雨仕舞(あまじまい)が雨漏りを防ぐ重要なカギ
更新日:2021年12月04日
建築用語で「雨仕舞(あまじまい)」というものがあります。聞き慣れない名前ですが、やはり、お客様より「雨仕舞(あまじまい)」についてのお問合せをいただくことは殆どありません。今回は、あまり知られていないけれど、建物にとってとても重要な「雨仕舞(あまじまい)」について、簡単に解説いたします。屋根の雨仕舞(あまじまい)とは?
「雨仕舞(あまじまい)」とは、屋根材の種類や屋根の形状を問わず(外壁も同様)、雨水を正しく排水することで、建物内部へ雨水の侵入を防ぐための工夫(対策)や施工です。雨水を排水する・・というと、「雨樋(あまどい)」のイメージがあるかもしれませんね。実は、屋根に落ちた雨水が下へ流れるように勾配のある構造にすることも雨仕舞の1つなのです。
雨仕舞は、施行の際に行われるものなので、ご存じない方がほとんどだと思います。雨仕舞は、建物にとって大変重要な役割をしているのです。雨仕舞の劣化や不具合により、雨漏りに直結してしまいます。そのため、屋根自体に破損などが無い場合の雨漏りは、雨仕舞が原因であることが多いのです。
屋根の雨仕舞
谷板金(谷樋)は、屋根に落ちた雨水が集まる部分のため、雨水をきちんと下へ排水できるようにする必要があります。寄棟(よせむね)や複合タイプなどの場合は、形状に合わせて板金を加工します。まさに職人技です。また、ドーマー・天窓や煙突など、屋根に穴を開けて設置しているものは、雨漏りしやすい部分といえます。定期的なメンテナンスが必要です。
防水紙とは違う?
雨水の浸入を防ぐ・・というと「防水紙(ぼうすいし)」があります。こちらはご存じの方も多いのではないでしょうか。防水紙は屋根の下葺き材として敷くことにより、雨水の浸入を防ぎます。屋根材に破損や不具合があった場合も、防水紙が問題なく機能していれば、すぐ雨漏りが発生することはありません。このように、防水紙は雨水や結露などの浸入を防ぐ最後の砦(とりで)なのです。この「防水紙」・「雨仕舞(水切り金具)」・「シーリング処理」をセットで使用することにより、大きな効果を発揮します。
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