更新日:2023年06月20日
雨樋とは
雨樋の基本的な役割とは?
雨樋は建物の屋根から落ちた雨水を集め、建物周囲へ排水する役割を担っています。屋根の勾配や形状に合わせて設置され、雨水の流れを制御し、建物の外壁や地盤への浸水を防止します。また、雨樋は建物の外観にも影響を与える重要な要素であり、デザインや材料の選択によって建物の印象を左右することもあります。
雨樋の種類と材料について
雨樋にはさまざまな種類があります。一般的な雨樋の種類としては、金属製(ガルバリウム鋼板やアルミニウム)、樹脂製(塩化ビニルやポリプロピレン)、銅製などがあります。それぞれの材料には特長や耐久性が異なるため、建物の用途や予算、デザインなどを考慮して適切な材料を選ぶ必要があります。また、雨樋の形状も丸型や角型など様々であり、建物の外観や排水能力に合わせて選ぶことが重要です。
また、雨樋は設置される部位によって名称が異なります。
・軒樋(のきどい)
屋根の軒に沿って設置される雨樋です。屋根面に降った雨水を受け止めます。雨樋と言われて一番最初にイメージする部分ではないでしょうか。
・集水器(しゅうすいき)
軒樋から流れてきた雨水を竪樋へ導きます。雨樋からの溢水のよくある原因の一つに、集水器のズレがあります。点検の際は、ズレがないか注意してみましょう。
・竪樋(竪樋)
外壁に沿って縦に設置される雨樋です。雨水を地上や下水へ排水する役目があります。
雨樋の交換や修理の必要性
雨樋の劣化や損傷の原因とは?
雨樋は外部環境の影響を受けやすく、経年や気候条件によって劣化や損傷が生じることがあります。主な原因としては、紫外線や風雨による劣化、落下物や衝撃による損傷などが挙げられます。これらの問題が放置されると、雨水の漏水や建物への浸水などのリスクが生じるため、早めの交換や修理が必要となります。
雨樋の補修のタイミング
雨樋の補修のタイミングは、劣化や損傷の具合によって異なります。一般的には、ひび割れや変形が目立つ場合や、漏水や浸水などのトラブルが発生した場合に補修を検討する必要があります。また、定期的なメンテナンスや点検を行い、劣化の兆候を早期に発見することも重要です。建物の外壁や地盤に損害が生じる前に、適切なタイミングで雨樋の補修を行いましょう。
雨樋の補修方法
劣化した雨樋は、交換対応が必要になります。劣化や損傷の具合により、部分的な交換が可能な場合もあれば、全体の交換が必要になるケースもあります。また、劣化や損傷が軽微であっても、現在の雨樋が廃番になってしまっていて、代替品が存在しない場合も全体の交換が必要になります。
軽微なひび割れ等の場合には、コーキングやパテを使用して補修することも可能ですが、あくまで一時しのぎの対応になるため、街の外壁塗装やさんでは、基本的には交換工事をおすすめしています。
雨樋のメンテナンスと予防策
雨樋の定期的な清掃の重要性
雨樋の定期的な清掃は、劣化や詰まりの予防に非常に重要です。定期的な清掃によって、雨樋内部の異物やゴミ、葉などの詰まりを取り除くことができます。詰まりが生じると、雨水の流れが阻害されたり、雨樋の劣化や損傷の原因となったりする可能性があります。定期的な清掃によって雨樋のパフォーマンスを維持し、長く安心して使用できるようにしましょう。
落ち葉除けネットを活用しよう
住まいの近隣に公園や緑が多い方には、落ち葉除けネットの導入をおすすめします。その名の通り、雨樋にネットをかけ、落ち葉などの異物が混入するのを防ぎます。街の屋根やさんでも落ち葉除けネットを取り扱っていますので、興味のある方はお気軽にご相談ください。
まとめ
雨樋は住まいを雨から守る重要な部位です。劣化を放置すれば外壁の傷みや地盤の緩み、美観の低下につながりますので、詰まりやひび割れ、歪み等の症状を発見したら、交換工事をご検討ください。また、劣化を早期に発見するために、定期的な点検・清掃を行いましょう。落ち葉や異物の混入を防ぐには落ち葉除けネットの導入も効果的です。
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