更新日：2023年09月11日

　台東区谷中にて行った屋根調査の様子をご紹介しております。お問い合わせのきっかけは「築30年が経過しこれまでメンテナンスを行ってこなかったので、屋根カバー工法でのメンテナンスを考えている。調査、お見積りをお願いしたい」とご相談をいただきました。

現地調査

　現地調査の様子になります。メンテナンスを検討している建物は木ぞう3階建ての住宅となります。屋根にはアスベストが含まれているスレート屋根が使用されておりました。大屋根は切妻形状の屋根となっておりますが、3階から2階にかけて斜壁となっており一部急勾配の屋根になっておりました。玄関上にも小さな屋根が設置されております。

　大屋根は3階のベランダから上がれたので実際に屋根に上がり調査を行いました。屋根は全体的に塗装の剥がれが目立ち所々で白くなっっている箇所が目立ちます。こちらの白くなっている箇所はスレート屋根の塗装が剥がれてしまい素地のモルタルが露出している状態になります。モルタルは水分を吸収しやすい素材なので表面の防水処理が劣化してしまうと水分を吸収してしまい建材の劣化を招いてしまいます。対策としては、塗装を行い屋根材表面の撥水性、防水性を高める必要があります。

　棟板金の確認を行うと板金や釘が錆びてしまったり釘の浮きが生じておりました。釘の浮きは経年劣化により発生してしまう為、定期的な点検を行い釘が抜けてしまい固定力が低下している際には修繕が必要となります。棟板金の固定力の低下は、強風時に板金の飛散を招き最悪の場合、通行人や車、建物等への2次被害を発生させる恐れがあります。大きな事故を招かないためにも劣化の症状が見られる場合には早めの処置が効果的です。

　調査報告を行い、お客様のご希望や築年数を踏まえ屋根カバー工事のご提案を行いました。屋根カバー工事の費用は、税別698,000円より承っております。使用材料や屋根形状により異なりますので詳しくはお問い合わせください。

　私達「街の屋根屋さん」では、屋根の調査、お見積りまでは無料にて行わせていただいております。屋根に不安を覚えた際にはお気軽にご相談をいただけますと幸いにございます。