更新日：2024年01月13日

　葛飾区東水元にお住まいのお客様より「屋根材の一部と思われる物が落下していたので屋根が破損しているのでは無いかと心配になった。点検、お見積りをお願いしたい」とご相談をいただき調査にお伺い致しました。

　私達「街の屋根やさん」では、建物の現地調査からお見積りの作成までは無料にて承っておりますのでお気軽にご相談をいただけますと幸いにございます。

現地調査

　調査にお伺い致しました。こちらがお客様が発見した屋根材と思われる物の一部になります。

　こちらの建物では屋根にはスレートが使用されておりましたので、素材を見るにスレートの一部が落下したものだと考えられました。

　屋根にはアーバニーというスレート屋根が使用されていました。アーバニーは昭和57年～平成17年にかけてクボタから発売されている屋根材でスレート1枚1枚が独立して見えるデザインが特徴的な屋根材となります。発売期間の間にアスベストの規制を受け数回商品名が変更されております。

　現在は廃盤の屋根材となっておりますので、こちらの屋根材での部分的な差し替えや補修工事は行えません。

　屋根を調査していると、隅棟の際で屋根材が落下している箇所を発見しました。アーバニーはスレートに切り込み（スリット）を入れることで独立したデザインとなっておりますので通常のスレートに比べ割れやすいと言われております。

　また、アーバニーを固定している釘が浮きやすいと言われ釘の浮きによりスレートが持ち上げられ荷重がかかった際に割れてしまう場合があります。アーバニーの屋根調査の際には割れてしまう可能性があることを頭に入れ、注意しながら調査を行う必要があります。

　屋根材の落下以外にも、アーバニーの表面塗装に劣化が見られました。1度塗装でのメンテナンスを行っておりましたが、メンテナンスから10年以上経過しておりチョーキングや色褪せといったメンテナンスが推奨される症状が見られます。

　落下している屋根材の他に、アーバニーにはひび割れが無数に発生しており、これ以上劣化が進行してしまうとヒビ割れが進行し屋根材の割れや落下へと繋がってしまいます。

屋根材が落下してしまうと二次被害や雨漏りの原因となりますので早めのメンテナンスが推奨されます。

　調査報告を行い屋根カバー工事のご提案を行いました。屋根カバー工事の費用は、税込み13,750/㎡より承っております。使用材料や屋根形状により異なりますので詳しくはお問い合わせください。