更新日:2023年06月20日
「パラペット」の意味をご存知でしょうか?多くの方は、「パラペット」の意味や場所をイメージする事は難しいと思われます。
しかし、パラペットは多くの屋上やバルコニーに設置され、重要な役割を担っています。
今回は、パラペットの意味から役割・設置場所と合わせて、パラペットの主な劣化症状とメンテナンス方法をご紹介致します。
パラペットってなに?
パラペットの意味は?
パラペットは、英語では「parapet」、日本語では「欄干」という意味を持ちます。建物の屋上・陸屋根などに垂直に設置された壁や柵を指します。その形状やデザインは建物のタイプや目的によって異なりますが、一般的には安全と保護を目的として設置されます。
パラペットの役割は?
パラペットには下記の様に様々な役割があります。
安全性の向上:
パラペットは、高所からの転落や落下を防止するために重要な役割を果たします。特に屋上やバルコニーなどの高い場所では、人や物の落下事故を予防するために必要不可欠な要素です。
屋内の安全性・快適性向上:
パラペットは外部からの侵入や風雨、異物の侵入を防ぐ重要な役割を果たしています。建物の周囲を囲むことで、屋内の安全性や快適性が向上する効果があります。
陸屋根の排水性の向上:
陸屋根を持つ建物では、雨が降った際に四方から雨水が流れ出すのを防ぐために、パラペットを設置することが重要です。このパラペットは、適切な排水を行う役割を果たしています。
景観の向上:
建物の外観やデザインにおいて、パラペットは重要な要素です。適切なデザインや素材の選択により、建物の美しさや独自性を強調することができます。
上記の様に、機能的な側面や安全性、デザインに関する役割など、さまざまな役割を担っている事が分かります。
パラペットはどこに設置される?
パラペットの主な設置場所は以下の通りです。
屋上・陸屋根:
屋上では通常、パラペットが設置されます。屋上は高所にあり、転落や物が落ちる危険性が高いため、パラペットが必要とされます。
さらに、雨が降った場合に四方から水が流れ落ちるのを防ぎ、排水性を向上させるなどの役割もあります。
バルコニー:
バルコニーにもパラペットは設置されます。
バルコニーは、特に室内との連携を持つ場所であり、安全性が重要視されます。
建物の種類や目的によって、パラペットの設置場所は異なることがあります。例えば、住宅では通常、屋根の周囲やバルコニーにパラペットが設けられます。商業施設や公共建築物では、屋上や展望台、階段や通路の周囲にもパラペットが設置されることがあります。
パラペットの設置場所は、建物の用途、デザイン、安全性などを包括的に考慮して決定されます。
パラペットの劣化症状とメンテナンス
パラペットの定期的な点検・メンテナンスをオススメ致します。
パラペットは、お住まいの外部に取り付けられている関係上、常に雨風などの外的要因にさらされております。
その為、長期間安心してパラペットをご使用いただく為にも定期的な点検・メンテナンスをオススメ致します。
パラペット定期点検・メンテナンスの重要性のポイントを下記にてご紹介致します。
劣化を早期発見可能:
定期的な点検によって、初期の劣化や損傷を早急に見つけ出せます。これにより、劣化が進行する前に適切な修繕や補修を行うことが可能です。
安全性を保持:
パラペットの劣化や損傷が進むと、安全性が悪化します。定期的なチェックと保守によって、安全性を保ち、転落や落下の危険性を抑えます。
パラペットの寿命を延長:
パラペットの寿命を延ばすには、定期的なメンテナンスが不可欠です。適切なケアと保守を行うことで、パラペットの耐久性を向上させ、長期間にわたって安全に使用することができるようになります。
もし、長い間にわたってメンテナンスや点検が行われていない場合、まずは専門の業者に点検を頼むことをおすすめします。
パラペットの主な劣化症状
以下は、パラペットの主な劣化症状です。
塗膜の劣化・剥離:
パラペットの塗装は、風雨や紫外線の作用を受けやすく、経年劣化によって剥がれたりひび割れたりする可能性があります。
割れやヒビ:
パラペットには、ヒビ割れや崩壊のリスクがあります。劣化はもちろんですが、地震などの外部要因によって引き起こされる場合がある為、大きな地震などの後は注意が必要です。
腐食や錆:
パラペットの金属部分はサビのリスクが存在します。このサビにより、パラペットの強度が低下したり、外観が損なわれたりする可能性があります。
内部への浸水:
パラペットの防水性が劣化すると、降雨が侵入し、建物内部に水の浸入や損傷を引き起こす可能性があります。
パラペットには、上記の劣化症状に注意が必要です。
もし劣化症状を確認したら専門業者への点検を依頼されることをオススメ致します。
パラペットの主なメンテナンス方法
また、以下にパラペットの主なメンテナンスをご紹介致します。
清掃:
パラペットの表面に付着した汚れや藻は、高圧洗浄機や洗剤を使って効果的に取り除くことができます。ただし、パラペットの材料に適した洗剤やクリーナーを使用するようにしましょう。
塗装メンテナンス:
パラペットの塗装は、外的要因によって比較的劣化が促進されやすいです。もし塗装の劣化や剥離が見つかった場合、塗装メンテナンスが必要です。これにより、外部からの損害や劣化を防ぐことができます。
防水処理:
パラペットの防水は非常に重要です。屋上やバルコニーに設置されたパラペットは、雨水や湿気によって大きなダメージを受けやすいため、防水処理を施すことが必要です。シーリングや防水コーティングなどの利用によって、パラペットの防水性能を向上させましょう。
パラペットってなに?まとめ
パラペットは、屋上・陸屋根、バルコニーなどに設置され、安全や機能だけでなく、景観の向上など、さまざまな役割を果たしています。
パラペットの機能を維持するためには、定期的な点検やメンテナンスが非常に重要です。
私達、街の屋根やさんはパラペットの補修や塗装メンテナンスに関する豊富な施工経験と知識を持っております。
もし、パラペットの点検やメンテナンスをお考えの方がいらっしゃれば、ぜひご相談ください!専門スタッフにより無料にて点検からお見積りまで実施させて頂きますのでご安心ください!
記事内に記載されている金額は2023年06月20日時点での費用となります。
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