更新日：2024年03月17日

袖ケ浦市長浦駅前にて実施した屋根点検についてご報告いたします😊　訪問業者の指摘により、棟板金が浮いていないか心配になったとのことで点検のご依頼をいただきました。

屋根の状態を確認

築30年以上経過しているとのことで、化粧スレート屋根の耐用年数（25年～30年ほど）を迎えていることになります。アスベスト含有のスレート材ということもあり、色褪せなどの劣化はありますが、屋根材自体のヒビ割れや反りなどの発生はほとんど見受けられませんでした。

屋根は、上から見るとピラミッドのような四角錐（しかくすい）のような形状の「方形屋根」でした。てっぺんに横長の棟板金がなく、一つの頂点から四方へ隅棟（下り棟）がある造りです。

雨漏りのリスクが高い部分

4本の隅棟（下り棟）が集まる頂点接合部分は、紫外線や雨風が直接当たるため、他の部分に比べて劣化が進みやすいです。シーリングの劣化は雨漏りに繋がる恐れが高くなります。

また、お客様宅はドーマーと天窓（トップライト）も設置されているため、特に雨漏りリスクが高い屋根といえます。建築時に雨仕舞（あまじまい）をしっかりされていると思いますが、経年劣化は免れませんので定期的な点検で適切な補修が必要です。

メンテナンスには屋根足場が必要

点検の結果、スレート屋根材の耐用年数を迎えているため屋根カバー工法または屋根の葺き替えのご提案となりました。防水紙の耐用年数／寿命（約20年）は既に経過していますので、リフォームにより防水紙が新しくなります。

屋根は勾配がきつく、メンテナンスを行う際は通常の足場に加え屋根足場（やねあしば）も必要な工事となります。一般的住宅の場合、6寸勾配以上の屋根工事には屋根足場（やねあしば）が必要と判断します。

但し、常に強風が当たるような立地の場合や現場の環境等により、5.5寸以下でも屋根足場を用いることがあります。私たち街の屋根やさんでは、現地調査でしっかりと状態を確認し最適なメンテナンスをご提案いたします。お気軽に無料点検をご依頼ください(*^▽^*)