更新日：2023年04月18日

　逗子市新宿にお住まいのお客様から、雨漏り修理のご相談をいただきました。築17年程になるスレート屋根のお住まいで、これまでこれといったメンテナンスはされていなかったとのことです。雨漏りの原因を突き止めるべく、現地へお伺いさせていただきました。

腐食してしまった野地板

　雨漏りの状態を確認するため、屋根裏（小屋裏）へ上がらせていただきました。こちらのお住まいには、屋根裏へ上がる点検口が設けられていたため、スムーズに上がることができました。
　雨漏りしているお部屋の上部まで移動してみると、野地板が雨水を吸いこんで黒ずんでいました。どうやら、お部屋への影響が出始めたのが最近であっただけで、雨漏り自体は随分前から進行していたようです。また、垂木と野地板の重なり部分が白っぽくなっていることがお分かりでしょうか。こちらは、木材の腐食している様子です。
　屋根材を支える野地板は、屋根にとって最も重要な部分といっても過言ではないでしょう。このまま腐食が進行すると、屋根の陥没や文字通りに屋根に穴が空くよう自体になってしまう可能性がありますので、早急に交換が必要な状態です。

雨漏りの原因は棟板金の不具合

　雨漏りの状態が確認できましたので、原因を探るために屋根に上がります。屋根に葺かれたスレートは経年なりに劣化症状が見られ、塗膜の劣化からくる苔や藻の繁殖が始まっていましたが、雨漏りにつながるような問題は見受けられませんでした。
　さらに調査を進めたところ、問題は棟板金にありました。固定用の釘が緩んで板金が浮いてしまっています。浮いたところを風に煽られたせいでしょう、板金の変形も確認できました。屋根材との間に大きな隙間が空いてしまっているため、ここから恒常的に雨水が吹き込んでしたものと考えられます。
　屋根材にはそこまでのトラブルは起こっていなかったものの、防水紙や野地板といった下地の傷みが激しく、交換が必要な状態であったため、今回は屋根葺き替え工事をご提案しました。街の屋根やさんでは、税込み1,097,800円から屋根葺き替え工事を承っております。屋根リフォームをご検討中の方は、お気軽にお問合せください。

　私たち「街の屋根やさん」では、お客様宅にお伺いする際、「マスク着用」「手指アルコール消毒」などの新型コロナウイルス対策を徹底しております。どうぞご安心ください。