片流れ屋根はどこから雨漏りしやすい?
更新日:2023年10月11日
屋根は、形状によって呼び名が異なりますが、今回は「片流れ屋根」と雨漏りについて、簡単に解説します。スタイリッシュな外観で、近年よく見かける屋根形状です。片流れ屋根
片流れ屋根とは、三角屋根(切妻屋根)の建物を真ん中(大棟部分)から割ったイメージです。シンプルな造りのため、比較的価格も抑えられることや、太陽光発電パネルを設置しやすく、日当たりの良い方向にパネルを設置することで、太陽光発電効率が高くなるというメリットもることから人気があります。
片流れ屋根で雨漏り原因がいちばん多い部分は棟板金
屋根が一面のみのため、メンテナンスがしやすいという反面、雨漏りリスクが高いといわれています。棟板金に浮きに強風が吹き上げて棟板金が剥がれてしまうということは棟板金のある屋根は共通ですが、片流れ屋根は、片側が外壁となるため、雨・風が外壁や棟部分に直接当ります。棟板金が浮いたり、剥がれたりした場合は、構造上、雨水が伝って内部に侵入しやすくなります。
片流れ屋根の場合、棟板金が浮いていることが分かったら、早急にメンテナンスをおすすめします。
シンプルなのに複雑化?
今回点検をさせていただいたお客様宅は、片流れ屋根の途中から勾配が付けられていました(腰折れ)。腰折れ部分は、屋根材が途切れてしまうため、勾配が切り替わる部分に「雨仕舞:あまじまい」という処理を施します。水切り板金を設置することで、雨漏りの発生を防いでいます。
水切り板金や防水紙の劣化により、腰折れ部分の雨漏りリスクが高まります。屋根材は、下から頂上に向かって重なるようにして葺いているため、腰折れ周りだけ屋根材を交換するということは難しいです。
私たち街の屋根やさんでは、片流れ屋根のメンテナンス工事も数多く承っております。無料点検にて、屋根の状態をしっかり調査し、現状で最適なメンテナンス方法をご提案します。お気軽にお問合せ下さい。
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