更新日：2023年04月14日

　板橋区中丸町にお住まいのお客様より「近所で工事を行っているという業者の方より棟板金が浮いているので危ないと指摘を受け屋根の状態が心配になった。調査、お見積りをお願いしたい」とご相談をいただき調査にお伺い致しました。

現地調査

　現地調査前に事前に建物の状況を伺うと、建物が3階建てで3階のベランダには屋根が取り付けてあるので屋根に上るのは難しいかもしれないとお伺いしておりましたので、当日はドローンの飛行申請を行いドローンを持参して調査に伺いました。実際に現地を確認すると3連梯子では屋根には届かず、ベランダからは屋根があるので登れませんでしたのでドローンでの調査を行います。

　ドローンでの調査を行いました。屋根全体を確認しましたが訪問業者が指摘したような棟板金の浮きや捲れの症状は確認できませんでした。大棟、隅棟共にスレートとの間に大きな隙間の無く問題の無い状態です。しかし、築16年が経過しているとの事で屋根材の色褪せが見られました。

　使用されている屋根材は、図面を確認したところクボタ（現：ケイミュー）から販売されていたノンアスベストスレートのコロニアルNEOが使用されておりました。コロニアルNEOはアスベスト規制が導入された初期に製造されたノンアスベストスレートの一種でノンアスベスト製品の製造技術が未熟な時期に製造された物でしたので耐久性に問題がありひび割れが発生し易い製品になります。こういった屋根は塗装でのメンテナンスを行なってもスレートの破損に伴い塗膜の割れに繋がりますので塗装でのメンテナンスはお勧め出来ません。

　調査報告を行い屋根カバー工事のご提案を行いご検討頂くこととなりました。屋根カバー工事の費用は、税別698,000円より承っております。使用材料や屋根形状により異なりますので詳しくはお問い合わせください。

　私たち「街の屋根やさん」では、引き続き新型コロナウイルスの感染対策を徹底して実施しております。建物のことでお困りの際にはお気軽にご相談ください。