雨樋の位置が悪いと雨漏りのリスクが高くなる?雨樋の重要な役割と設置時の注意点
更新日:2024年08月19日
雨樋の設置位置は非常に重要です。
ただ軒先に付ければ良いという訳ではなく、勾配や屋根材の種類によって屋根上から流れてくる雨水をしっかりと受け止められる位置に無いと、オーバーフローや思わぬ雨漏りの原因となってしまうのです。
そこで今回の記事では、雨樋の重要性や施工不良の例などから起こり得るトラブルについてまとめ、今後の雨樋メンテナンス・補修のために知っておいて頂きたい情報をお伝えいたします(*^^)v
雨樋は建物の屋根に降った雨水を効率的に集めて地面へと排水するための重要な役割を果たしています。
もし雨樋がなければ、雨水が直接地面に落ちて外壁や基礎部分を汚し、劣化させてしまいます。
特に、雨水が外壁に跳ね返ることを防ぐことで、外壁のひび割れや劣化を防止し、建物全体の耐久性を高める効果もあるのです。
多くの雨水が外壁を伝うようになってしまうと、ひび割れた箇所から雨漏りが発生するリスクも高まります。
雨樋は屋根の側面に平行に取り付けられた軒樋と、地面へ向けられた縦樋によって構成されています。
軒樋は屋根から流れ落ちてきた雨水を集め、縦樋を通じて地面の排水口へと導きます。
このように、雨樋は雨水の効率的な排水を管理することで建物への水の干渉を防ぎ、雨漏りのリスクを軽減する役割を担っているのです(^▽^)/
雨樋の不具合によって雨漏りが発生することがあります。
それぞれの症状がご自宅で発生していないかをチェックしてみてください。
雨樋が雨漏りの原因となる場合、多くは雨水が上手く排水できずに溢れたりしてしまうために発生します。
まず、雨樋自体の
歪みや曲がりが挙げられます。
これは雨樋の経年劣化や支持金具の腐食によって引き起こされ、正しい水勾配が保たれないことで雨水がスムーズに流れず、オーバーフローとなって屋根の高さから雨水がまとまって落ちてきてしまう可能性があります(-_-;
対策としては雨樋の補修、もしくは交換工事を行いましょう(^▽^)/
雨樋交換工事の費用は10mで税込239,800円~が相場となっております。
また、
落ち葉やゴミの詰まりも雨漏りの原因となります。
近くに森林があったり、屋根のすぐ横に木が生えているような環境では、落ち葉が雨樋に詰まりやすく、これが原因で雨水が溢れてしまうことがあるのです。
対策としては
落ち葉除けネットの設置が有効的です(^▽^)/
また、詰まってしまった場合には
雨樋清掃(税込33,000円~)による解消もご検討ください。
雨樋の取り付け位置は、雨水を効率的に排水するために非常に重要です。
雨樋は屋根の形状や勾配に合わせて適切に設置される必要があります。
雨樋の取り付け位置が適切でないと、屋根上から流れてきた雨水が雨樋に入らず、そのまま落下してしまうか、軒天や破風板などを伝うことで木材を傷める原因にもなってしまうのです。
建物の耐久性が落ちるだけではなく、屋根からまとまった雨水が地面に落ちる際には結構な大きい音が立ちます。
それが日常生活を送る上ではストレスになったり、騒音問題としてご近所様とのトラブルに発展してしまう可能性もあります。
雨樋の設置位置は非常に重要ですので、もし屋根のカバー工法や葺き替えによって屋根材を変更し、その結果雨水の流れが変わるようであれば、雨樋もそれに合わせて適切な位置と勾配で取り付けることが重要となるのです。
ただ、
専門外の業者がついでに雨樋を手直ししたり、いい加減な業者に交換の対応を任せてしまうと、取り付け位置が悪いことで前述したような問題が発生してしまいます。 実際に、外壁塗装後に雨樋の排水に不具合が出るようになったというケースの調査にお伺いしましたので、原因や内容について詳細にご紹介いたします(^▽^)/
市原市ちはら台西で雨樋の継ぎ目から雨漏りが生じるので一度見てもらいたい
市原市ちはら台西にお住いのお客様は、玄関上の雨樋から雨が降り止んだ後も雫が長い時間垂れてくるとの事でお困りになっておりました。
雨樋は雨が降っている時には雨樋の確認ができないことで、不具合には今まで気が付かなかったとの事でした。
雨が降り止んでたまたま気が付いたそうですが、高所なこともありご自身での点検が難しく、そのため私達街の屋根やさんにお問い合わせをいただきました。ありがとうございます(^▽^)/
お問い合わせをいただき、まずは状況を確認するために現地調査に参ります。
これまでご紹介してきたように、雨樋は屋根面に当たった雨水を効率よく排出させるための設備です。
強風や自然災害などで破損してしまう事が多くありますが、不具合が発生していると排出がうまくできなくなり、外壁や思わぬところに水たまりなどが発生して衛生的にも悪影響を及ぼしてしまう事があります。
また、今回は現地調査をしてみると修理した覚えのない部分が補修されていました。
以前外壁塗装をしたことがあるとの事でしたが、工事業者が修理していたと考えられます。
修理していた所の経年劣化が原因でした!
今回調査ではしばらく違和感が続いていました。
雨樋内にゴミやつまりなどはありませんので、しっかりと排水しているようではありましたが・・・。
よく見てみると雨樋の設置場所があまりにも離れていたからです。
雨樋は積水化学エスロンが設置されていましたが、通常の取り付け寸法よりもだいぶ下に取り付けてあるようでした、敷地内を見てもみると雨が雨樋に入り込んでいない証拠に、庭の土部分に雨水が落下してきてしまっている跡が残っておりました。
雨樋設置寸法を引用いたしました
調べてみると設定寸法より雨樋の設置されている位置などがだいぶ違うことがわかりました。
屋根の勾配と屋根に設置してある建材で設置寸法は少々異なりますが、今回のケースではほとんどの雨水が雨樋に入らず、直接野外に飛び出していると想像が付きます。
雨樋の種類を交換しないと通常の排水ができないことから、解決方法としては雨樋交換が望ましいでしょう。
最近では雨の降り方も年々異なってきており、ゲリラ豪雨などの発生も多くなってきています。
そうした変化に対応できるよう、雨量が異なりなどから屋根面積の雨量の計算をし直さないといけないかもしれませんね(^▽^)/
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