。
また、何かしらのメンテナンスをしなくても30年問題なく使用できる屋根材は、おそらく和瓦・陶器瓦のみでしょう。
近年、注目されている金属屋根材はスレートと比較すると耐久性は良いのですが、錆の発生によって耐久性は低下してしまいますので、定期的なメンテナンスはどの屋根材にも必要だと言えます。
では、実際にスレート屋根はどのようなメンテナンスが必要かご存知でしょうか?
スレート屋根の主原料はセメントです。
2004年以前は石綿(アスベスト)が含まれており、軽量で頑丈と言われていましたが、健康被害の観点からアスベスト使用に規制がかかりました(>_<)
それに伴い屋根メーカーでもアスベストを使用せずに代替素材でのスレートを販売しています。
2004年以降のスレートはノンアスベスト屋根材と呼ばれます。
このどちらのスレートにも塗装による表面保護が必要です。
スレート自体が雨水を吸い込むことで、苔の発生や屋根材の浮き・反りの原因にもなってしまいます(>_<)
外観を損ねるだけでなく、屋根材としての機能を発揮できずに割れ、防水紙を保護できなければ雨漏りを起こすリスクすら抱えてしまいます!
こちらが築25年のスレート屋根材です。
今までに雨漏りも起こさなかったという事で、メンテナンスをせずに過ごしてこられたようですが、そろそろ雨漏りを起こすのではないか、実際にこのまま使い続けて問題はないのか?と不安を感じられたようです。
実際には雨漏りが起きていなければ、屋根材はそのまま使用することも可能です。
しかし、雨漏りを起こすことによって住宅の内部構造に支障をきたす恐れがありますので、雨漏りを起こす前に対策をしておいた方が安全ですよね。
スレート屋根補修工事の種類
スレート屋根の改修の際にいくつか工事を選択して頂くことが出来ます。
もちろん、下地の状態を見た上でご提案できる工事やお勧めできる補修内容は異なりますが、どのような判断基準で見ているのかを紹介させて頂きます。
①屋根塗装工事
全体補修の中では最も安価な補修工事です。
既存のスレートを綺麗に洗浄し新たに塗装をすることによって屋根材表面の保護を行います。
雨漏りを起こしている場合、塗装では改善できませんので、予めご了承くださいませ。
屋根材の劣化が著しく進行している場合は塗装をしてもすぐに剥がれてしまう、屋根材の表面保護が出来たとしても築年数によって防水紙が先に寿命を迎え、雨漏りを起こすケースもございます!
②屋根カバー工法
既存の屋根材をそのまま残したまま、新たな軽量屋根材を上に被せる工法です。
既存の屋根材の撤去・処分費用が必要ない為、屋根葺き替え工事よりも安価に補修することが出来ます。
現在の状態にカバーをしますので、たとえ軽い屋根材を使用しても原状よりは屋根が重たくなり、住宅に若干の負担はかかります。
2004年以前の屋根はアスベストが含まれていますので、撤去・処分費に大きな費用が掛かります。
あえて屋根カバー工法にすることで、解体の手間も無くなりアスベストの飛散を心配されるご近所様への配慮も可能です。
③屋根葺き替え工事
最もメンテナンス費用が掛かります。
既存の屋根材を剥がし、新たな屋根材を葺き直します。現状が瓦屋根の場合は必然的に葺き替え工事となります。
費用は高いのですが、屋根を剥がし下地の確認をすることが出来ます。
例えば雨漏りをして腐食してしまった野地板を剥がし、新たに設置することで綺麗で安心な屋根に仕上げることが出来ます。
また、軽量屋根材で葺き直すことで住宅の耐震性は大きく向上し住宅の負担を軽減させることが出来ます。
新規の屋根材を選ばないというのも大きなメリットですね(#^^#)
このように状態に合わせて選ぶ補修内容は異なります。
今回は築25年、2004年以前に建てられた住宅の為、高い確率でアスベストが含まれています。
また近隣の住宅も近く、屋根解体時の埃の飛散を考えると屋根カバー工法でのメンテナンスが最善でしょう。
屋根カバー工法で撤去・処分するのは棟板金(屋根の頂点に取り付けられた板金)のみです。
錆びた棟板金は腐食し穴あきを起こしている事もありますので、同時に補修出来るというのは嬉しいですね!
ちなみに左と右の棟板金、形状が異なりますが、左写真の物が通常の物です。
対して右は換気棟と呼ばれる小屋裏換気用の板金です。
換気棟の設置によって、小屋裏に溜まった熱を自然排気することが出来、住宅内の熱を逃がし快適にするほか、小屋裏の木材の乾燥・劣化を防ぐことも出来ます。
小屋裏換気は1つよりも2つ以上での同時併用が効果を大きく発揮できます。
棟換気以外にも軒下換気(軒天に換気口を設置)や妻換気(切妻屋根の妻面に換気ガラリを設置)もございますので、2箇所以上の併用をご検討くださいませ。
今回は、もちろん塞がずに新たな物を取りつけ小屋裏換気を活用していきます。
【屋根カバー工法】
屋根カバー工法に入ります。
まずは既存の棟板金・換気棟を取り外し清掃を行います!
その際に棟部分に破損があれば後々の雨漏りの原因になりかねませんので、補修を行う必要があります。
また、この状態では換気棟部分から雨水がそのまま入ってしまいます。
施工の間は雨が入らないように養生をし、雨漏り防止に努めます!
続いては防水紙の設置です。
ルーフィングとも呼ばれるシートですが、屋根の雨漏りを防いでいる最も大事な部分になります。
屋根材は雨水を防ぐものではありません。
多くの雨水はカットしていますが少なからず屋根材の下にも雨水が流れるような仕組みになっています。
その屋根材内部を通る雨水を住宅内に入れないようにしているのがルーフィングです。
屋根を被せてしまっては防水紙の確認をすることも出来なくなってしまいますので、施工の段階で細心の注意を払います。
施工の際には必ず軒先(下方面)から張っていき、徐々に重ねながら棟に進んでいきます!
棟から軒先への施工は重なりから雨水の浸入を許してしまいます。
防水紙にも様々な種類がありますが、まず屋根材に劣らない耐久性を持つ防水紙を使用することが最低条件です。
今回はタッカー留めを行っていますが、粘着層ルーフィングという種類もございます。
タッカーの細かな穴からも雨漏りが起こさないように、下地に張り付く防水紙です。
施工の状態や、お客様のご希望に合わせて防水紙の選択も出来ますのでお気軽にお申し付けくださいませ(#^^#)
防水紙を棟部分で張り重ねて雨水の浸入を防いだら、ようやく屋根材葺きです。
今回使用するのはディーズルーフィングのジンカリウム鋼板、自然石粒吹き仕上げのエコグラーニです!
ジンカリウム鋼板はガルバリウム鋼板とほとんど変わりませんが、含まれる成分の、シリコンと亜鉛が0.1%ずつ違います。
組成が若干違うだけで大きな違いはありませんが、耐久性に優れているとも言われています。
そのような耐久性の高い鋼板の表面を自然石粒でコーティングすることによって、金属屋根材特有の錆の発生や、雨音の伝わりが緩和され長期的に維持できるかと思います。
屋根材も防水紙と同じく軒先から棟に向かって施工していきます。
金属屋根材は1枚ずつ丁寧にビス留めを行います。
ビスや棟板金も同質の役物を使用する事で一体感があり、大変綺麗に仕上がります。
施工中に表面に石粒が若干落ちることがありますが、元々多めに吹き付けられている石粒が落ちているだけですので、本来の耐久性・美観性には全く問題がありません。
ディーズルーフィングの屋根材の中でも、1㎡あたりの重量は最も軽い5.8㎏です。
スレート屋根が1㎡あたり20㎏、瓦が60㎏と比較すると、金属屋根材が住宅にかける負担は大きなものではありません。
また排水機能も高く、2.5寸以上の屋根勾配があればその屋根にも施工が可能です!
屋根材に断熱材が付いていませんので、葺き替え工事で使用される際には小屋裏や屋根下地で断熱対策をしておきましょうね(#^^#)
屋根取付の状態です。
屋根材の下側でビス留めをすることで、雨漏りの侵入リスクも低く、美観も損ねません!
屋根材を葺き終えると、残りは棟板金の設置です。
貫板は木材を使用しますが、腐食が心配な方へは樹脂製の貫板での施工もご提案可能です。
換気棟を設置し、棟板金との継ぎ目から雨水が入り込まないようにしっかりと雨仕舞のシーリング施工をします。
新築時の棟板金・貫板はほとんどの場合釘で留められています。
改修時には抜けにくく、錆びて腐食しにくいステンレス製のビスで固定をしていきます。
棟板金をしっかりと被せ、継ぎ目からの雨水浸入が下地木材を傷めないように、シーリングで塞ぎます。
以上で屋根カバー工法は終了です!エコグラーニは製品に自信をもってメーカー基材保証が30年です!
保証対象は
・基材ジンカリウム鋼板の錆による漏水
・基材石粒の極度な褪色
・基材石粒の極端な剥離
です。
また、弊社でも施工保証を付けさせていただきますので、今後隔年定期点検を行い屋根をチェックしていきます(^^)/
今後とも何か気になる点がありましたらしっかりとサポートさせて頂きますので宜しくお願い申し上げますm(__)m
記事内に記載されている金額は2023年12月06日時点での費用となります。
街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
そのほかの料金プランはこちらからご確認いただけます。
工事を行なったお客様のご感想をご紹介いたします
工事前アンケート
- リフォームを検討したきっかけは何ですか?どんなことで悩まれていましたか?
- 特になし
- 弊社をどのように探しましたか?
- インターネット
- 弊社を知りすぐにお問合せ頂けましたか?もし悩まれたとしたらどんなことがご不安でしたか?
- すぐにメールを入れました
- 何が決め手となり弊社にお問い合わせ頂きましたか?
- 外壁や屋根に関する情報が得られた
- 実際に弊社担当者がお伺いしていかがでしたか?
アンケートを詳しく見る→
横浜市神奈川区ではたくさんのお客様にご依頼をいただいております!
関連動画をチェック!
工場・倉庫の屋根修理は屋根カバー工法がお得!【街の屋根やさん】
今回の記事で登場した工事やお住まいのトラブルに関連する動画をご紹介します!
こちらの動画では、工事の内容やお住まいのトラブルの対処方法などをより詳しく説明しています。
お役立ち情報が満載ですのでぜひご覧になってみてください。
このページに関連するコンテンツをご紹介