江戸川区西一之江にお住まいのお客様より「訪問業者により建物全体のメンテナンスを推奨された為、築年数が経過していることもあり全体的なメンテナンスを検討しています。調査・お見積りをお願いします。」とご相談をいただき調査にお伺い致しました。

　私達「街の屋根やさん」では、建物の調査からお見積りの作成・ご提出迄を無料にて承っております。メンテナンスをご検討の際には、お気軽にご相談をいただけますと幸いにございます。

現地調査

　現地調査の様子になります。メンテナンスを検討している建物は、木造3階建ての住宅で隣接する建物とは距離が近く狭小地に建てられた住宅となっております。建物の状況や周辺環境から屋根に上がっての調査が難しい為、今回はドローンを使用して屋根調査を実施致しました！

　弊社で使用しているドローンには、4K対応カメラが使用されておりますので屋根の状態を鮮明に確認することが出来ます。その為、屋根に上らずとも状態に応じた適切なメンテナンスのご提案が行えますのでご安心いただけますと幸いにございます。

　先ず、屋根の形状についてご紹介致します。屋根の形状は、寄棟の屋根ですが1部分が腰折れ形状の屋根となっておりました。

　腰折れ形状の屋根は、屋根が途中で折れ曲がるような形状をしています。一般的にはマンサード屋根やギャンブレル屋根とも呼ばれ、建築時に北側斜線を考慮して屋根の傾斜を変える必要がある場合に採用されます。

　使用されている屋根材は、屋根の形状からコロニアルNEOであることが判断出来ました。小口の凹凸の形状が1：2：1となっており段差の部分が直角ではなく斜になっている事も判断のポイントになります。

　コロニアルNEOはノンアスベスト屋根材であり、2000年頃に販売された屋根材の一つです。2001年から2008年頃に建てられた住宅には多く使用されております。

　コロニアルNEOの劣化症状には、無数の不規則なひび割れが発生することや、無数の大きな欠けが現れること、そして屋根材1枚ごとで異なる変色が挙げられます。特にひび割れや欠けが発生しやすいため、塗装メンテナンスは適切ではないとされています。また、劣化の症状が見られなくても、図面の仕様書や屋根材の形状からコロニアルNEOであるかを判断することができます。

　訪問業者により多く指摘を受ける棟板金の確認を行いました。棟板金は下地の木材に釘で固定が行われておりますが、木材の劣化や板金の熱収縮による挙動の影響を受け徐々に抜けてしまう場合がございます。釘が抜けてしまうと板金の固定力が低下し、強風により飛散してしまうリスクが高まります。

　こちらの建物では、著しい釘の浮きは見られず固定力は問題がない状態でした。

屋根カバー工事をご提案！

　使用されている屋根材がコロニアルNEOでしたので、塗装でのメンテナンスは推奨されません。

　したがって、屋根カバー工法でのメンテナンスをご提案させていただきました。屋根カバー工事の費用は、税込み767,800円より承っております。施工面積や使用材料により金額が異なりますので詳しくはお問い合わせください。