更新日：2023年03月17日

　11月も半ばとなり、秋も深まってまいりました。いたるところで紅葉が楽しめる季節ですね。一方、毎年この時期になると、この先に待ち構えている落ち葉で頭を悩ませている方も多いのではないでしょうか。私たち街の屋根やさんには、雨樋についての点検依頼をいただくことも多いです。今回は、落ち葉と雨樋の不具合について簡単にご紹介します。



　小・中学生の頃、校庭の掃除当番の際、掃いても掃いても落ちてくるイチョウの葉っぱに追われながら掃除していた頃を思い出します。ある季節になると定期的に葉を落とす植物を「落葉樹」といいます。

落ち葉と雨樋

　

　雨樋の不具合についてご連絡をいただく場合、その多くは「詰まり」や「歪み・破損」によって雨水が溢れてしまうというご相談です。落ち葉が関係している不具合の原因は、近くに森林や公園があったり、または自宅に落葉樹がある場合です。強風や台風の際に、落ち葉や土ほこりが雨樋（横樋）に落ちてしまうことがあります。雨樋だけでなく庇（ひさし）や、下屋根、テラスなどの屋根に落ちた場合、風で吹き飛んでしまえば良いのですが、雨や湿気などの影響を受け、そのままいつまでも残ってしまうこともあります。そのままでは、雨水の排水を妨げてしまい、溜まった雨水で屋根材を傷めてしまう可能性があります。

土ほこりの蓄積

　

　また、落ち葉や土ほこりが蓄積したことで、重みによる変形も発生することがあります。雨樋に落ち葉が詰まったり、変形してしまうと、正しく雨水を排水することができません。それにより、溢れた雨水が外壁に直接掛かってしまったり、地面に水溜りを作り、そこへ雨水が落ちるたびに泥水が跳ねて外壁などを汚してしまうこともあります。雨樋の不具合が発生した位置により、隣家に被害を与えてしうという恐れもあります。これからの時期、強風後には目視で確認出来る範囲のチェックをおすすめします。また、雨樋から雨水が溢れていたり、漏れているという場合には、私たち街の屋根やさんへお気軽にお問合せください。大掛かりな工事になる前に対策しましょう。