屋根の漆喰、傷んでいませんか?瓦屋根に必須のメンテナンス
更新日:2023年07月18日
瓦屋根もメンテナンスが必要です。
日本で昔から親しまれている瓦屋根は、その耐用年数の長さから、しばしば「メンテナンスが要らない屋根」と言われることがあります。確かに、釉薬瓦やいぶし瓦などは60年以上の耐用年数があると言われ、塗装も必要ありませんので、ほとんどノーメンテナンスと言って良いでしょう。しかし、屋根は瓦だけでなく、瓦を固定するために漆喰や銅線などの建材も使用されています。これらの建材は瓦程耐久性が高くなく、経年劣化しやすくなるため、定期的にメンテナンスが必要になります。
「メンテナンスが要らない」のは一部の瓦だけで、屋根のメンテナンスが必要ないわけではないということを覚えておきましょう。

漆喰の劣化症状
瓦屋根で最もメンテナンスの頻度が多くなるのが漆喰のメンテナンスでしょう。漆喰は主に屋根の棟部分で使用され、瓦を固定するために用いられます。漆喰の経年劣化を放置してしまうと、雨漏りや棟の倒壊、瓦の落下といった被害が起こる可能性がありますので、下記の症状が確認できた場合には、業者へメンテナンスを依頼しましょう。
漆喰の剥がれ
経年とともに、漆喰にひび割れや剥離が起こるようになります。漆喰が剥がれてしまうと、内部にある葺き土に雨が浸み込むようになり、棟が崩れやすくなってしまいます。放置してしまうと、葺き土だけではなく、さらに内側の野地板や屋根の構造へも浸水し、腐食などの原因になります。
漆喰の落下
漆喰の剥離が進むと、次第に大きな塊で剥落するようになってしまいます。瓦を固定するものが無くなっている状態ですので、強風や地震などで棟瓦や鬼瓦の倒壊を招く恐れがあります。

漆喰のメンテナンス
漆喰のメンテナンス方法は、以下の手順で行われます。
1. 漆喰の除去
古くなった漆喰を取り除きます。漆喰が剥がれたり崩れたりしている場合は、しっかりと取り除いて清掃を行います。
2. 新規漆喰詰め
新しい漆喰を詰めていきます。細かい所まで隙間なく塗ることが重要です。表面も綺麗にならすため、職人技が必要です。

全ての箇所に新しい漆喰を塗り終えたら、工事は完了です。塗り上がりの漆喰は雅な雰囲気があります。補修をしっかり行った漆喰は20年持つことができますが、定期的なメンテナンスが必要です。小さなひび割れでも早めに対処することが大切です。
最後に
漆喰のメンテナンスは瓦屋根である以上、ついて回ります。瓦の耐久性に油断していると、雨漏りや瓦のズレなどの原因となりますので、定期的な点検とメンテナンスを怠らず、安心して暮らせる屋根を維持しましょう。
記事内に記載されている金額は2023年07月18日時点での費用となります。
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